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盗まれた王笏(おうしやく)を巡っていがみあう、夏と冬の王国。妖精界には今にも戦争が始まりそうな緊張感が走っていた。王笏を盗んだのがアイアン族だと唯一知るミーガンは冬の王宮を抜けだし、かつての仲間パックやグリマルキンの協力を得て、妖精界を守るため笏を取り戻す旅に出る。旅の途中、想い人アッシュに絶縁を告げられショックを隠せぬミーガンに、パックがある告白を――涙と波瀾の後編。
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- 頁数
- 320頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年10月15日
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- 著者
- ジュリー・カガワ
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- 訳者
- 宮崎真紀
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- 定価
- 796円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2012年10月05日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91523-8
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- 書籍番号
- MRB-523
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モニター
上巻の終わり方でとても続きが気になり、すぐに下巻を開きました。ミーガンにとってのハッピーエンドは彼を選ぶことだったのかもしれないけど、私は選ばれなかった彼のほうに感情移入していたので、こういう道もあるのかー……としみじみと思いました(重大なネタバレになるので名前は伏せました!)。前作や作者さんのほかの作品も読んでみたいです。
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モニター
ミーガン、パック、アッシュの、王笏を巡る冒険が佳境を迎え、面白さのあまり、本を置く事ができませんでした。新しいテクノロジーが生まれて来る現代の会社に変装して潜り込んだり、高校のプロムに潜入したり、はらはらドキドキ。でも、ミーガンとアッシュの気持ちがすれ違い、もどかしくてどうなるのか気になり、一気に読んでしまいました。けれど、終わりが近づくにつれて、今度は、読み終えるのがもったいなくなりました。
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モニター
続きが知りたくて一気に読んでしまいました。下巻では人間界の場面もあり、ヒロインの揺れる感情が繊細に表現されています。手に汗握る場面も健在で、下巻ではロマンティックな場面と合わさってとても印象的です。ヒロインがティーンエイジャーということで、他にない雰囲気があり、純粋で正直ですごくまっすぐで魅力的でした。ずっとドキドキしっぱなしで読みましたが、読んだ後はとてもさわやかな感じが残りました。
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モニター
正直、本作から読み始めたので上巻では用語に慣れず、戸惑いましたが、下巻ではわかっているので、読み始めてすぐに作品の世界に引き込まれました。主人公が高校生ということもあり、HQ独特の濃い(笑)恋愛模様はありませんが、それでもミーガンを取り巻く恋愛模様にドキドキワクワク、盗まれた王笏の行方にドキドキワクワクとドキドキワクワクのオンパレードでした。ミーガンの恋の行方が気になります!!
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モニター
上巻から一気に下巻まで読みましたが、最後まで飽きさせずに読めました。これで終わるのかと思ってたらあとがきまで目が離せません。おすすめします。
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モニター
今作では“季節の王笏”を取り戻す新たな冒険に挑みます。しかも、前作以上に過酷な試練が用意され、私はハラハラしながら見守りました。そして、驚きのエンディング……。次作以降の展開がとても気になります。それにしても、シェークスピアや童話など、誰でも知っている話を思い出させつつ、王笏の隠し場所が意外な場所だったり、バグという金属製の虫が出てきたり、「現代に対する皮肉」もからめて書かれているのはなかなか面白い!
カリフォルニア州サクラメントの生まれ。9歳のときにハワイへと越す。幼少期はほとんどの時間を海で過ごし、自然や昆虫、魚たちと遊んだ。また本の虫でもあり、授業中でも隠れて小説を読み耽っていたほど。やがて読書への情熱が彼女を執筆へ向かわせる。『フェアリー・プリンセス 夢迷宮への片道切符』でデビューするや同作でRITA賞を獲得し、その才能を見せつけた。