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社交界で浮名を流すドレーク・ダーリングには“天敵”とも呼べる相手がいる。 伯爵家の令嬢オフィーリアだ。どうやら放蕩の限りを尽くす成り上がりのドレ ークのことが許せないらしく、やたら辛辣な態度で接してくるのだ。そんな折、 舞踏会の帰り道で、ドレークはテムズ川の近くで倒れている女性を見つけた。 全身ずぶ濡れで意識を失っていたのはオフィーリアその人。しかも目覚めたと き彼女はいっさいの記憶を失っていた。途方に暮れるオフィーリアを前にして いたずら心に火がつき、ドレークは告げた。「実は君は、僕の家の家政婦なんだ」
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- 頁数
- 520頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2016年05月15日
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- 著者
- ロレイン・ヒース
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- 訳者
- 琴葉かいら
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- 定価
- 1,019円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2016年05月03日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91670-9
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- 書籍番号
- MRB-670
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- ミニ
シリーズ - セント・ジェームズのスキャンダラスな紳士たち
- ミニ
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モニター
一晩だけお仕置きで騙すつもりが、どんどん延び、家政婦として奮闘するヒロインにメロメロになるヒーローを堪能させていただきました。ヒロインの記憶喪失になった原因と、人に対して何故傲慢な態度をとるのかの謎もあり、最後まで楽しめた。そしてヒーローを愛する養父母の言動にちょっと涙でした。
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モニター
私は、ロレイン・ヒースさんの本が大好きで、出てるのはすべて持っていますが今回の『氷の紳士に拾われた家政婦』はとても良かったです。オフィーリアが記憶を無くしてドレークに自分の家の家政婦と言って家事をさせたりして本当の事を言うタイミングを逃したり、天敵だったのが元々は好きだったのかも知れませんが、お互いの過去のわだかまりも良い方向に解決して良かったとおもいます。自分の家の家政婦と言って、したことが無い家事をさせたのが一番印象に残りました。
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モニター
もしも記憶をなくしたら、どんな自分がそこにあるのでしょうか。オフィーリアは前向きにしっかりと生きていく女性だとわかります。主役の二人、ドレイクもオフィーリアも辛い過去があるために始めは全く相手を受け入れられません。しかし本当は似た者同士だったのですね。すれ違ったまま? と一瞬思いましたが最後は理解しあい、愛を分かち合えるのがとても良かったです。
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ひろ
待ちに待っていたセントジェームズシリーズの第二弾。どきどきしながら一気に読み終わりました。第一弾でいい味出してた富豪が今回のヒーローということで期待感満載。ストーリーはありきたりの記憶喪失系でしたが、合間合間に捻りがあるところが、さすがのロレイン・ヒース! ツンデレのヒロインに振り回されるヒーローが可愛かったです。
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ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
「ヒロインはご令嬢」
気の強いフィーですが、記憶を失いドレークと出会ってからのほのぼのとした感じが可愛らしいです。またそれを心配して見守るドレークもこれまた可愛らしいです。記憶を失っても気高さがあるフィーは王女様みたいですが、一生懸命使用人としての仕事をしてドレークに喜んでもらおうとするところなどとても健気です。魅力的な登場人物とメリハリのあるストーリーで一気に読めてしまいました。(静岡県・主婦・マリー) -
ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
「細やかな言葉でつむぎだす愛の物語。ヒストリカルの新生」
運命のいたずら? そのまま真実を告げればよかったのに、嘘をついてしまうヒーロー。ヒロインが演じていた冷たいレディの下に隠れていた本来の彼女・優しい女性が現れます。そんなヒロインに惹かれるヒーロー。記憶がもどったときのことを考えると切ないです。ただ、ヒーローの嘘がきっかけで思いやり深いレディになるヒロインが魅力的。愛は身分という壁を越えられる? 素敵なロマンスです。一気に読んでしまいました。(aiai 神奈川県 主婦) -
ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
「心理描写の巨匠」
とんでも話のようで、しっかりロマンスになっている。(山梨県 会社員 みか) -
ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
「魅力的なヒーロー・ヒロインが最高♪」
お互い気になりつつも嫌い合う二人が、記憶喪失で騙し騙されの展開が面白い。ヒロインがキュートだった。(北海道 主婦 mimi) -
ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
記憶喪失になったヒロインが本来の自分の姿を出していく過程の中で、家政婦として働きながら伯爵令嬢の素を出していくなどユーモラスな作品でした。(千葉県 会社員 ジュダン)
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ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
「仮面の下のあなた」
ヒロインの侮辱的態度へのはらいせに、記憶を失ったヒロインにヒーローが軽いいたずら心ではじめたご主人様と家政婦ごっこ。お互いへの色眼鏡が消えたときに芽生えた愛が、本来の立場に戻ったあとにも持ちこたえられるのか、ドキドキでした。記憶を失っている間はお互いの階級差が入れ替わる皮肉がぴりり。(東京都 主婦 romance_holic) -
ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
「愛おしいキャラ職人!」
ミルフィーユの様に、心のヴェールを幾重にも重ね傷を隠して生きて来た二人。相手に惹かれながら対立という形でしか交われなかった二人に運命のいたずらが・・・。ヒーロー&ヒロインが愛おしい。特にヒロインが気が強く言葉もきつかったりするとテンションが下がる事が多いのですが、この作家さんにはそれを感じさせないところまで持って行く巧みさがあります。そして、その巧みさはとっても自然で心にしみこんで来るのです。重いテーマを扱っても、重みもありながらキャラが美しい。
作家になるのが長年の夢で、テキサスの大学を卒業後、マニュアル本やプレスリリースの作成といった職を経て念願の小説家デビューを果たす。USAトゥデイやNYタイムズ紙のベストセラーリストにたびたび登場し、受賞歴も多数。