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若き金融界の寵児ともてはやされ、富と名声を手に入れたショーンには誰にも言えない過去があった。そんな彼の元に驚くべき知らせが届く。長く疎遠にしていた父親が死んだというのだ。電話の主は父親の家の間借り人で看護師のリジーという女性だった。彼女がお悔やみを言い、父親の人柄を讃えれば讃えるほど、ショーンの心は冷えきった。この女の狙いは金なのか? ところがリジーと対面した彼は、想像とはまったく違った純真無垢な彼女の魅力に惹きつけられてしまう。リジーが欲しい。だが、もしあの過去を彼女が知ったら……。
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- 頁数
- 304頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年11月15日
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- 著者
- J・R・ウォード
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- 訳者
- 山本やよい
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- 定価
- 838円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2012年11月07日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91525-2
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- 書籍番号
- MRB-525
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モニター
別のシリーズを読んでいた作家ですが、あまりにもイメージの違う作品なので正直驚きました。ですが、パラノーマルが苦手な私にはむしろこちらの作品の方が王道ロマンスで良かったです。その育ちから人を信じられなくなったヒーローへの、ヒロインのあたたかい気持ちに涙が出ました。
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モニター
猜疑心いっぱいで何度もリジーを疑っては傷付け、でも心の奥底では彼女を信じたくてたまらないショーンの心の葛藤に、思わず「リジー、彼を見捨てないであげて!」と応援してしまいました。ありがちな設定なのに、斬新で奥深くて、ページをめくる時間が惜しいほど夢中になって読みました。やっぱりJ・R・ウォードの作品は凄い!! 一瞬ですが、懐かしい名前もでてきますよ。まだ彼女の作品を手に取ったことのない方、ぜひ彼女の世界を知っていただきたいです!
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モニター
J・R・ウォードのパラノーマル“ブラックダガーシリーズ”の大ファンです。彼女の別名での王道のロマンス作品ということで、期待いっぱいで読みすすめました。とっぴな設定はまったく無いのですが、しっとりとした大人のロマンスが素敵でした。切なかったのは、ヒーローの生い立ち。その中で三兄弟の兄、マックの今後がものすごく気になってしまいました。続編があるならば、是非読んでみたいです。あと、ヒーローの友人として私の大好きなブッチ・オニールが出てきたことに感動。これだけで、この本を読んだ甲斐がありました。
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モニター
父親との関係で、今でも心に傷を負うショーンの姿がひしひしと伝わって切なくなりました。成功して地位とお金があっても、いつも世の中を冷めた目で見ている孤独なショーン。父の死により、リジーと巡り合い、その優しさと癒しに次第に氷のような感情にも、ほころびが……。何度もリジーに心を許せるか?と問うショーンの葛藤が、過去を思うととてもせつないです。リジーの心の大きさ、包み込む温かさ、ショーンに必要だと、愛する人ができて、とても優しい気持ちになれると感じる物語でした。ほかの兄弟の物語もぜひ読んでみたいです。
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モニター
ヒーローとヒロインが出会い、心をかよわせていくところが素敵でした。ヒロインと出会ったことによって、ヒーローが過去を乗り越えていく姿にジーンとしてしまいました。読み応えがあり、読後ハッピーな気持ちになれる一冊です。
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モニター
ショーンの育った環境を知ることで、彼の心を理解した時のリジーの温かな瞳、慈愛に満ちた姿をこの目で見たいと思いました。
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モニター
しっとりと落ち着いた感じのおとなのロマンスでした。ヒロインの愛でヒーローの傷ついた心が少しずつ癒されていく感じです。秋の夜長にゆったりとした雰囲気で読むことができました。ただウォードはパラノーマルのシリーズの印象が強く、この作品は本来のジェシカ・バード名義で刊行して欲しかったです。
ニューイングランド生まれ。ロー・スクールを卒業後、ボストンの健康センターや国内の医療センターに長年勤務しながら小説を書き続ける。エロティック・パラノーマル・ロマンス作品でNYタイムズおよびUSAトゥデイのベストセラーリスト第1位に輝いたほか、ジェシカ・バード名義でコンテンポラリー・ロマンスも著す。現在は夫と愛犬のゴールデンレトリバーとともにアメリカ南部に暮らしている。