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どんな女性もなびく容姿と話術を持つ、会社副社長マックス・コンロイ。ある日彼は、買収先の社員に近づいて情報収集するという内偵役を務めることになった。標的はクレア・ウェストブルック──男っ気のない独身の社長秘書で、人目を引くタイプでもない。きっと簡単に落ちるだろう、と踏んでいたマックスだが、その自信はクレアと知り合った直後に脆くも崩れる。冷静な物腰に、無表情だが印象的な瞳……彼女のまなざしは、マックスにまるで興味がないと告げている。思いがけず彼は、仕事を超えた男の闘争本能をかきたてられた。
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- 頁数
- 288頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年04月15日
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- 著者
- リンダ・ハワード
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- 訳者
- 岡聖子
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- 定価
- 794円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2015年04月03日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91630-3
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- 書籍番号
- MRB-630 (初版LS-98)
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モニター
イケメンで仕事のできる男って、どうしてこんなに傲慢なんでしょう! 華やかな母親や姉へのコンプレックスと離婚で傷つくことを恐れているヒロインに、仕事上の有利な情報を手に入れるために近付いておきながら、きちんと説明すれば分かってもらえる! と思っているなんて。でも、ラストシーンの切迫した愛の告白で、やっと許してあげる気になりました。やっぱりハッピーエンドはいいですね~♪
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亜基
ヒーローの迷いのない思いが凄く羨ましく、その思いがヒロインに与えた苦悩に胸を締め付けられました。2人に与えられた壁、苦悩を越える場面はドキドキしました。
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かんまさ
騙すつもりが逆に恋に落ちてしまう王道ストーリー。でもヒロインがこれがまた頑固なほど恋愛に臆病でこじらせ女子とでも言いましょうか、どうしてそこで逃げるのよってじりじりしながら読んでいきました。こじらせの極めつけはやっぱりラスト。いい男が振り回されるだけ振り回されてそれでも諦めきれない、ここまで愛されりゃ十分でしょ。
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モニター
『流れ星に祈って』に出てきたマックスが主人公の本作。前作での良い人ぶりとは打って変わって、社命でヒロインのクレアに近付き、情報を入手することに何の呵責も持たない優秀な企業人としての側面も描かれます。社命でクレアに近付いたものの、抗いようもなく魅かれてしまったマックスが、美しい姉へのコンプレックスや上手くいかなかった前の結婚生活から臆病になっていたクレアとの距離を埋めようと心を砕く様子や、クレアもまた、戸惑いながらも魅かれていく心の変化が丁寧に描かれている素敵なロマンスでした。『流れ星に祈って』の主人公サラとロウムも少し登場し、その後の二人の様子がわかるのも、前作ファンには嬉しい限りです。
アラバマ州生まれ。少女のころから書くことが大好きで、自分の楽しみのために作品を書きためてきたが、1980年、30歳で作家デビューを果たした。以降、情熱的なロマンスを中心に多くの作品を発表し、アメリカをはじめ世界各国で人気は高まる一方。とくに彼女の描くヒーローは世界中の女性をとりこにしている。現在も生まれ故郷のアラバマ州に夫とともに暮らしている。