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裕福な家で何不自由なく育ちながら、両親の反対を押しきり刑事の道を選んだ テイラー。最年少で女警部補となった彼女の喉には、以前、容疑者と相対した際につけられた深い傷が今なお消えることなく残っている。生死をさまよったその時ずっとそばにいてくれたFBI捜査官ジョンは、今では最愛の恋人だ。その二人がまた同じ事件を捜査することになった。若い女性を陵辱のあげくに殺し、両手を切断するという残忍きわまりない連続殺人。しかも遺体の傍らには、なぜか必ず愛の詩が残されていて……。〈テイラー&ジョン〉、第1弾!
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- 頁数
- 432頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2016年02月15日
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- 著者
- J・T・エリソン
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- 訳者
- 矢沢聖子
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- 定価
- 957円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2016年02月03日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91660-0
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- 書籍番号
- MRB-660
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- ミニ
シリーズ - テイラー・ジャクソン
- ミニ
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はれみ
久しぶりに文庫を読みましたが、続きが知りたいと寝る間を惜しんで読み進めました。家事や子育てをしながら3日で読みました。登場人物・地理的なものがカタカナで馴染みにくいかなと思いましたが、すんなり入ってきました。日本人にも馴染みのある登場人物の名だったと思います。特にヒロインは自分と同じ歳で、働く女性はカッコいいと思えます。始終サスペンスものなので、ロマンスの部分では安心感がありました。内容は結構シビアなもので、過激だと思います。人間の強さや弱さ、醜さ、慈愛などが詰め込まれ、伏線も沢山盛り込まれています。非日常を味わいたい方は是非手に取ってみてはいかがでしょうか。
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ひよんかな
リアリティあふれる、まるで自分がサスペンス映画かドラマを観ているかのような描写もありスリル感がすごく、テンポが速く一気に読んでしまいます。作者のFBIのリサーチも読みどころ。キーともいえる詩にも深く考えられさせられます。読み進めるうちに犯人像がどんどん膨らんできて、早く結末が知りたくなりドキドキしながら読み続けました。読み終わった後にタイトルの連鎖の意味もわかります。
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モニター
まさに超絶ノンストップ・サスペンス! もたついた無駄な文章がなく最初のページからどんどんひきこまれていきました。ヒーロー、ヒロインともに魅力的です。離れて捜査する時間が長いため二人のホットな描写はあまりないのですがそのぶん事件に集中できました。おたがいに対する熱い想いが語られているので愛の深さは充分伝わってきました。第2弾絶対読みたいです。
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わっち
事件が次から次へと起きて展開がめまぐるしく、飽きる暇はなかったです。驚いたのは、これまでのありがちな女刑事のキャラクターではないことです。南部の女性らしく、人当たりが良くて部下とも気さくに冗談をかわし、恋愛も順調そうだなんて、良い意味で裏切られました。ヒロイン周りのどの脇キャラも魅力的なのです。ただ、犯行を行う側の考えが読めません。私一人の価値観ですが、残忍なシーンが殆どなく、被害者に同情したくなるような彼女達の人物背景の描写も少ないため、犯人を憎むに至らなかったのが残念です。
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akabee
次々に起こる女性の誘拐殺人事件と犯人からの意味深なメッセージに、最初から引き込まれます。主人公、捜査関係者、犯人、被害者など様々な登場人物の目線に切り替えて描写されているので、それぞれの立場にもコミットしやすく、それでいてミステリアスな部分をしっかり確保しているところがスゴイ。複雑に絡み合う事件に翻弄されながらも、徐々に紐解かれていく快感がたまりません。ドキドキハラハラの興奮と一気読み必至です!
NYタイムズ紙ベストセラー作家。幼い頃より推理小説を愛読し、大学では政治学や経済学を学んだ。ホワイトハウスや商務省で働いたのち、作家になる夢を実現するべく警察やFBIでのリサーチを重ねた才気溢れる実力派。国際スリラー作家協会の最優秀賞受賞や、RITA賞ノミネート経験あり。