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ヘレンは祖母の急逝を知らされ、重い足を故郷に向けた。忌々しいレイフのせいで、唯一の家族である祖母の最期に立ち会えなかった。レイフはヘレンにとって大切な屋敷の使用人の息子で幼なじみだ。ヘレンは祖母のお気に入りの彼に反発する半面、憧れを抱いていた。だが15歳の夏の日、淡い恋心を踏みにじられ、愛は憎しみに変わった。彼とのいがみ合いもこれで終わるはず……。ところが葬儀のあと、レイフの素性が明らかになり、予想外の遺言が言い渡される。屋敷はレイフに遺され、ヘレンは彼と結婚しない限り相続できない、と。
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- 頁数
- 464頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2014年03月15日
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- 著者
- アン・メイザー
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- 訳者
- 千里悠
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2014年03月06日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91587-0
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- 書籍番号
- MRB-587 (初版P-13)
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モニター
作者の描写の細かさがすごいです。読者が主人公ヘレンの心情に近づきやすくなっています。その分通勤時に読むと、ゆっくり読み進めたい作品なので読み切れなくて、続きが気になって仕方がなかったです。ぜひゆっくり主人公のヘレンの心に寄り添うつもりで、読みたい作品でした。ハッピーエンドの後半の部分がもっと長いといいなぁと思います。やきもきしながら読んだ分、幸せなシーンも堪能したいと思いました。
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モニター
お互いを強く意識するあまり、間違った方向へどんどん突き進んでゆくヘレンと彼女に振り回されっぱなしのレイフ。もつれていく二人の関係は、もともとの誤解さえとければもっとシンプルになるのに…と読み進むほどにヤキモキさせられます。どこまでも育ちのよいお嬢様であろうとするヘレンに、レイフが戸惑い、いらだち、ときには思わず自制心を失いながらも彼女の本心を追い求めずにはいられない姿にドキドキします。
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モニター
ヘレンとレイフの言葉のやり取りが難しく、読むのに苦労しました。どうしてお互いが素直になれないのだろうというのが、正直な私の意見です。結末に近づくにつれ、真実が見えてきたので面白くなりましたが、今回の作品は読むのに苦労しました。
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モニター
お嬢様ヒロインVSプライド高いイケメン幼馴染のの管財人ヒーロー。お互いにプライドが高いため、素直になれず終始ケンカや挑発の仕合い。まさに“VS”と言ったところ。ヒロイン目線での物語なのでヤキモキ度が倍増です。
イングランド北西部生まれ。作家デビューは1966年で、150作を超える作品の総発行部数は9500万部にのぼる、ロマンス界の大御所作家。作品のひとつ『雪物語』は、77年に映画化されて大ヒットした。他のベストセラー作家から「彼女に憧れて作家になった」と言われるほどの伝説的な作家。ロマンス小説界でトップ作家の地位を確立している。