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ネブラスカの空港で神父が殺害された。刃物で腹部を一突きされ、彼がバチカンに運ぶはずだった機密書類が消えた。警察からの要請を受け、急遽現場へ飛ぶことになった捜査官マギー。ネブラスカといえば、数年前に少年連続殺人事件が起き、捜査に加わった場所だ。少年の胸に十字架の形の傷を残す、残忍な犯行だった。当時、捜査当局がたどり着いた結論に納得できなかったマギーは、真犯人はまんまと逃げおおせたと信じていた。同じ場所で、またも教会絡みの事件――今も胸にわだかまりを感じながら、マギーは因縁の地に降り立った。【新装版】
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- 頁数
- 584頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2010年11月15日
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- 著者
- アレックス・カーヴァ
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- 訳者
- 新井ひろみ
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- 定価
- 933円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-91439-2
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- 書籍番号
- MRB-439 (初版2006年9月15日刊)
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モニター
次々と殺されていく被害者に因縁の対決、スピードのある展開と、一気に最後まで読んでしまいました。今回モニターで手に取るのが初めてでしたが、1作目から読んでみたいシリーズです。
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モニター
このシリーズは初めて読みましたが、初っ端から作者の繊細で骨太な筆致と息もつかせぬストーリーにグイグイと引き込まれ二日で読み終わりました。文字を追っていても頭の中は常に映画のように鮮やかな映像と場面が切れ間なく流れているという不思議な感覚でした。人物の心理描写が格別見事で、どきどきしながら疑似体験していました。ジャンルはスリラーですが、これほど面白いとは・・・。嬉しい驚きです。是非とも第一弾から読んでみたいです。マギー・オデールのファンになりました。
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モニター
FBI捜査官マギー オデール シリーズは、スピード感満載です。「悪魔の眼」を読んでれば、さらにわかりやすいかと。読んでいて、本当にハラハラしました。今後もこのシリーズは読みたいです。
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モニター
今作は最高傑作と言われるだけあってとにかく濃い作品でした。さまざまな場所の多数の人の視点があるので最初は少し読みづらいけれど全てが一つにまとまった瞬間は圧巻。今回で綺麗に全てがまとまるのかと思いきや・・・のラストシーンもとても考えさせられてしまう。ありきたりなエンディングじゃないからこそ面白い作家なんだと思う。一作でも面白いけどやっぱりシリーズ通して読まないともったいないな。
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モニター
一連のマギー・オデール作品を、最新刊『塞がれた声』から読んでしまい、只今、シリーズを遡って読破しているところです。ハマります。どの巻からランダムに読んでも、すぐに事件の渦中に入っていけますが、第5巻の『汚れた指』だけは、第1巻の『悪魔の眼』が気になって、気になって。やはり事件の発端となる『悪魔の眼』を読んでからにしようと思い、その臨場感を抱えたまま『汚れた指』に突入していきました。
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モニター
このシリーズは初めて読んだのですが、心理描写、人間関係、そして犯人を追い詰めていく状況すべてにドキドキしながら最後まで一気に読み終えてしまいました。特に、マギーとニックの関係が今後どうなっていくのか…。初刊からあらためて読み直したい一冊です。
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モニター
神父の殺害、一部だけの遺体の発見、マギーの親友グウェンに届く謎の手紙…次々に起こる事件に誰もが疑わしく感じてしまい、一体誰が犯人なのか、最初から最後まで目が離せない一冊でした。アレックス・カーヴァの作品は初めて読みましたが、実際にはその場にいないのに、私自身がそこで事件を見ているような、そんな感覚にとらわれるほどの文章力です。マギー・オデール シリーズを読んだのはこの作品が初めてでしたが、前作も読むとまた違った楽しさが味わえると思うので、一作目から読もうと思います。
ネブラスカ州の小さな町で育つ。広告とマーケティングを専攻し、約20年間デザイン、広告、PRのプロとして活躍した。2000年に『悪魔の眼』を書き上げ作家デビュー。処女作にしていきなりNYタイムズ・ベストセラーリストに登場し、FBI特別捜査官マギー・オデールを主人公とするシリーズで人気を確立。現在、著作は24カ国で翻訳されている。