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両親を知らずに育った天涯孤独のラミー。所持品を通して相手の心に繋がる特殊な力を持つ彼女は、様々な事件捜査に駆り出されていたが、力を使うと心身がひどく消耗してしまうため人里離れた場所でひっそり暮らすように。そこに現れたのが、石油帝国に君臨するカレブ・デヴェローだ。妹を誘拐された彼は、半ば強制的にラミーに妹を見つけさせると、憔悴したラミーに去り際約束した──この借りは必ず返す、と。それから1年後、ラミーはある男に命を狙われるようになっていた。絶体絶命の中、脳裏に浮かんだのはカレブの言葉だった。
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- 頁数
- 400頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年12月15日
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- 著者
- マヤ・バンクス
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- 訳者
- 中谷ハルナ
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- 定価
- 968円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2015年12月04日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91653-2
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- 書籍番号
- MRB-653
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- ミニ
シリーズ - Slow Burn
- ミニ
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モニター
最初は「ラミー、可哀そう、可哀そう…」次は「ラミー、頑張れ、頑張れ…」と、どんどん引き込まれました。派手な格闘や凄惨な銃撃戦といったアクション要素がなかったので、安心してつるつる読めました。ラミーとカレブが苦境を乗り越えて結ばれるラストも満足です。この一冊で内容は完結していますが、シリーズの次も読みたいと思わせる本でした。
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モニター
その能力ゆえに狙われたラミーを、迷いもなく「守る」と誓うカリブ。彼の誠実さと無償の愛に癒され、彼女は自分を取り戻そうと決心します。巧妙な罠に絡め取られていく二人を見ているのは、犯人と私達読者だけ。だから否応なしに緊張感が高まっていきます。最後に犯人を追いつめたのも、ラミーが強く生まれ変われたのも、二人の愛以外の何物でもありません。彼女が願い続けた「安らげる場所」に辿り着いたシーンはとても感動的です。
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モニター
パラノーマル物だからこそ、ヒロイン、ヒーローの苦悩や葛藤がすんなりと伝わる物語で、とても感情移入しやすく、読んでいて、つらくなる展開はあるものの、シリアスな分だけ、ヒロインの健気さ、また、そんなヒロインに対するヒーローの揺るぎない想いがより心に強く響いてきて、深いロマンス感にたっぷりと浸りつつも、事件の結末知りたさで一気に読めてしまいました。
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モニター
天涯孤独のラミーが持つ不思議な能力に驚かされ、またそのために苦しまなければならないとは、果たして救われる日は来るのか? ヒーロー・カレブの愛する人を守ろうとする気持ちの強さと、すべてを許すことができたラミーの愛の強さがあったからこそ、不幸な過去を乗り越えて幸せをつかむことができたのでしょう。
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ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
大変な思いをしていても、それに立ち向かうヒロインを支えるヒーロー。そんなストーリーを読みたいと思ったから。それとマヤ・バンクスのファンなので最高のロマンスですとお勧めしたいです。
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ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“運命の人を・・・赤い糸を・・・探してみたくなりました”
ひとりぼっちの孤独なヒロインに、大きな愛と優しさで守り抜いてくれるヒーロー。生きる希望を見つけられたのは残酷な悪夢から少しだけステキな夢を見せてくれるヒーローがいたから・・・人を愛することを教えてくれたヒーローにはヒロインだけじゃなく一読者として恋してしまいました♪ 最後までハラハラドキドキしながらもヒーローが守ってくれることは信じて疑わなかったけど、ラストに向かってヒーローにとってもヒロインにとっても辛すぎるストーリー展開になっていて、最初から最後まで片手にタオルを握りしめながら涙を止めることができずに一気読みでした。ヒーロー家族でシリーズ化を期待しています。 -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“愛と癒しの作家”
人を助けたいという想いの強さは人それぞれだけど、ヒロインやヒーローだけでなく登場人物全員が、それぞれ、大切な人を助けたいという想いで行動している姿が素敵でした。この物語には色んな愛があり、ヒロインとヒーローの素敵なロマンスだけでなく、正義のために行動することの大切さを教えてくれるような物語でした。物語の中で痛々しい描写はあるものの、それを癒していく過程や犯人に操られても無意識でもヒーローが抵抗する場面には感動しました。遥か昔の学生時代、SFをよく読んでいた頃のワクワク感で一気読みしてしまいました。続きが気になります。特に、トーリーとデーンが・・・。(岡山県・会社員・ポーリン) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“目を閉じて…ただ感じる、コントロール不能な愛を知る一冊”
待って、待って、待ってようやく読んだ一冊です。大好きなマヤ・バンクスというだけでも大興奮なのに、ヒロインが特殊能力者、ヒーローはとてつもなく裕福で、彼に連絡を取るのは、大統領に電話をかけようとするようなもの、とくればワクワクですが、さらにラブ・サスペンス、もう徹夜必至です。苦悩と後悔の先に愛はすべてを癒す、それを信じなければならない、とてもいいラストでした。394頁たっぷり堪能致しました。(ねこ) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“最後までドキドキしっぱなし”
今までのマヤ・バンクスらしくない(褒め言葉です!)、切ないほどの二人の心の交流がとってもイイです。ヒーローの強引さも、大切なものを守りたいからこその行動と思うと、不思議と許せてしまうんですよね~。まぁ、それに巻き込まれるヒロインはたまったものではないと思いますが…。(京都府・無職・ピーちゃん) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“儚げなヒロインと保護欲の強いヒーロー”
特殊な能力に苦しむヒロインを守ろうとするヒロインや、周囲の人達との関係性などの心理描写が心に響きました。(東京都・会社員・コタロー) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“ロマンス界の異端児”
マヤ・バンクス大好きです。すべての作品を読んでいます。ストーリーにビックリする事があって面白いです。(兵庫県・自営業・グレン) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“胸が痛くなるような究極の愛の描き方がさすがです!”
操られたとはいえ自分をひどく痛めつけた男性を愛することはできますか? 愛する人を意識がないとはいえひどく傷つけて、罪悪感なしに愛し合うことができますか? という過酷な運命にも打ち勝つ愛に脱帽です。(長崎県・会社員・きえちゃん) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“どんな設定でも極上に仕立ててくれるロマンスメーカー”
パラノーマル設定ですが、その非現実さが気にならない。というより、むしろ、そうだからこそ、ヒーローとヒロインが心通わせる過程に不自然さがありません。かなり重い展開続きの中で、深く胸に響く、とても素敵なロマンスに仕上がっていたのが印象に残りました。(mm)
幼いころからロマンスを愛読し、作家になることを夢見ていた。10代になると毎日ノートを持ち歩き、想像のふくらむまま過激な愛と情熱の物語を書き続けるようになる。現在の話は、そのときのものほど過激ではないが、ロマンティックという点では引けを取らない。今やNYタイムズのベストセラーリストで1位を獲得する、押しも押されぬ人気作家。