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弟の結婚式に参列するためフランスの古城を訪れたヴィクトリアは、タイレル・ブラウンが新婦の友人だったと知り、その場から逃げたくなった。タイレルとは先日、7年前に彼の妻の命を奪った交通事故をめぐり法廷で争ったばかり。ヴィクトリアは加害者の弁護士として、罪悪感を覚えつつも酷い質問を投げ、彼の心の傷をえぐったのだ。その彼とこんな場所で再会するなんて……。だがタイレルは彼女を呼び出し、端整な顔を嫌悪感に歪め不可解なことを言い放った──僕らは城に滞在中、恋に落ちたふりをしなくてはいけないのだと。
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- 頁数
- 496頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年10月15日
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- 著者
- カーラ・コネリー
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- 訳者
- 岡本千晶
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- 定価
- 988円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2015年10月06日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91647-1
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- 書籍番号
- MRB-647
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- ミニ
シリーズ - Wedding
- ミニ
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くみこ
冒頭で意地っ張りなヒロインと傲慢なヒーローが最悪な出逢い方をしますが、シリアスな感じではなく、時々クスッとさせられて、とても読みやすかったです。またラブストーリーと並行して、ヒロインが自分の生き方を見つめ直していく様子にほっこりしました。
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モニター
ヒロインに共感することはあっても、ヒーローに惹かれることがなかった私。今回は違いました。とにかくヒーローが魅力的! 本書の中で、普段はしっかり者のヒロインが、パニックになり駄々っ子のようになっているのを受け止め、諭している部分はヒーローの懐の深さが感じられ、大好きなシーンです。自分らしくいられることの大切さや、そんな人と出会える奇跡を実感。是非、ヒロインと一緒にヒーローに恋して下さい!!
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モニター
ヒーローの裁判の件やヒロイン母の支配的性格等からシリアスな展開になるのかと思って読み始めましたが、思いのほかコミカルなタッチで楽しめました。すぐ赤くなるうぶなヒロインが自意識過剰気味でヒーローにメロメロで、彼に対して時にイタいところがお茶目でかわいかったです。ヒーローもちょっと(かなり?)軽いところもありますが心に傷を負っていて、そんな二人がどういう結末を迎えるのかと興味深かったです。
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モニター
あらすじにもある通り二人は最悪な出会いをします。なんの運命のいたずらか、事あるごとに再会し、親密な雰囲気(ふり?)になり、お互い傷付けあいながらも気になるし・・・。そんな風に物語は展開していくのですが、ヒーローと出会い少しずつ変わっていくヒロインを楽しんで読み、最後にはお互いを理解し結ばれた時はホッとしました。ただ一つこのお話で(個人的に)納得できなかったのは、ヒロインとヒーローのキューピット役(?)に、いくらヒロイン弟のお嫁さんとはいえヒーロー元カノという設定はいかがなものか? とは思いました。過去にいろいろあり臆病なヒロインとなかなか過去から立ち直れていないヒーローとの関係はもちろん、ヒロインと母親との関係やサブキャラたちの恋愛話のスピンオフあるのかな?とか一冊でいろいろ楽しめました。
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レビューキャンペーン
4日で芽生える愛。タイレルとヴィクトリアはお互いに惹かれているのですが、タイレルはいまでも亡き妻・リサを愛しています。タイレルは女性との関係をまったくもたないとか、惹かれないとかではなく、結婚をしたくないと思っている男性。他にも女性がまわりに現れています。ヴィクトリアに近づいたり、逃げたりと、ヴィクトリアにとってはつらいところ。自分の道をみつけていくヴィクトリアの強さが光ります。愛し合っていた人と死別した人との愛は複雑だな、と思いました。《aiai》
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レビューキャンペーン
悲しい過去はあるけど人生をセクシーに楽しむことも出来る男性と、自分の意思に反して親の期待に応えるために抑圧的に生きてい女性。最悪な出会いから、ありのままの自分を認め合う仲に発展する二人が気になってドキドキニヤニヤしながら一気に読みました。とにかくヒーローがチャーミングで良い! 読み終わるとタイトルに納得! の素敵な作品です。《momi》
元弁護士で法律学の教授。作家としてデビューした後、数々の受賞歴を誇る。現在は夫とともに、ニューヨーク州の北部に暮らす。