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小鳥がさえずる早朝、ジョリーンは墓標の前にひざまずき、我が子に祈りを捧げていた。3年前、息子は生まれる前に命を断たれた。FBI捜査官の彼女は、同僚である夫ウェイドが休むように勧める声に逆らって出勤し、任務中に撃たれたのだ。彼女を責めるように見つめる、ウェイドの瞳が今でも忘れられない。つらい記憶から逃げるように彼女はウェイドと別れ、以来、避け続けてきた。そんなとき、連続殺人犯が現れ、ジョリーンは彼のチームに配属されることになる。不安を隠しきれないまま、ジョリーンはウェイドと再び見つめ合った。
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- 頁数
- 368頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年09月15日
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- 著者
- シャロン・サラ
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- 訳者
- 仁嶋いずる
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- 定価
- 887円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2015年09月04日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91643-3
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- 書籍番号
- MRB-643
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- ミニ
シリーズ - レイン
- ミニ
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モニター
前作を読んでから続編が出るのを心待ちにしていました。今回も期待を裏切らない、読み応えのある作品でした。前作では食いしん坊というイメージしかなかったウェイドですが、ジョリーンとの未来のためにまっすぐ向き合ってくれる姿勢はすてきでした。ストームチェイサーとFBI捜査官の攻防もハラハラで、もう少しなのにと悔しく思っています。どう決着がつくのか次回作もとても楽しみです。
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モニター
過去にある悲劇から別れてしまったFBI捜査官の夫婦がある事件をきっかけに再会、一緒に仕事をすることになる・・・という正直キツイ物語の始まり方だなと思いましたが、事件を捜査していくなかでお互いの誤解や気持ちを再認識していく様子が自然に入ってきてどんどん引き込まれていきました。『ビューティフル・レイン』の関連作ですが、もちろんこの1冊だけでも十分楽しめます。ラストは続編があるんだろうなと思う終わり方で、今後も楽しみです。
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keko
引き込まれるように一気に読みました。離れ離れになった二人がわだかまりを解いていくところやハラハラするシーンにドキドキさせられました。次回作がとても楽しみです。
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モニター
離婚したFBI捜査官、元夫婦のお話で、離婚した経緯、心の葛藤が描かれ、新たな事件が次々と起こります。速い展開でハラハラ・ドキドキ感がすごく、事件が進展しないことへのもどかしさを感じます。事件解決まであと少しなので早く次が読みたいです。
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モニター
面白かったです。前作は未読ですが1作目とは主人公が違うため、さくさく読めました。主要人物が竜巻に巻き込まれるシーンはパニック映画のようで、自然災害の恐ろしさを改めて感じました。お互いに想いあっていたのに離婚した元夫婦の話が軸なので誤解はあっという間に解けますが、その分安心して読んでいられます。逃げる立場の犯人がメンバーたちを付け狙うと予想されるシリーズ3作目がどうなるのか、気になってます。
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ベストロマンス大賞2015年下半期 読者の声
ヒーローとヒロインが同じ悲しみを共有しながらも小さな誤解から離れてしまう。事件の捜査で再会し、誤解を解き再び寄り添い始める二人に幸せになって欲しいと見守る感じで読み進め、そんな二人に迫る犯人の影にハラハラしながら読みました。ドキドキハラハラさせる展開でどんどん先が気になり、サスペンスとしても読める。悲しみを乗り越え互いを想い合う二人に心が温かくなるロマンスとしても読める、1冊で2度美味しい作品だと思います!(広島県・会社員・anzuko)
オクラホマ生まれ。存在感のあるキャラクターと刺激的なプロットを得意とし、各紙ベストセラーリストの常連。実生活で様々な葛藤を経験した彼女の作品は、エンターテイメント性の高いサスペンスの中にも人間への深い愛情が込められている。作品で人を癒すことが最大の喜びと語る。ダイナ・マコール名義でも多くの作品を著し、ひと味違った作風でファンを増やしている。