mirabooks
両親を知らぬまま、幼くして酒場の夫婦に引き取られたターニャは、毎日のように杖で打たれてこき使われてきた。20歳になった今では身を守るため、美しい顔立ちに老けた化粧を施して店に出ているが、ある日、立派な身なりの紳士たちが現れて思いがけないことを告げる。自分たちは東欧の小国から来た国王と護衛で、ターニャこそ行方知れずの王女──そして、王の許嫁に違いないと。 もちろんターニャには信じられない話。しかもその中の一人、顔に傷のある悪魔のような魅力の男はゆうべ、ターニャを娼婦と間違えて買おうとしたのだ!
-
- 頁数
- 528頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2016年02月15日
-
- 著者
- ジョアンナ・リンジー
-
- 訳者
- 池本仁美
-
- 定価
- 1,019円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送
予定日 - 2016年02月03日(予定)
- 発送
-
- ISBN
- 978-4-596-91659-4
-
- 書籍番号
- MRB-659
-
- ミニ
シリーズ - カルディニア王国
- ミニ
-
じゅんじゅん
“いきなり王女様モノ”ね、と思いつつ、読み始めたのですが、あまりに面白くて止まらなくなってしまいました! 逆境・変身・誤解・アクションなど読みどころ多数、なにより不遇に負けず自立した女性に成長したターニャの魅力はヒーローでなくとも惚れ込む程です。二人の心の揺れ動きの繊細な描写はじれったく、くすぐったく、恋した時の初々しさを思い返してドキドキしちゃいます。最後まで展開が読めずハラハラしました!
-
kimkim
シンデレラストーリーだけど、ヒロインは逆境にも負けない男前な性格で、見た目で判断をせず、本質を見抜き、ハッキリと自分の考えも言える女性。ただ、往生際の悪さ、ここまでくると笑えます。ヒーロー、強引だけど100%強引になれないところが・・・・。ちょっとハラハラなストーリーです。
-
モニター
ドラマティックなストーリーについつい引き込まれ、一気に読んでしまいました。過酷な環境で生き抜くヒロイン。しなやかさとたくましさと可愛さを持ち合わせ、とても清々しいです。
-
モニター
勝ち気で自立心が旺盛なヒロインと、短気だけど心優しく、そしてコンプレックスのあるヒーローの話です。ちょっと2人も複雑な性格で、あまり関わり合いたくはない2人(特にヒーロー)なんですが、この2人がそろった時に起こる科学反応的な態度が面白かったです。そのせいか少しロマンチックさが足りなかったのが、残念。そして、自分は王女様と言われても信じられないヒロインと、それを信じさせようとするヒーローとその友。逃げようとするヒロインとの攻防も楽しく、読むのが止まらなくなりました。ここらへんは流石、ジョアンナ・リナジー先生です。
-
imopotato
主人公の女性があまりにも現実主義で笑えてとても面白かったです。最後までハラハラドキドキで一気に読めます。お気に入りの作家になりました。
-
ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
「魅力的な登場人物」
ヒストリカル好きとしてはロマンス小説にありがちな話、と思い込みがちでしたがなかなか読みごたえがありました。現実的なヒロインにひねくれ者のヒーロー。お互い惹かれあっているのになかなかカップルになれない。けっこう焦らされます。ヒロイン、ヒーロー共に感情移入しやすいです。お互いの気持ちや立場が分かるだけに何度も何度も衝突するのが面白かったです。(静岡県・主婦・マリー) -
ベストロマンス大賞2016年上半期
「ひねりのきいた辛口」
ここ数年のヒストリカルロマンスでも秀逸の作品。よくある筋立てかなと思いましたが、読み始めると引き込まれました。本来の身分を知らず苦労して育った現実的なヒロインに一癖あるヒーローが振り回されつつ惹かれていく中で、すったもんだがあり、ストーリーの確かさと魅力がある作品でした。手元に残しておきたい作品です。(千葉県 会社員 ジュダン)
ヒストリカル・ロマンス界の中で最も人気のある作家の一人で、NYタイムズ紙のベストセラーリストでも1位を飾るほど。