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ある日、社交界一の結婚仲介人として知られるベリンダのもとに、トゥルブリ ッジ侯爵が訪ねてきた。侯爵のことは噂でしか知らないが、常に女性をはべらせる、ベリンダがこの世で何より嫌いな“放蕩者”らしい。身構えるベリンダ に侯爵は、自身の困窮した経済状況を明かし、「裕福な花嫁を探してほしい」と切り出した。お金目当ての結婚だなんて! 彼にはどんな女性も紹介したくないわ──だが半ば強引に説得され、ベリンダは渋々花嫁探しを手伝うことに。そればかりか侯爵は、なぜか誘惑めいた不埒な眼差しをベリンダに向け……。
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- 頁数
- 480頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年08月15日
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- 著者
- ローラ・リー・ガーク
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- 訳者
- さとう史緒
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- 定価
- 988円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2015年07月31日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91640-2
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- 書籍番号
- MRB-640
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- ミニ
シリーズ - American Heiress
- ミニ
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すいれん
伯爵、侯爵、子爵--自分自身でも大変大好きな分野なので楽しくて、そして官能的で面白かったです。ベリンダとトゥルブリッジ侯爵との恋の駆け引きがとても面白かったです。イギリスの貴族社会の恋愛は激しいのかなぁ?少々空想しつつ読みました。ダイアナ妃も貴族の娘ですしね。続きが読みたいです。
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りゅうー
ベリンダとニコラスの言葉の「戦争」にドキドキしました! ベリンダって理性的に言葉を構成して、でもそれでいて情熱的でとても女性らしい。放蕩者イメージのニコラスが途中からどんどん誠実な男性に。そしてニコラスパパがとてもうざい人。ストーリーには直接登場しないけど、ニコラスパパが息子と結婚させたがってる100キロを超す唇から毛の生えているという女性が気になる・・・それとも、ニコラスが悪く言ってるだけ?
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ゆかな
ヒストリカルは殆ど読むことが無く今回久々に読ませて頂きました。物語は中世ではなく、ゴールドラッシュの時代だと思います。その中で遊びすぎて貧乏な放蕩貴族のトゥルブリ ッジ侯爵が、お金持ちの花嫁を得ようと色々画策しますが、一人の女性に恋をし自立していく姿が好ましく、オレ様ヒーローではなく自分の思っていることを素直に言えるヒーローです。ヒロインのベリンダも苦労して今があるヒロインですが、ベリンダの方がなかなか素直になれません。とても、もどかしい思いをしますが、二人が幸せになれて嬉しいです。私としては、その数年後のストーリーなども盛り込まれてると良かったな~と思います。
広告業やケータリング業に従事したのち執筆を始め、これまでに20作以上のヒストリカル・ロマンスを発表した。RITA賞を始めとする数々の賞を獲得している。現在は夫とともに、猫や犬に囲まれて暮らす。