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伯爵家3姉妹の長女ヘレナは6歳から作法集を愛読し、教えを破ったことは一度もない。そんな彼女が付き添いもなく、放蕩者で投資アドバイザーのダニエルのもとを訪ねたのには訳がある。末妹がどこぞの若者と駆け落ちし、連れ戻すには世間の事情に通じる彼の助けが必要なのだ。しぶしぶ捜索を引き受けてくれたダニエルだが、旅に同行するというヘレナの訴えには首を横に振った。どうしてもついてきたいなら、噂にならぬよう夫婦のふりをしろという。私に諦めさせたいのね――彼の魂胆に気づいたヘレナは無謀にもその条件をのんだ。
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- 頁数
- 512頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2013年02月15日
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- 著者
- サブリナ・ジェフリーズ
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- 訳者
- 小長光弘美
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- 定価
- 985円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2013年02月07日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91534-4
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- 書籍番号
- MRB-534
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- ミニ
シリーズ - 伯爵令嬢の恋愛作法
- ミニ
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モニター
長編ヒストリカル3部作の2作目だったので、手に取った時は読み辛そうだと思ったのですが、旅の進展と共に、ジュリエットの行方とダニエルの謎が解明されながら進んでいくストーリーに引き込まれていきました。スリルある展開と、男性を寄せ付けない「おかたいレディ」のヘレナが「いたずらなレディ」へと変わっていくところもドキドキです。逞しい大男のダニエルがヘレナにベタ惚れなところも萌ますよ。(笑)
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モニター
世間知らずで頑固なレディであるヘレナが、ダニエルとの旅でどんどん魅力的になっていきました。ラストで、ヘレナがあんな台詞を言うようになるなんて! 二人の旅は謀略あり戦いありの勢いがある展開でドキドキしました。その中でお互いを信じ合えるようになる過程が良かったです。
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モニター
シリーズの1作目からお互い何かと突っかかっていたヒロインとヒーロー。これだけ正反対な二人はいないと思いますが、ヒロイン、ヒーローともに劣等感を持ちつつ、それをバネに生きていて、とても強い二人です。ヒロインが事件に巻き込まれた妹を救い出そうとする旅の中で、お互いを理解し、歩み寄る過程が上手く描かれていると思いました。3作目のヒーローが謎めいていて早くも次回が楽しみです。
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モニター
作法を重んじる生真面目なヘレナと追い剥ぎの息子で荒っぽいダニエルは正反対のキャラですが、二人のロマンスはホットで、とても素敵。特にヘレナが堅苦しい殻を破って生き生きとした前向きな女性に変化していく過程や、普段は堂々としているダニエルが実は苦悩を抱えている姿が印象に残ってます。サブリナ・ジェフリーズらしいしっかりとしたキャラとストーリー構成で楽しめる作品でした。面白かったです。
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モニター
エロティックヒストリカルとあったので、どんな内容かと思いましたが、ストーリーもしっかりしていて主人公の感情もとてもうまく表現されているので感情移入しやすく、すごく面白かったです。実際にあった場所の名称も出てきたりと、いろんな面で面白く読めますよ。シリーズものなので前作『お気に召さない求婚』から読んだほうがいいかもしれません。ちょくちょくその内容が出てきます。(もちろん、読んでなくても話にはついていけます)
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モニター
お嬢様が変わっていくところがいい。大人に変わっていく、そのいろんな経験が面白い。
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モニター
読みごたえがあり、とても面白かったです。すっかりサブリナ・ジェフリーズのファンになりました。本当にはまりました。ストーリーも面白く、エロティックな場面では、胸がどきどきしました。初めてのキスシーンもすごいです。絶対におすすめの作品です。できれば、前作の『お気に召さない求婚』も読みたくなりました。こちらの作品からでも、充分に楽しめましたが。
幼い頃から詩や短編小説を書くことが好きで、大学では作家ジェームズ・ジョイスに関する論文で博士号を取得した。その後、文学の准教授を経て作家に転身。セクシーな作風やエンターテイメント性たっぷりのストーリー展開に加え、文学者ならではの入念な時代考証と緻密に構成された文章が高く評価され、数々の賞を受賞している。現在、夫と息子とともにノースカロライナに暮らす。