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誘惑の天使
愛を知らない男と無垢な天使の、ちょっと不思議で切ない恋。愛する人を助けるため、彼女はすべてを捨てて地上に降りた──
凍えるほど寒いある冬の日、両親に捨てられ施設で暮らす少年シェイドは、施設裏の湖に誤って落ちてしまった。息もできず薄れゆく意識の中で少年が見たのは、天使のような女性の幻覚。そして目覚めたとき、どういうわけか彼は助かっていて、医務室に横たわっていた。あれから20年近く経ち、諜報員となって暗躍するシェイドは今、大切な友人を助けるため人生で最も危険な任務に就こうとしていた。そんな彼の前に現れたのは風変わりな修道女。彼が気づくはずなかった──彼女が遠いあの日の天使と瓜二つなことにも、彼女の正体にも。
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- 頁数
- 272頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年02月15日
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- 著者
- ジョアン・ロス
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- 訳者
- 吉本ミキ
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- 定価
- 794円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2015年02月05日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91624-2
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- 書籍番号
- MRB-624 (初版T-244)
読者レビュー
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モニター
設定が斬新です。今まで読んだ事のない感じで新鮮です。本当に不思議という言葉がぴったりです。ちょっと変わったストーリーを求めている方やファンタジーが好きな方にお勧めです。ヒロインも可愛らしくて良かったです。
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モニター
いつも選ぶものとは異なる作風だったので、新鮮で、最後まで一気に読んでしまいました。ファンタジーなのに、気が抜けないストーリー。さらにシェイドの素直なセリフにドキドキしました!! 読み終わって、幸せな気分に浸れました。
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モニター
最初は天使として献身的な愛を注いでいたレイチェルが、肉体を持った身で人間界に降り立った後、実際にシェイドと触れ合ううちに、男女間の愛に目覚めていく過程は、とても切なくロマンチック。レイチェルは幼い頃から見守ってきたシェイドがこれから犯そうとする罪を止めようと必死になる。レイチェルの天使としての愛と、女としての愛は、とても献身的で、そして時に官能的。
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ロマンティックタイムズ・アワード受賞作家。幼いころから書くことが好きで、わずか7歳のときに初めての小説を書きあげた。その後も長年、趣味での執筆を続けていたが、保険会社や広告代理店での勤務を経て1982年に作家デビューを果たし、瞬く間にベストセラー作家となる。100作近い著作は26カ国で翻訳され、批評家からも高い評価を得ている。