mirabooks
公爵未亡人のジュヌヴィエーヴは、社交界にデビューしたばかりの少女のように胸をときめかせて舞踏会を楽しんでいた。18歳のとき、老公爵に売られるように結婚して以来、おぞましい生活を強いられてきたが、その夫が亡くなりようやく自由になれたのだ。紳士から慣れない賞讃を浴び、彼女が舞い上がっていると、ふいに冷ややかな声に制された。数多くの浮き名を流し、社交界の堕天使と呼ばれるベネディクト卿。彼はその紳士がジュヌヴィエーヴの目を盗んで薬を盛ろうとしていたことを暴露すると、辛辣に彼女の不注意を非難した。
-
- 頁数
- 320頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2015年03月15日
-
- 著者
- キャロル・モーティマー
-
- 訳者
- 清水由貴子
-
- 定価
- 887円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送
予定日 - 2015年03月05日(予定)
- 発送
-
- ISBN
- 978-4-596-91626-6
-
- 書籍番号
- MRB-626
-
モニター
ジュヌヴィエーヴのウイットに富んだ会話に魅了されました。彼女の会話に知らず知らず引き込まれるベネディクト。純真かつ素直な彼女の大胆な発言が、次に何を生み出すか楽しみにしながら読みました。こんな恋愛がもう一度したいです。
-
モニター
この作品はシリーズ2作目とのことですが、1作目を読んでなくても、大丈夫でした。心に傷を負ったヒロインが、過去を克服し、堕天使と呼ばれるヒーローと惹かれあっていく様子がとてもよかったです。ロマンスだけでなく、サスペンスの要素もあってとても引き込まれるストーリーでした。私としては不幸なヒロインという設定が好みなので、もっともっと不幸な感じがあっても良かったかな? と不届きなことを思ってしまいました。
-
モニター
つらかった過去のトラウマを持ちながらも、生意気で純真で無邪気で大胆なヒロインにとても共感できました。とにかくヒーローがどこまでも優しく、甘~いシーンがたくさんあって心癒される上、丁寧に描かれた当時のロンドンの貴族社会の雰囲気をタイムスリップした気分で味わえる作品です。関連作品もぜひ読みたくなりました。ハーレクインのヒストリカルを読むのははじめてでしたが、期待以上に楽しめて「さすが!」と思わせてくれました。
-
ベストロマンス大賞2015年上半期 ノミネート
とにかく甘いヒーローにメロメロになりました。ヒストリカル独特の雰囲気も味わえて良かった。(じゅん・会社員)
-
ベストロマンス大賞2015年上半期 ノミネート
キャロル・モーティマーのヒストリカルは私と相性がいいのかどれもはずれがありません。切なくてもどかしくてキュンキュンしちゃいます。
-
ベストロマンス大賞2015年上半期 ノミネート
家のためとはいえ歳の離れた男性と結婚させられたヒロインが、やっと羽ばたこうというとき、立ちはだかったのは・・放蕩者のヒーロー。浮名を流すといえばいい感じ?放蕩者だとどうしようもない?なんとも不思議な取り合わせ。それでいて、魅力的。
-
ベストロマンス大賞2015年上半期 ノミネート
キャロル・モーティマーの放蕩の限りを尽くしたヒーローが、純真なヒロインにはまってしまう姿は、ヒストリカルに合い、楽しいです。
-
ベストロマンス大賞2015年上半期 ノミネート
ヒロインがかわいらしくてそれにキュンキュンしてあっというまに読み進めました。
-
ベストロマンス大賞2015年上半期 ノミネート
若い頃に政略結婚で苦労した、ヒロインが幸せになっていくのがすごく嬉しかった。異母兄妹だと思って、身を引いたのに、実は……。また、本当の身分が分かった時に押し始めるところが、かわいく、切なくて、もどかしくて、でもハッピーで。読んでいてハラハラしたけど、幸せな作品でした。(しおかのん・パート)
ハーレクイン・シリーズロマンスで人気を博し、もっとも愛される作家の一人。1978年にデビュー以来、実に150作以上の作品を生みだした。物語を作るときに一番楽しいのは、主人公たちの性格を考えること。書いているうちに主導権が移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめると言う。コンテンポラリー、ヒストリカルともに精力的に執筆を続ける。