ハーレクイン・シリーズ
デイジー・ベルの恋
デイジーは野に咲く花。薔薇や百合にはなれない。
デイジーは、叔父が経営する小さな遊園地の整備士だ。年代ものの回転木馬やゴンドラ、蒸気機関車など、幼いころから慣れ親しんだ古い遊具と毎日格闘している。心から愛する仕事のため、小さな体はいつも煤だらけだ。ある日、遊園地の経営を助けるため、敏腕コンサルタントがやってきた。フィリックス・ギズボーンと名乗る彼は、若く、すらりとした長身で、スーツを完璧に着こなすその姿に、デイジーの胸は熱くなる。でも、彼みたいな人がわたしに目を向けてくれるはずがないわ。デイジーは必死でそう自分に言い聞かせるが、思いがけず、フィリックスからディナーに誘われて……。
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- 頁数
- 192頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年04月05日
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- 著者
- ケイト・ハーディ
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- 訳者
- 中野恵
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年03月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51443-1
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- 書籍番号
- D-1443
読者レビュー
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どんなに人々に夢を届けたいと思っても、現実問題として経済的側面、お金を無視することはできず、何とかより良い方法をと悩むヒロインの頑張りがすてきでした。最後でヒーローがたくさんのデイジーを持って、彼女に許しを請うシーンはなかなか良かったです。彼女のために花を集める彼を想像すると、ついクスって笑ってしまいます。
イギリスの作家。六歳の誕生日に両親からもらったタイプライターで初めての小説を書き上げた。大人になってからは健康関連の広報として働きながらロマンスの小編を執筆していたが、夫にアドバイスされ、経験を生かしたメディカルロマンスを書き始めた。現在はイングランド東部に夫と子供二人、愛犬二匹とともに、たくさんの本に囲まれて暮らしている。