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家族を捨て愛人に走った父と、泣いてばかりの母。そんな両親の姿を見て育ったスターは、愛などこの世に存在しないのだと幼くして悟った。男性を軽蔑し、誰とも深くかかわるまいとしてきたある日、友人の結婚パーティで、恋愛観を語る鼻持ちならないゴージャスな男に出会う。“愛がなければセックスも虚しいだけ”だなんて、女をベッドに連れ込むための綺麗事だわ。その男カイルの本性をどうしても引きだしたくなり、スターは無謀にも彼に誘いをかけた。だが逆にキスで骨抜きにされたばかりか、彼の一言にプライドを粉々にされ……。
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- 頁数
- 256頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2013年09月15日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 雨宮朱里
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- 定価
- 776円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2013年09月05日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91561-0
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- 書籍番号
- MRB-561 (初版R-1377)
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なな子
ペニーのヒーローはロマンチストなところがあって好きです。このヒーローもそうです。ドライなヒロインに対してヒーローの方が寂しく思ってしまっています。ヒロインがサバサバしすぎているのは心の傷が原因ですが、ヒーローが辛抱強く尽しまくって癒してあげて、すてきすぎます!!
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モニター
主人公スターが幼いころの心の傷を大きな愛で癒していくストーリー。相手のカイルが魅力的なのはさることながら、スターの素直になれない不器用な言動にどきどきはらはらしました。最後にはやっぱり愛! プロローグが可愛らしくて最後まで楽しく読めました。
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モニター
ゴージャスな容姿と高慢な態度で自分が傷つかないように武装しているスターはなんだか痛々しい。時間を掛けて真の自分と向かい合えるように寄り添ってくれるカイルはまるで腕の良いカウンセラーのようです。
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モニター
プロローグから混沌とした複雑な感情が絡み合い…いつのまにか私も、ヒーロー、ヒロインそれぞれの立場で、悩み考え夢中になって読んでいました。エピローグが近づくにつれ、こんなにもヒーローに理解され包み込まれ愛されるヒロインがとても羨ましく、いつまでも感動に浸って数々のシーンを何度も思い出したくなるハイボルテージなストーリーでした☆☆☆☆☆
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モニター
愛を信じずドライな関係を求めるヒロインと、ヒロインの挑発に乗らず心を開くまで待つヒーロー。包容力のある優しいヒーローが素敵です。通常のロマンスとは少し違ったパターンが新鮮でした。
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モニター
ブライダルブーケシリーズの最終話。ラストはどんな展開でハッピーエンドを迎えるか楽しみに手にとりました。スターの頑ななまでの結婚はしないという決意をどうやってカイルがその壁を崩していくのか。特別なことは、ほとんどありません。あまりにも自然過ぎて、こんなに愛されているスターに羨ましさを感じます。私もカイルのような男性に巡り合いたいです。
イギリス生まれ。30代になって初めて本格的に小説を書き始め、人々の内面の葛藤や人間模様を描いて世界中の女性たちの共感を得る。ミルズ&ブーン社では187冊の作品を発表し、総発行部数は全世界で1億部を超える、ロマンス界の第一人者。2011年12月、がんのため65歳の若さで惜しまれつつ生涯を閉じる。