mirabooks
ブラック・フライデー――1年で最も賑わう感謝祭翌日の金曜日、15万もの人々で込み合うアメリカ最大のショッピングモールで、原因不明の爆発が起きた。粉塵が舞い、悲鳴をあげる人の波が出口へ押し寄せ、地面を揺るがすような大混乱が生じる。誰もがテロの可能性を思い浮かべるなか、休暇中の捜査官マギーも緊急の呼び出しを受けて飛行機に乗り込んだ。まさに悪夢と化した現場で、彼女は防犯カメラの粗い映像をすぐさま調べはじめる。そのときマギーは知る由もなかった。自分の異母弟がこの事件に深くかかわっていることを。
-
- 頁数
- 400頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2010年11月15日
-
- 著者
- アレックス・カーヴァ
-
- 訳者
- 新井ひろみ
-
- 定価
- 901円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-91435-4
-
- 書籍番号
- MRB-435
-
モニター
初めての作家さんでロマンスレーベルのサスペンス…期待せずに読み始めましたが、あっという間に引きこまれました。短いショットをつなげてゆく構成はまるでドラマの24のよう!最後まで緊迫感が持続し、ヒロインも魅力がある本格サスペンスです。7作目との事ですが今まで読まなかったのが悔しいくらいです。早速前作を入手したいと思います。
-
モニター
実はマギーオデールのシリーズを初めて読みました。(その存在はずっと知っていたのですが、手に取って読む機会がなくて)。初めてにしてシリーズ7作目を読み、前作を知らずに読んで解るかなと、心配だったのですが、まったく問題なし。スルーと物語の中に没入していきます。スピーディーな場面の切り替わりかたで、事件をリアルに体験している気分。ページをめくると「そうくるか!」という展開で、登場人物の相関関係がオモシロイ。
-
モニター
FBI特別捜査官マギー・オデール シリーズは、今回、初めて読みました。7作目という事で、意味がわかるかな?と心配でしたが・・・全然大丈夫でした。まさにスリラーです!! ドキドキしながら、どんどん読めてしまいました。ロマンス部分が少なく、サスペンス要素が満載です。マギーのカッコよさや、レベッカの恐怖がとても伝わり、恐怖でした。このシリーズは全部読みたいです。
-
モニター
怖い。舞台がショッピングセンターで私たちも普通に生活で使用している場所。誰を信用すれば良いのか? 敵か? 味方か? 生きていられるのか? ページを読み進むのがはやくなりました。久々に本格的な恐怖をあじわった。頭の中にその画面が浮かんでくるような描写が実にうまいと思える1冊です。
-
モニター
私はマギー・オデールシリーズ第1弾「悪魔の眼」を読まず、いきなり「塞がれた声」を読みました。やはりシリーズものだけあって、登場人物もたくさんいます。私のように途中から読む人には、人物をつかむのに時間がかかりますが、前半を過ぎれば物語に引き込まれ、全く気にならなくなります。後半にいくにつれてページをめくる手が止まらなくなり、途中息がつまりすぎて息継ぎしたくなるほど。シリーズ全部を読みたくなりました。最近の中ではかなりのヒットでした!!
-
モニター
待ちに待ったマギー・オデールシリーズの最新作! じっくり味わって読もうと思っていたのに、相変わらずスピード感のある文章と秀逸なプロットにひかれて、あっという間に読んでしまいました。主人公のマギーは大変な状況でもタフで格好良い! だけど、悩みも苦しみもキッチリ描かれていて浮き世離れした話になっていないところが良いです。事件に関するまさかの意外な事実があり、ミステリーとしても楽しめるし、マギーのすんなりとはいかない恋愛事情にも、やきもきさせられつつ楽しめます。やっと最新刊がでたのに、早くも次回作が待ちきれなくなってしまうような1冊でした。
-
モニター
ハリウッド映画を見るような派手なシーンから始まり、息をつかせぬような展開で一気に読んでしまいました。ハラハラしながら活躍するヒロインを見たい人にお勧めです。
-
モニター
いつ現実に起こっていてもおかしくないテロ事件。読んでいるだけで凄惨なシーンには寒気がしてしまう。それでも痛ましいほどの臨場感の中でいつも通りのマギーがいるだけで少しホッとする。今回は恋愛面でも家族面でもいろいろな変化があり、新たな一歩になったかな。事件の結末は少し苦みが残るがその苦みこそがアレックス・カーヴァの持ち味で、毎回やられたなぁと思ってしまう。事件の度に謎が残り次にどう繋がるかが気になってたまらない。
-
モニター
連続殺人犯をプロファイリングするイメージが強いマギーが、今回は1人で捜査というよりは周りの仲間と協力し合う姿に成長と新鮮さを感じました。また、爆破事件の真相までハラハラなのはもちろん、異母弟パトリックとの歩みよりなど人間関係も見逃せません。新たな事件も魅力ですが、マギーの成長も毎回楽しく読んでます。
-
モニター
このシリーズを今回初めて、読んだので捜査官マギーの人柄や人間関係を把握するのに時間がかかりましたが、ショッピングモールで起こった爆発事件と巻き込まれた男女を発端に、事件の背景、真犯人とマギー捜査官たちの対決の様子が解りやすく描かれていて、どんどん物語の中に引き込まれていきました。映画のように頭の中で映像になって物語を楽しむことができました。
-
モニター
FBI捜査官マギー・オデールシリーズの第7作目ですが、基本読みきりになっているので、この巻から読んでも大丈夫だと思います。又、1作目から読んでいる人は、ニックの人生の移り変わりに感慨を覚えるかもしれません。作品的には、アメリカの社会を良く表していて、現実にこんな事がありそうな気がします。ただ、MIRA文庫だからと、ロマンスを期待するとがっかりするかもしれません。
ネブラスカ州の小さな町で育つ。広告とマーケティングを専攻し、約20年間デザイン、広告、PRのプロとして活躍した。2000年に『悪魔の眼』を書き上げ作家デビュー。処女作にしていきなりNYタイムズ・ベストセラーリストに登場し、FBI特別捜査官マギー・オデールを主人公とするシリーズで人気を確立。現在、著作は24カ国で翻訳されている。