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最強の種族に生まれたカイアは大胆不敵な女だと思われているが、秀でた姉や可憐な双子の妹に比べられて育ち、自分に自信を持てずにいる。そんな彼女が惹かれているのは暗黒の戦士ストライダー。カイアは強気な振る舞いで傷つきやすい心をひた隠し、ゴージャスでセクシーな彼を一途に想い続けてきた。だがストライダーは“征服”の魔物を宿し、どんな勝負でも負ければ激痛に苦しめられるため、戦士たちよりも強い彼女に見向きもしない。ついには拒絶の言葉を告げられ、カイアは涙をこらえた。彼のためならなんだってするのに……。
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- 頁数
- 544頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2013年04月15日
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- 著者
- ジーナ・ショウォルター
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- 訳者
- 仁嶋いずる
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- 定価
- 1,026円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2013年04月05日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91542-9
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- 書籍番号
- MRB-542
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モニター
面白いです。無敵の純情肉食系小悪魔女子カイアのハルピュイアとしての本能と、呪われ系天然最強俺様戦士ストライダーの征服の魔物が対決。この恋に明日は来るのかと、ハラハラどきどきでした。天下無双を地で行く二人が急接近する物語は、同時にヒロインが愛する姉妹や仲間に支えられて、母との確執、宿敵との戦いを乗り越えようとする物語でもあり、応援せずにいられません。気持ちいいほどツンデレなのは実はヒーローの方かも。
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モニター
屈強な戦士のストライダーがすごく優しくて、プライドが高くて怖いもの知らずのカイアがとっても乙女チックでかわいくて、ロマンスっていいな……としみじみ。ライサンダーとビアンカのラブラブぶりが拝めたのがうれしかった~。
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モニター
絶対に恋などできそうもない魔物憑きの暗黒の戦士たちですが、なぜかいつも魔物込みでまさに運命の恋人をGETしています。今回の「征服」の魔物を宿すストライダーのお相手カイアも、これ以上ないほど彼に向かない強い女性と思われていましたが、実はまさかのこのうえないほど彼にぴったりの女性でした。強気な二人の言葉の応酬と言葉とは裏腹のちょっと弱気な心の声の組み合わせが絶妙で、くすくす笑いながら楽しく一気に読了しました。ストーリー的にはシリアスで重いシーンも多かったのですが、不思議と明るい読後感の1冊でした。
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モニター
〈オリンポスの咎人〉シリーズ最新刊も情熱的な内容になっています。第8話ですがこの一冊でも充分楽しめる内容です。カイアの一途な思いとストライダーの思いなど目を離せません。
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モニター
ギリシア神話に登場する伝説の生き物ハルピュイア(顔から胸までが人間の女性、翼と下半身が鳥)をヒロインに据えながらも、力強くヒーロー一筋なカイアには魅力を感じました。過酷なハルピュイア・ゲームで二人は無事生き残ることが出来るのか、4つ目の聖遺物の行方もからみ、どきどきハラハラしながら一気に読みました。(追伸)最後のウイリアムのコーナー毎回楽しみに読んでいます。
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モニター
初めてこのシリーズを読みましたが、まさにハラハラドキドキの展開で一気読みでした。気持ちいいぐらいにバッサバッサと人が死ぬ伝奇バイオレンスみたいな物語なのに甘く切ないところも良かったです。そのギャップが。カイアとストライダーの気持ちのすれ違いはジリジリさせられますが、その分ラストはすごくほっとしました。個人的にはチョイ役のザカレルさんが好きです。
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モニター
まず、本を開いて2ページ目の人物相関図を見てシリーズものだということに気づき、「これは内容が読んでもわからないかも」と思い不安になりました。(シリーズの8作目のようです) ですが、読み進めるととても読みやすく魅力的な文章とストーリーで違和感なくぐんぐん読み進めることができました。ストライダーとカイアの互いの思いや葛藤、特殊な世界観も面白く、また他の登場人物たちもとても個性的でシリーズのほかの作品もぜひ読んでみたい! と感じました。もちろん、単品でも楽しめる内容なのでおススメです。
NYタイムズベストセラー作家。ロマンス小説好きが高じて、自ら書きはじめる。独自の世界観やユーモア、セクシーな作風が絶大な支持を得て、パラノーマル・ロマンスを始め、コンテンポラリー・ロマンスやヤング・アダルトの分野で活躍。著者を代表する〈オリンポスの咎人〉シリーズは9作目まで刊行され、そのたびに全米のベストセラーリストを賑わせている。