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亡き父の遺言状はマリアにとってあまりに衝撃的なものだった。父ともほかの姉妹とも血のつながりはなく、それぞれの複雑な生い立ちが明らかになったのだ。マリアは動揺しつつも、過去と向き合う決意をする。実の母が何者かに殺されていたなんて──マリアは故郷に戻り、地元の刑事ボディの協力を仰いで母の軌跡をたどった。次々と現れる真実にマリアが打ちのめされるたび、ボディは彼女を励まし、ときには情熱的に癒やした。だが、二人の間に強い絆が生まれかけたとき、運命はまたもマリアに残酷な試練を与えようとしていた……。
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- 頁数
- 416頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年09月15日
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- 著者
- シャロン・サラ
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- 訳者
- 皆川孝子
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- 定価
- 880円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2012年09月06日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91516-0
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- 書籍番号
- MRB-516
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モニター
一気に読み終えました。強くユーモアのあるヒロインに試練が訪れ、立ち向かう。そんなヒロインに惹かれ、支えていくヒーロー。シャロン・サラの真骨頂です。優しい両親に3姉妹の二女として育てられたはずが、亡くなった父の遺書により姉妹はみな養女でそれぞれの親には衝撃的な事実があると知らされる……。3部作なので、姉妹それぞれが事実を受け止めていくことになると思いますが、どうやって乗り越えて行くのか……楽しみになりました。
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モニター
ポジティブで強気なヒロイン、マリアと優しく寄り添うボディの軽妙なやり取りが素敵でした。周りを取り巻く人々が魅力的で、もっと読んでいたいな~と思ったところであっけなく終わってしまい、少々物足りないな~と思ったら3部作。第2弾が楽しみです。
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モニター
大好きなシャロン・サラの新シリーズの最新作で、一気読みしてしまいました。シリーズ最初の本作は、3姉妹の次女マリアの物語です。父の死後、遺言により自分たち姉妹が両親の子供ではなく、それぞれ別の親を持つ赤の他人だったことを知るという衝撃の事実から物語は始まります。マリアは実母が娼婦で殺されていたことも知り、自分の過去を知るため、実母を殺した犯人を突き止めるため故郷に帰るが……。
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モニター
この本を手に取って、読み始めたとき、ラブラブな内容かなと思っていました。まさか、ミステリーものとは!!! 最初はなかなか読み進まず苦労しました……。しかし、登場人物の動作、感情が事細かに描写してあり、容易に想像できた自分にビックリ! 作家さんの描写に関心させられました。主人公マリアは美しいだけではなく前向きで、物語の中でどんどん強くなっていきます。実の両親ではなく、姉妹も血がつながっていないことだけでも打ちのめされるのに、産みの母が売春婦だなんて……。それでも、殺された実の母の捜査をしようと生まれた街を訪れて。小さい頃の自分と向き合い、傷つきそれでも前に進み続ける……。傷ついたとき、姉妹やバドに慰められ、血は繋がっていなくとも愛情で固く結ばれている……とホッコリしました。一緒に捜査する刑事のボディと恋愛は、ときめきから豊かな愛情へと成長していく作品でした。この作品では、姉と妹の素性が明らかになりつつある段階でした。次回はどちらかと楽しみに待っています。
オクラホマ生まれ。存在感のあるキャラクターと刺激的なプロットを得意とし、各紙ベストセラーリストの常連。実生活で様々な葛藤を経験した彼女の作品は、エンターテイメント性の高いサスペンスの中にも人間への深い愛情が込められている。作品で人を癒すことが最大の喜びと語る。ダイナ・マコール名義でも多くの作品を著し、ひと味違った作風でファンを増やしている。