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1727年英国。伯父の邸宅に滞在中のリオナはある晩眠っていたところ、突然大きな手に口をふさがれ、部屋から連れ出されてしまう。侵入者の正体はスコットランドのマッカラム一族氏族長ヒュー・マッカラム。遠い昔に交わされた親同士の契約によって、彼と伯父の娘は結婚することになっているのだという。リオナは、自分はあなたの許嫁ではない、ただのいとこで人違いだと何度も訴えるが、彼は聞く耳を持たない。果たしてリオナはハイランドの地へさらわれた──たくましい腕に抱かれ、気品漂うその横顔をなす術もなく見つめながら。
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- 頁数
- 416頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2016年06月15日
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- 著者
- ゲイル・カレン
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- 訳者
- 立石ゆかり
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- 定価
- 957円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2016年06月07日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91674-7
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- 書籍番号
- MRB-674
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- ミニ
シリーズ - ハイランダーブライド
- ミニ
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あっち
人違いに気づいたときにヒューはどう反応するのか、そこを楽しみに読んでました。舞台はハイランドだし、ロンドン社交界とは違うので、ヒーローがワイルドなのが特徴的でよかった。荒っぽい男性の優しい面が徐々にわかってくるのはいいですね。ヒロインのリオナは常識的でおとなしく、自然に感情移入できました。最後まで一気に読み切りました。
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モニター
1700年代のスコットランドの次期士族長ヒューと伯爵の伯父に従妹の身代わりにされてしまったリオナの心温まるストーリー。誘拐から始まるも、とてもクラン思いのヒュー。そんな彼に惹かれてゆくちょっと気が強いリオナ。色々なアクシデントを乗り越えて真実を迎えるのですが・・・。あーやっぱりヒーローってカッコいい。そんな思いにどっぷり浸かれます。〈ハイランダーブライド〉シリーズ第2作も早く読みたい。
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aoi_stm
ヒロインの誘拐シーンで始まる冒頭のつかみがうまく、数ページで一気に物語世界にはいっていました。脇をかためるキャラクターの描写が少ないのが少し残念でしたが、その代わりに1冊まるごと主人公二人が相手に惹かれていく様子をじっくり丁寧に描いたハーレクインらしいロマンスでした。特に終盤はことさらスピーディーな展開で、読了感が良いラストでした。
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akabee
「誘拐犯」と「人違いの被害者」という最悪の状況で出会ったヒューとリオナ。しかし、花嫁誘拐こそが氏族の繁栄に不可欠だと信じて疑わないヒューは、解放こそしないもののリオナを尊重し、大切にする。逃げ出すことばかり考えていたリオナも、過酷な運命に晒されながらも氏族のために懸命に立ち向かうヒューに次第に魅了される。二人に起こる様々な困難と心情の変化がみずみずしく描かれており、ヒロイン気分でときめく作品。
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aoi_stm
冒頭のヒロインがさらわれるシーンが印象的で、一気に物語世界に引き込まれました。また、クライマックスも巧みで、急展開で次々と状況が動いて、怒涛のハッピーエンドになるので、読了感がとても良い作品でした。
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モニター
いきなり真夜中の誘拐からの幕開けに、一気に引き込まれました。ヒーローの思い違いを変えることができないまま、次第にヒーローの人柄に惹かれていくヒロイン。最後までハラハラドキドキの作品です。
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ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
拐われるならこんな人が理想的と思える、荒々しいなかにも優しさと道義心を持っているヒーローがいい。ハイランダーものは、共通してドキドキワクワクする男性がヒーローなので好きです。決して幸せではなかったヒロインが間違えられて誘拐されたのも、幸せになるための運命だと思えます。ラストの大団円の方法にびっくりです。ヒーローと結婚するはずだったヒロインのいとこのロマンスと、ヒーローの妹とヒロインのいとこの兄とのロマンスも気になります。(長崎県 会社員 ロマンス大好き)
USAトゥデイベストセラー作家。数々の職を経験したのち、かねてより夢であった執筆の道に進んだ。その後、さまざまな賞を受賞し、人気作家に。ニューヨーク州中心部に夫と愛犬と暮らす。Emma Cane名義でコンテンポラリー・ロマンスも執筆している。