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小さな町で母娘ふたりで暮らすジェサミンはドレスもペチコートも大嫌い。ある日、ズボンをはいて馬車の停留場にいると、降りてきた男性にいきなり“ぼうや”と呼びかけられ、周囲に笑い物にされてしまう。顔を真っ赤にして振り向いた彼女の目に飛び込んできたのは、洗練された装いに身を包んだ、見たこともないほど見目麗しい紳士。まるで彼女がレディであるかのように優雅に謝罪され、ジェサミンは急に自分の身なりが恥ずかしくなった。つい反抗的な口をきいたものの、思いがけず彼がジェサミンの家に滞在することになって……。
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- 頁数
- 416頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2014年02月15日
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- 著者
- キャンディス・キャンプ
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- 訳者
- 杉本ユミ
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- 定価
- 933円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2014年02月06日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91581-8
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- 書籍番号
- MRB-581
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モニター
キャンディス・キャンプの幻の初期作品が刊行されました! 男性の中に混じり、負けるものか…と歯を食いしばりながら仕事をしているジェサミン。生き別れた父と兄に会うためジェサミンの住む小さな町を訪れた上流階級の男性スティーブン。2人が愛情を育むのと同時にサスペンスの要素もあり、初期の作品とは思えない完成度の高さで、あっという間に読んでしまいました! スティーブンの兄サムや、婚約者エリザベスのお話も読んでみたいな…と思いました!
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モニター
キャンディス・キャンプの初期作とのことですが、お転婆娘と紳士との会話の端々に、クスリと笑えるユーモアがあふれていてとても楽しく読めました。杉本ユミさんの翻訳も今回の作品にはぴったりだと思います。最後の終わり方は…後引くー!!!
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モニター
生まれた場所は同じでも、育った環境が全く違う二人が、最初はお互いに苛立たしく感じるのは、当たり前のことかもしれません。その二人が、お互いを知るにしたがって、惹かれ合っていく物語です。惹かれ合う中で、お互いを思い合ったり、傷つけ合ったり…。そんな二人のやりとりや、男性に負けじと生きてきたヒロインの初めて知る女性としての感情を、楽しみながら読めました。初めて知った恋心を思い出しながら読んでほしい作品です。
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モニター
本当に人を好きになるってどんなことなのか。何を一番大切にして生きていくのが良いのかを考えさせられる作品だった。人の愛し方の形は人それぞれあるけれど、自分の気持ちと愛する人の気持ち両方を考えて、守るべき人を守ることのむずかしさが伝わってきた。こんな風に生きていくのは簡単なようで難しい気がする。
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モニター
キャンディス・キャンプの今回のこの作品はあたりだと思います。勝気というか少し強情なヒロインですが、大人のヒーローがとっても頑張っています。笑。とはいえヒロインも頑張り屋さんの良い子で、そういう恰好をしているのにもきちんと理由があり、説明不足だ!といったモヤモヤはありませんでした。何気にヒーローの父親が良い味を出していて、とっても良い男でした!
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モニター
ジェシーのおてんばな性格と、紳士的で王子様のようなスティーブン。水と油の組み合わせではあるけれど、まるで磁石のN極とS極のごとく惹かれあい激しく求め合う過程に、胸がきゅんとなったりどきどきしたり。気持ちが若返った気がしました。
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モニター
反発しあう二人だが、お互いに相手にどう思われているかを気にしているのがとても微笑ましい。そして、靴を買うことを恥ずかしがり不安がるジェサミンがとても可愛い!
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ポテト
自分が知らなかった魅力的な部分を男性がどんどん引き出してくれる。素敵なシンデレラストーリーですね。
新聞記者の一家に育ち、10歳のころから小説を書き始める。クリスティン・ジェイムズのペンネームも持ち、現代小説と歴史小説の両方を手がける人気作家として活躍中。欲望と陰謀の渦巻く19世紀のイギリスを舞台にした、ちゃめっけあふれる楽しい作品で知られているが、実はアメリカ出身で、生粋のテキサス人である。