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美しい少女エリーは小さな町で生まれ育ち、やがて町の青年ギデオンと恋に落ちた。だが幸せな日々は、母の突然の死で一変する。名家出身の母は駆け落ち同然に結婚したことを悔やみ、娘には自分と同じ道をたどらせるまいとしていた。そこで死に際、しがない青年と恋に落ちた娘に約束させたのだ──二度とギデオンには会うなと。愛する母の遺言にそむくこともできず、エリーは事情を告げられぬまま、涙ながらに彼に別れを告げた。そして家族とも引き離され、裕福な伯母のもとへあずけられる。待ち受けていたのは壮絶な日々だった。
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- 頁数
- 584頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年11月15日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 佐野晶
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- 定価
- 1,100円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2015年11月05日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91649-5
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- 書籍番号
- MRB-649
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- ミニ
シリーズ - プライド・ファミリー
- ミニ
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モニター
ハーレクインの王道中の王道なストーリーでした。主人公が誤解され続けているところに胸が痛みました。読みやすい文章で一気に読んでしまいました。ペニー・ジョーダンさんの書くストーリーはどれも素敵でお気に入りです。
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モニター
大事な家族がバラバラになり、悩んで苦しんで辛い時代を生きていくエリー。初恋を心にしまい、いつも精一杯がんばる姿はいじらしくつい応援してしまいました。
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モニター
ロマンス小説でありながら、20世紀初頭という厳しい時代のイギリスを、女性を通して描いた大河小説のような濃厚さを持つ一作。聖女のような心の美しさを持つヒロインの過酷な日々と、ヒーローのサクセスストーリーや挫折を通して、その「時代」にうなりつつ読み進めるもよし、ロマンス小説として、「いつ幸せになるの!?」と祈るような気持ちで読むもよし、いずれにしても、最後までページをめくる手は止められません!!
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ヴィヴィアン
まず本の厚みに驚きました。ずっしりとした重みに、きっと壮大な物語に違いないと思い、ドキドキしながら読み始めました。ペニー・ジョーダンの作品なので、まず間違いないとみなさん思われると思いますが、まさしくその通り。グイグイ作品の中に吸い込まれていき、あっという間に、物語の中に入り込んでいました。母親の影響力というのは、計り知れないものがあり、更に遺言は一層の重みがある。運命の相手に出会っても、それが真実の愛になるには多くの障害があり、だからこその強い絆があるのだと実感できる物語でした。
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モニター
叔母たちの力により次々起こる問題に追い詰められ、希望を見出だし行動するたびに事態は悪い方に進んでしまう。そんな悲惨な状況でも妹たちを思い、他人を思いやり、懸命に立ち向かうヒロインには心を打たれました。誤解が解けず、なかなか幸せになれない展開に胸が苦しくなりながら読みました。幸せになってからのヒーローとヒロインの話や妹と弟にも幸せが訪れるところが読みたかったなと思います。
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ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
一番主人公の女性に共感できました。(京都府・公務員・むうむう)
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ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“真実の愛を読ませてくれます。”
ペニージョーダンさんの作品はヒロインがとてもけなげでいつもハラハラさせられますが最後まで面白く読めました。今回も読み応えがあって期待通りでした!(大分県・パート・ローズマリママ) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“時を重ねる愛を描く名手”(神奈川県・主婦・aiai)
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ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“掌を返したように愛で生まれ変わるダメヒーローが素敵”
ジョーダンのヒーローはヒロインに対して横暴な振る舞いが多く、ヒロインは虐げられますが「未邦訳」につられて手に取りました。期待にたがわず、ヒロインは虐げられます。誤解という沼にはまり込みます。この王道ストーリーの中に見出すのがヒーローの愛。むかむかもやもやもどかしい中やっとハッピーエンドを迎えた時はほっとしました。(滋賀県・主婦・megpon)
イギリス生まれ。30代になって初めて本格的に小説を書き始め、人々の内面の葛藤や人間模様を描いて世界中の女性たちの共感を得る。ミルズ&ブーン社では187冊の作品を発表し、総発行部数は全世界で1億部を超える、ロマンス界の第一人者。2011年12月、がんのため65歳の若さで惜しまれつつ生涯を閉じる。