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アトランタで働く美貌の医師メガン。深夜勤務の帰り、事故で危うく命を落としかけた彼女は翌日、奇妙な現象に気づく。囁きや叫び、無数の“声なき声”が聞こえるのだ。その夜、メガンは信じがたい話を聞かされる。きみには代々受け継がれた特殊な力があり、命を狙われている──そう告げたのは、危険なほどハンサムな男ニール。少女時代のメガンが淡い恋に落ちた相手だった。彼の口から12年前に殺された母の秘密を知ったメガンは、自らの“力”を知り運命に抗うべく、鍵となる人物に会うためニールとヨーロッパに飛ぶが……。
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- 頁数
- 480頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年08月15日
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- 著者
- アイリス・ジョハンセン
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- 訳者
- 皆川孝子
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- 定価
- 1,038円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2015年07月31日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91641-9
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- 書籍番号
- MRB-641
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みささ モニター
特殊能力者を扱った作品は何か現実離れして、今まであまり読んだことがありませんでした。この作品は、私の思い込みをいい意味でめいっぱい裏切ってくれました。ヒロインのお母さんの謎だらけの死からはじまり、ヒロインの能力を封印したヒーローとの再会。そしてパリに舞台をうつしてから、まるでノンストップのサスペンス映画をみてるように私の中で映像が浮かび、ヒロインは現実味を帯びた等身大の存在になりました。
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モニター
超能力と書いてあったので最初は抵抗感がありましたが、読んでいるうち気にならなくなりました。登場人物の心理描写が緻密な上に息もつかせぬ展開にハラハラドキドキ。サスペンスだけかと思っていたらハーレクインらしくロマンスも描かれていてこっちも気になってどうなるんだろうと思いながら読んでました。悪のボスに敢然と立ち向かうヒロインかっこよかったですが、ヒロインを守ろうとするヒーローもまたかっこよく二人を取り巻く個性豊かな脇役たちもいい味が出ていて面白かったです。お勧めしたい1冊です。
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モニター
作者のイヴ・ダンカンシリーズ のスピンオフで最新のシリーズにも出てきていた医者メガンが主人公です。彼女の不思議な力の目覚めから危険な宿命に巻き込まれていく様子がノンストップで描かれていてとにかく引き込まれます。先行きが絶望的な状況でも最後には僅かな光を残して終える作者らしい作品です。すべてがハッピーエンドには終れないけれど…だからこそ人はあがきながら前に進んでいくんだな…と思える秀逸な作品です。
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アラ45
大好きな、イヴ・ダンカンシリーズのスピンオフストーリーと言う事で、ワクワクしながら一気読みしました。もちろん、シリーズを読んでなくても、全く問題なく楽しめます。いろいろな「声なき声」が聞こえるヒロインとハンサムなCIAコンサルタントのヒーロー。超能力、サスペンス、ロマンスがミックスされて、ストーリーに引き込まれました。アイリス・ジョハンセンはやっぱり好きだなぁと再認識しました。
1980年代に執筆活動を開始。90年代に入ると数々のヒットを連発し、ロマンティック・サスペンス・ブームの火付け役となる。本書の関連作でもある〈複顔彫刻家イヴ・ダンカン〉シリーズでサスペンス作家に転向、NYタイムズのベストセラーリストにこれまで多数の作品を送り込んでいる。