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ラザフォード公爵から“娘の家庭教師を探してほしい”と依頼が舞いこみ、求人仲介を営むリリーは驚きを隠せなかった。公爵と言えば女王陛下と王族の次に偉い身分。そんな相手から依頼がくるなんて……あいにく家庭教師の人材はあいていないけれど、好機を棒にふるわけにいかないわ。リリーは自らが家庭教師になろうと腹をくくり、豪華絢爛な公爵邸に出向いた。だが待っていた公爵は想像と違い、こちらが赤面するほど見目麗しく、女を魅了してやまない類いの男性。奇妙な胸のざわめきを覚えつつ、リリーの家庭教師生活は始まった。
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- 頁数
- 432頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2016年02月15日
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- 著者
- ミーガン・フランプトン
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- 訳者
- 富永佐知子
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- 定価
- 978円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2016年02月03日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91661-7
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- 書籍番号
- MRB-661
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- ミニ
シリーズ - Duke
- ミニ
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あさこ
暗い過去を持つリリーと、子供の頃の心の傷を背負った公爵マックス。そんな二人が公爵の庶子の登場で出会います。初めは偉そうな態度のマックスに反発ばかりしていましたが、庶子に対する彼の態度を知るうちにどんどん惹かれていきます。次にどうなるのかと、一気に最後まで読んでしまいました。リリーの過去を知った後の、マックスの行動が素敵でした。
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モニター
初めてのヒストリカルにドキドキワクワクしながら読みました。ヒロインは責任感のある優しいしっかり者。ヒーローは傲慢で素っ気ないけれど純粋で子煩悩。娘を思いやってお父さんらしくなっていくヒーローに好感がもてて素敵だなーと思うところが多々ありました。好きなのに身分が違うせいでもどかしい2人はこの先どうなるんだろうと気になりました。2人の会話もところどころユーモアがあり楽しく読めました。公爵の心得で公爵とはこうゆうものというのは勉強になりました。ヒストリカルにハマりそうです。
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みどりん
今までに会ったことのないような美男子、しかも公爵と言う申し分ない身分。そんな男性との恋愛を自分がしているような気分にさせてくれる素敵な物語でした。リリーとのユーモラスな掛け合い、ローズとの3人の世界、すべてが自然でいつの間にか読み終えていました。とっても心が温まる作品で読み終えた後もハッピーな気分が味わえました。
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ヴィヴィアン
思いがけず公爵になってしまったヒーローと、勢いで家庭教師になってしまったヒロインとの、何とも可愛い二人のやり取りに、ワクワクしながら読み進みました。初めからグイグイ引き込む文体で、すごく読みやすく、この作家の他の話もきっと面白いと期待させるものでした。全体的に明るい雰囲気なので、クライマックスのシーンにも悲壮感が少ないのがちょっと残念かな。
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ひかり
ヒーロー、ヒロインそれぞれの一人称で話が進行するから、読者は舞台を見ているよう。また二人のつぶやきや会話は、独り言も含みボケとツッコミだらけでそれも面白い。「まっとうな公爵」と「慎み深い家庭教師」が織りなす本作はラブコメといえるけれど、MIRAらしいロマンスもばっちり。彼のプロポーズも最高♡ 傲慢で謙虚で危険な魅力たっぷりの天然ヒーローを心ゆくまで楽しめました。
ヒストリカル・ロマンス作家。別名義では他ジャンルの小説も手がける。ニューヨーク在住。