mirabooks
厳格な父親に厳しく躾けられ、怯えて暮らす准男爵家の令嬢キャサリン。彼女は父親に支配されてきたせいか結婚が怖くてたまらず、一生独身でいようと心に決めていた。そんなある日、彼女は隣の領主で、眉目秀麗なマーチ伯爵と図らずも知り合う。何かと気にかけてくれる優しい伯爵に、孤独な彼女は友情を感じるようになった。ところが思いもよらないことに、伯爵は甘美な口づけをし、有無を言わさぬ態度で結婚を申し込んできた! キャサリンは狼狽して拒絶したものの、伯爵は甘く、けれども容赦なく彼女を結婚へと追いつめて……。
-
- 頁数
- 544頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2013年10月15日
-
- 著者
- キャサリン・コールター
-
- 訳者
- 清水由貴子
-
- 定価
- 985円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送
予定日 - 2013年10月08日(予定)
- 発送
-
- ISBN
- 978-4-596-91564-1
-
- 書籍番号
- MRB-564
-
モニター
傲慢なヒーローが田舎で出会ったお転婆なヒロイン。ヒーローはヒロインに一目惚れ。最初からここまでヒロインにべた惚れのヒーローも珍しいのでは。ただ、このヒロイン、秘密を抱えていて、素直になることができません。そんなヒロインにメロメロなヒーローは、猛アタックで迫ります。様々な困難を乗り越えてのラストシーンは感涙ものです。
-
モニター
「きっとこんな感じの小説かな」と思った予想は、嬉しいことに見事外れました。運命と感情が複雑にねじれ、もつれ合い、そして予期せぬ方向への展開に夢中になってページを繰ってしまいました。「じゃじゃ馬ならし」がベースとか。しかしその面白さは本家越えです。
-
モニター
ヒストリカルの作品でこんなにも一途にヒロインを愛するヒーローに初めて出会いました。ヒロインのケイトは独立精神旺盛で頑固なため、何度もヒーローである伯爵と衝突してしまいます。でも伯爵はあきらめないんです! 自分が惹かれた「美しいじゃじゃ馬」をひたすら愛し、守ろうとするんです。ケイトの悲しい過去にも正面から向き合いケイトが立ち直る手助けをします。作品を読みながらついついヒーローに「がんばって、あきらめないで」と声援を送りたくなる作品です。とっても素敵な恋物語でヒーローの友人たちとの会話もウイットに富んでいて作品に花を添えています!
-
モニター
自惚れ伯爵マーチの目線で始まる物語。主人公のキャサリンを手に入れるための努力は、涙ぐましいくらい凄まじい。放蕩伯爵の更生は伯爵ははたして本当に更生できるのか首をかしげるほど。それにも増してキャサリンの拒絶ップリ恐るべし。物語の途中、ちょっとこの長すぎる繰り返しにじれったくなりました。でも、女性は、こんな風に追いかけられたい? なんて感じちゃうのかな。諦めなかった伯爵の愛に武田鉄也を感じたのは私だけ?
-
モニター
飾らない性格のヒロインは生き生きとしていて魅力的。ヒーローもただ強引なだけじゃなくきちんとヒロインに向き合っていく姿がよかった。何気ない会話の中に隠された秘密。後半の展開にはハッとさせられ先が気になって夜更かししてしまいました。ヒロインを包み込むヒーローの愛の深さにウルっときてください。
-
モニター
最近ヒストリカルを読むようになり、この本も楽しく読ませてもらいました。その時代の生活や恋愛事情を思い浮かべることが出来ます。この物語は、放蕩を尽くした公爵が田舎で出会った可愛らしいヒロインに一目ぼれし、あっという間にプロポーズをします。でもヒロインはあの手この手で断ります。無理やり結婚した後も何かと逆らうヒロインに手を焼きながらも優しく応える公爵がとても男らしくかっこよかったです。ニヤニヤしたりハラハラしたり、終盤までハラハラさせられましたが、面白く読むことが出来ました。
テキサスの牧場で育つ。テキサス大学で学んだのち、ボストン・カレッジで歴史学の修士号を取得。卒業後はウォール・ストリートで企業幹部のためのスピーチ原稿を起こす仕事に就いた。1978年に処女作を発表。以後、歴史物ロマンスを中心に多くの作品を著し、ベストセラー作家としての地位を築いた。近年では現代物サスペンス・スリラーが人気を博している。カリフォルニア州在住。