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侯爵令嬢ルーシーは、きらびやかな社交界の花という仮面の下に、愛されたいと願う気持ちを隠していた。彼女に無関心な両親が望むのは、爵位のある男性と結婚して跡継ぎを生むことだけ。父が押しつけてくる花婿候補のサセックス公爵は堅物で冷ややかで、キスさえも礼儀正しい。確かにハンサムかもしれないけれど、彼には心なんてないに違いないわ。周囲が公爵を賞賛するほど、ルーシーの心は頑なになった。だがあるとき、彼女の向こう見ずな振る舞いに怒った公爵は思いがけず情熱を燃やした声で告げた。「きみを誰にも渡さない」
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- 頁数
- 464頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2013年06月15日
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- 訳者
- 立石ゆかり
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- 定価
- 985円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2013年06月06日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91547-4
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- 書籍番号
- MRB-547
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モニター
その完璧さが気に食わないのに、公爵の目を見ているとどうしても誰かを思い出さずにはいられないルーシーの葛藤がもどかしく、続きが気になって一気に読んでしまいました。公爵がそこまで自分の感情を抑える秘密が明らかになり、それを知ってからまた読み返すとその想いの深さには感嘆のため息しか出ません。「僕は君のためなら死ねる」という使い古されたセリフがまさかここまでぐっとくるとは! 次回作が待ち遠しいです。
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モニター
前作『オニキスは誘惑の囁き』の頃からヒロインにぞっこんだったヒーローと「興味がない、好きじゃない」と突っぱねながら、ヒーローを意識しまくるヒロイン。ヒーローの愛情の深さがステキだと思いました。今回はまだ脇役ですが、ヒーローの姉のエリザベスがとても魅力的です。彼女の運命がとても気になるので、次作もぜひ買わねば……。
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モニター
ルーシーは愛に飢えていたのにエイドリアンは冷静で情熱のかけらもなく愛情を感じられなかった。でも子供の頃の淡い思い出「おもちゃのベッド」が現在につながり真実を知ったルーシーが一緒に生きていける人と結ばれて良かった。この作品はシリーズ2作目ということなので従姉妹イザベラ編の1作目も是非読んでみたいと思いました。
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モニター
とにかく読みごたえがとてもあるボリュームが魅力的。細かい描写で主人公の気持ちの動きがとてもわかりやすくてつい感情移入してしまう。エロチックな描写が何か所もありドキドキしちゃう。話のつながり的に『オニキスは誘惑の囁き』も読みたくなるし、続きも気になる一冊です。もちろんこの巻だけでもじゅうぶん面白かったし、この作者の他の本も読みたくなった。
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モニター
お互いの心境が書かれていて、ヒーローのヒロインに対する熱い想いに感動しました! 『オニキスは誘惑の囁き』との関連性があるので、まとめて読まれることをおすすめします。
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モニター
本の後ろの紹介文を読んで、傲慢な公爵かと思いきや、違いました。途中、ヒロインが自分だけが不幸みたいな思いにとらわれすぎて、公爵の思いを考えもしないところには腹が立ちますが。次回作で謎が解き明かされるのが、待ち遠しいです。
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ひーこ
こちらの第二部から、読んでしまったので 、なんのことやら、さっぱりという感じに読みました。中盤すぎくらいにやっとなんとなくわかってきましたが、やはり、第一部から絶対に読むべき作品ではないでしょうか。私もこれから、すぐに第一部 を書店に買いに走ります!! 感想については、どの登場人物も魅力的で、ストーリーもおもしろく、次回作が待ち遠しいです。
多彩なジャンルを描き分ける、いま最も注目の作家。その作品世界はエロティック・ヒストリカルからパラノーマルまで多岐にわたり、匂いたつような官能性と、心に残る想像性で読者の心を魅了している。カナダのオンタリオ州在住。