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結婚仲介所を営むリリアンは、最後の顧客ゲイブ・マディソンに頭を悩ませていた。先日ついに仲介所をたたむことに決めたのだが、ゲイブだけが脱会はしないと言い張るのだ。ゲイブはビジネス界に君臨する大手企業社長で、スーツが似合うハンサム。女性には不自由しないのに、恋人ではなく妻を探したいと登録しに来た会員だ。しかしその冷たすぎる態度ゆえ、今までお膳立てした5度のデートはどれも悲惨な結末。それでもなお6度目のデートはまだかと要求してくるのだった。そんな中、リリアンは不可解にも彼から食事に誘われ……。
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- 頁数
- 448頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年03月15日
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- 著者
- ジェイン・A・クレンツ
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- 訳者
- 琴葉かいら
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- 定価
- 957円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2015年03月05日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91625-9
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- 書籍番号
- MRB-625
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- ミニ
シリーズ - ECLIPSE BAY
- ミニ
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モニター
個性的で魅力的な人たちがたくさん登場して飽きずに読めました。頑固なヒーローがヒロインにメロメロなとこが良かったです。サスペンスと言っても死人が出てこないので安心です。シリーズ第2弾でしたが第1弾を読んでいなくてもストーリーがしっかりしているので全然大丈夫でした。ついに?両家のいざこざが丸くおさまる第3弾も読みたいです。
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モニター
最初はヒーローの石頭加減にいらいらしながら読み始めましたが、中盤以降ロマンスよりミステリーの色が濃く、さまざまな伏線やトラップがラストに向かって織り上げられていく上質なストーリにぐいぐい引き込まれました。ロマンスとしてはヒーローとヒロインの間に大きな波乱があるわけではありませんが、むしろお互いを認めあう過程が丁寧に描かれていて読みごたえがありました。ロマンスだけでは物足りない方にお勧めです。
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モニター
いろいろな要素が加わって読みごたえがある長編です。ヒロインとヒーローが多くの会話を交わし徐々にお互いの信頼を深めていき、理解し合っていく様子が現実的でいいですね。サスペンスもありますが、激しすぎない行動の大人な二人なので落ち着いて読める作品だと思います。予測不能で突拍子もない行動ばかりのストーリーが好きな方には物足りないかもしれませんね。
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モニター
読み始めは話の進展がゆっくりでしたが、中盤からヒーローとヒロインの周りの人たち(妄想に取りつかれていたり、不思議なスタイルのパン職人や、憎めないおじいちゃんたち)がかかわって、事件発生があり、ヒーローがヒロインを決して危ない目に合わせないよう守ろうとしたりして、さりげなくヒロインへ気持ちを伝えている姿に胸キュンでした。
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モニター
これまで、由緒ある家柄ゆえに家族の期待通りに生きてきたヒロインが、家族の思惑とは全く違う真の自分に正直に生きることを決めたとき、ライバル一族のヒーローといやでも関わらなくてはならず…彼もまた彼の一族の中では黒い羊であることを知り、彼のことが気になりだすヒロイン。物語の進行は最初ゆっくりですが、中盤からヒロインたちの周りの個性的な登場人物がヒロインたちを振り回すところが面白いです。周囲の人達の描写がさすがで、引き込まれます。
カリフォルニア州で歴史学と図書館学を修了し、司書として働いたあと1979年より作品を発表。7つの作家名をもち、現在はアマンダ・クイック、ジェイン・キャッスル、ジェイン・A・クレンツの3つの名義をジャンルによって使い分ける。バラエティに富む著作は150冊を超え、全米有力各紙のベストセラーリストをつねに賑わせている。米ロマンス作家協会特別功労賞をはじめ受賞歴多数。