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涙がかれるまで
一生、誰も愛さないと思っていた。あなたに出会うまで。話題をさらった涙の1 冊が、文庫化でついに復刻。
16歳のジェニファーは生まれたばかりのわが子を抱き寄せた。それは別れの前に許された数十秒のふれあい。相手の青年に裏切られ、両親に見放され、養子に出す以外道は残されていない。そのとき誓ったのだ──自分の幸せは望まないから、この子を幸せにしてください、と。12年後、ジェニファーは恋愛もせず、一心不乱に仕事に打ち込んでいた。そんな折、友人の個展で出会ったのが、優しい目をした広告代理店経営者ブライアン。あの誓いを立てて以来初めてジェニファーの心はときめくが、彼が近づいてきたのにはある理由があった。
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- 頁数
- 368頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2016年02月15日
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- 著者
- タラ・T・クイン
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- 訳者
- 渡辺千穂子
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- 定価
- 856円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2016年02月03日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91662-4
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- 書籍番号
- MRB-662 (初版S-425)
読者レビュー
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かおる
最後の最後までドキドキしっぱなし、そしてしっかり泣かされました(ナイス邦題)。ヒロインはもちろん、ヒーローとその姪もそれぞれつらい記憶を抱え苦しんでいて、誰が悪いわけでもないのにすれ違ったり傷ついたりする様が切なかったです。ヒーローの真っ直ぐな人柄が、物語に明るさと救いを与えていると思いました。
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白昼夢
子どもの幸せを願うヒロインに共感しました。産後すぐに手放さなければいけないなんて、どんなに辛かったか…。思わず涙が出ました。それを誰のせいにするでもなく、懸命に生きてきたヒロインはとても素敵な女性だと思います。感動できる良い物語でした。
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ケイチャン
ジェニファーが、出産直後に一度だけ生まれたばかりのわが娘を抱いて別れる場面がとても切なかったです。全体を通して切なくなる話ですが、最後はみんな幸せになり心が癒されます。ニッキーの養子先の養母が、ニッキーを愛情たっぷりに育てたのでニッキーも人を思いやれる良い子に成長できたんだと思います。最後は涙がとまりませんでした。
デビュー作がRITA賞の最終選考に残って、一躍注目を浴びた逸材。その後、数々の賞を受賞している。細やかな心情描写と揺るぎない世界観が読者の共感を集め、USAトゥデイのベストセラーリスト常連に。