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世にいう嫁き遅れのヘンリエッタは、社交界での長い経験を活かして、若い令嬢たちが放蕩者に騙されないように助言をしている。あるとき彼女は、色男として名高い貴族のジェームズが妙に慌ただしく友人に結婚を迫っていることに気づく。ヘンリエッタの忠告により、友人は求婚を断り、事は丸く収まった。ところが、怒り狂ったジェームズは彼女の前に現れ、お節介を罵った! 彼は女性を騙すつもりなどなく、領地と使用人を守るために4週間以内に結婚しなければならないのだ。責任を感じた彼女は、花嫁探しを手伝うことになり……。
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- 頁数
- 496頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年12月15日
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- 著者
- ステファニー・ローレンス
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- 訳者
- 清水由貴子
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- 定価
- 998円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2015年12月04日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91654-9
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- 書籍番号
- MRB-654
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モニター
もう運命の相手には出会えず結婚することもないだろうと諦めていたヘンリエッタがひょんなことから色男のジェームズの結婚相手を見つける手伝いをすることに…。お互いに最初は何とも思ってなかった二人が時とともに惹かれあっていく様子に気づいたらどんどん物語に引き込まれていました。展開も早くあっという間に読んでしまいます。
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兄の親友と妹の間柄なのに何故この歳まで?と思いながら読み始めましたが、運命の相手としての心構えが出来ていなかったんですね。深く関わるきっかけは女神のペンダントの御導きでも、お互いの本当の姿を理解し、自分が人生や運命の伴侶に何を求めているのかを自覚したからこそ結ばれたんですね。絆を深めていく過程は情熱的でもあり、危険な状況の中お互いを守り抜こうとする様はとても素敵でした。俺様で放蕩者の魅力全開のヒロイン従兄弟たち(バー・シンスター)の話よりやや控え目ですが、大人の雰囲気漂う中お互いの気持ちに確信が持てない時の様子には初々しさもあり、ロマンチックでした。ヒロイン妹の次回作も楽しみです。【モニター】
《編集部より》ありがとうございます! 次作は来年の秋ごろ刊行を予定し、鋭意進行しております。どうぞご期待くださいませ♪ -
モニター
ジェームズとヘンリエッタが惹かれあっていく様子や、中盤からのサスペンス展開で先が気になって一気に読んでしまいました。特に気に入ったのが、ヘンリエッタを筆頭として、登場する女性たちの賢さです。後半は特に、女性たちの賢さや機転がものすごくいいスパイスになっていて、恋愛面でのもどかしさと好対称になっていると思いました。エピローグで描かれる恋物語もかなり気になりますので、次回作もチェックする予定です。
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ゆうりたん
恋愛ストーリーだけではなくサスペンスの要素もあり、最後までドキドキハラハラ、飽きずに楽しめました。舞踏会等の華やかな社交界の描写も細かく、その世界にどっぷり浸かることができます。これだけ自分を守ってくれるヒーローがいたら…としばらく妄想にふけってしまいました。
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モニター
とても楽しく読み終わりました。懐かしいシンスター一族も登場で嬉しかったです。少し名前だけでは思い出せないキャラクターもいましたが、スピンオフ作品は楽しみが2倍になっていいですね。ヒーローもヒロインに会ってすぐにメロメロになっていますし、ヒロインも賢く優しい性格なのでストレスなしで最後までスムーズに読めました。後半はヒロインの命が何者かに狙われるサスペンス調になります。ヒロインの縁壊し屋はあまりストーリーには関係なかったかなとは思います。でも懐かしい人々とストレスフリーの優しい物語でした。ヒロインの妹の続きがあれば読んでみたいです。
セイロン(現スリランカ)生まれ。5歳のとき、一家でオーストラリアのメルボルンに移り住む。大学では生化学を専攻して博士号を取得。その後、夫とともにロンドンに渡る。4年間を過ごして帰国したのち、研究活動に従事しつつ、十代のときから愛読していたヒストリカル・ロマンス小説を書き始める。現在ではアメリカでも人気が沸騰し、ベストセラーリストの常連となっている。