mirabooks
美容師のケイトは家族に仕送りをしながら細々と暮らしている。ある日、彼女は客が手に取った雑誌に目を奪われた。表紙を飾るのは、いま最も理想的な結婚相手と噂の大富豪、ダレン・カイザー・ジュニア――全国有数の大企業の重役だ。彼のような男性が目の前に現れたらどんなにすてきだろう。一瞬、夢を描いたケイトだが、二人の生きる世界のあまりの違いにむなしさを覚えてため息をついた。最近アパートメントの階上に越してきた、無愛想で悪趣味な服装の、眼鏡をかけたコンピュータマニアがよもやダレン本人だとも知らず……。
-
- 頁数
- 288頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2013年10月15日
-
- 著者
- ナンシー・ウォレン
-
- 訳者
- 高山恵
-
- 定価
- 796円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送
予定日 - 2013年10月08日(予定)
- 発送
-
- ISBN
- 978-4-596-91565-8
-
- 書籍番号
- MRB-565 (初版HA-35)
-
モニター
惹かれあいながらも、踏み出せない。友情を育もうとする二人。気になるけれど言い出せない、大人の初恋のときめき。外見から始まる恋でなくても、非日常の異国の地でなく洗濯室でも、お洒落な小道具はなくても、テイクアウトのピザとワインでも、素敵なロマンスは待っているはず、すぐそばに。読み終えた後そんな気持ちになる、おすすめの一冊です。
-
モニター
冴えない外観だけど、優しくて男らしいヒーローに惹かれたヒロインが、ヒーローの本来の姿を知ってしまった場面から一気に最後まで読んでしまいました。身分違いの彼と別れよう、忘れようとしているヒロインの姿がたまりませんでした。また、ヒロインからもう一度信頼を得るために必死のヒーローの行動にもドキドキ。今は、携帯メールや携帯電話で恋愛が進められるご時世ですが、この物語では、住居が1階と2階の隣人同士なので、お互いが手で書いたメモ書きが二人の間を近づけて行きます。ラストのメモ書きのやり取りがとても新鮮でした。
-
モニター
冴えないディーンとしてケイトにひかれていく、実は結婚したい男№1のダレンが、嫌味じゃなくて、良い人として描かれていて、ほくぼのした感じで最後まであっという間に読み終えました。ケイトが、とても魅力的で、前向きなかわいい女性で、好感がもてます。お決まりのシンデレラストーリーですが、とても爽やかな気分になれる1冊です。
-
モニター
海外ドラマを見ているような感覚で楽しめました。ドラマで最近このようなロマンチックなストーリーはないですが、小説なのに映像を見るような文章で楽しめて良かったです。愛する人の為に何かしたいという気持ちが素敵でした。ダレンの悩んだり喜んだりする姿が魅力的でした。
-
モニター
ハンサムで社会的・経済的にも安定していることを大いに楽しんでいたのに、ある事情から、本当に自分自身がしたいことを求めてダサダサの仮の姿で過ごしているヒーロー。そして、美人で真面目でけなげなヒロイン。そんな二人の、じれったくて切なくって、そして心がほんわり温かくなるお話でした。
-
モニター
現代風なストーリーです。私的には、ヒーローは傲慢でもなく情熱的でもなく今風な人です。勿論最後はハッピーエンドです。
-
トシコ
ふと思ったんですが、ヒロインのケイトは英国ドラマ『Doctor Who』Season5-7のカレン・ギラン演じるエイミー・ポンド。エイミーも魅力的な人物で、チャーチル首相とゴッホを虜にするし。ただし、エイミーはケイトほど胸は大きくないけど。ヒーロは……海外ドラマで例えると難しいなぁ。冴えないコンピュータ・オタクのディーンはドラマ『CHUCK』の全くトレーナーとGパンが似合っていないブライス(マット・ボマー)で、ダレンは『WhiteColor』の魅力的な笑顔を振りまくニール(マット・ボマー)ってとこでしょうか。
セクシーでユーモアあふれる作品を描き数々の賞を受賞している人気作家。USAトゥデイのベストセラーリストにも度々登場している。夢を叶えるためには闘いを恐れないヒロインと、女性を喜ばせる才能と繊細さを併せ持つヒーローを、日々その作品の中に生み出している。