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10年前、父が頭に大怪我を負ったあの日がローリの人生を変えた。以来、意識が戻らない父の看病に明け暮れ、大学進学も、恋も諦めたのだ。その父がついに亡くなり、抜け殻になったローリも、ようやく自分の人生を歩き出そうと思い始める。まだ恋をする気にはなれないけれど、割り切った甘美な関係を誰かと楽しめたら――そんな秘めやかな願いを偶然知り、相手に立候補したのがクイン。親友の兄で建築家として成功した、今や住む世界の違うエリートだ。昔なじみで憧れていたクインからの突然の申し出に、ローリは目を丸くした。
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- 頁数
- 432頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年08月15日
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- 著者
- ヴィクトリア・ダール
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- 訳者
- 琴葉かいら
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- 定価
- 933円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2012年08月02日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91512-2
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- 書籍番号
- MRB-512
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モニター
もし他人に言えない妄想を叶えてくれる人に出会えたら? たとえ浮世離れしたオタクであっても、その人が肩幅の広い大金持ちのセクシーなイケメンだったら、恋に落ちてしまうのも当然のはず。でも恋に臆病なヒロインはなかなか素直になれなくて……。ヴィクトリア・ダールらしいホットなシーン満載の中にも細やかな感情が描かれているので、思わず感情移入しながら、一気に読んでしまいました。次回作も、絶対読みます!!
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モニター
仕事に夢中になると、他のことは全部すっ飛んでしまう(好きな子のことでさえ)ヒーローは、ヒロインにメロメロなことが多いハーレクインでは新鮮に感じました。ヒロインがカラッと明るいので、そんなヒーローのオタクぶりもかわいく思えます。楽しく読めた作品でした。
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モニター
ちょっぴり自分に自信がない不器用な2人が進めていく関係はとても刺激的で、愛がなくては無理なのにあえて目をそむけている頑固者同士。この2人が愛に気付くまでのじれったさがいろんなエピソードと共に楽しめる作品でした。
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モニター
幼なじみ同士の二人が、情事かそれ以上の関係か、お互いの気持ちに気づくまでが、ミステリーを絡めながらも、テンポ良く書かれています。ヒーロー視点、ヒロイン視点がそれぞれあるので、心情もよく理解できて読みやすかったです。セクシーすぎるホットな描写も、この作家さんにかかると、何故かいやらしくなく、爽やかに読めるのも魅力の一つだと思います。絶対におすすめです。
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モニター
待っていました! 前作『モリーの言えない秘密』を読んで、ローリが主人公になるのを。しかもお相手がクインです。「注意散漫博士」というあだ名の通り、建築のことばかり考え、他の事にはぼんやりしているクインが非常に可愛くて、そのトンチンカンな言動も憎めません。でも、そんな彼だからこそローリの頑ななところを溶かしたんですね。とても素敵な一冊でした。
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モニター
幼ななじみとの恋のお話です。ヒロインは父親の面倒を見るために自分の道を諦め、苦労しています。ヒーローもヒロインも何かと不器用で思わず突っ込みを入れたくなってしまいました。早く幸せになってほしい! お互い自分の気持ちに気が付いてよ!と応援してしまいます。また、親友とのガールズトークもテンポがあって面白かったです。親友、モリ―と警察署長(この歳で署長さんなのでエリート?)のストーリーも気になり、読んでみたくなりました。また好きな作家さんが増えました。
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モニター
前作「モリーの言えない秘密」にも登場したローリが主役のお話。お相手のクインはかなり天然なオタクの天才! スタイルも見た目も良いし、お金持ちだし、日本のオタクのイメージからはかなりかけ離れた感じ。セレブな女子からはもてるようですが、今まで本当の恋をしたことが無い! ローリも入院しているお父さんと修理工場を背負っているため、借り物の人生を歩んでいるような生活。そんな二人がひと夏の燃えるような体の関係になり……舞台も真夏でちょうど今の季節にぴったりです! 暑い中、汗をかきながらホットな小説を読むのも楽しいですよ(笑)!
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みささ
題名からしてワクワク。等身大の女性の誰もが心に持つ欲望をさらりとホットに描いていて、大いに共感できました。ロマンスだけでなく、土地の開発問題をめぐるサスペンスもあり、最後までワクワク。これまた好きな作品『モリーの言えない秘密』のカップルも再登場して、物語に花を添えています。
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gene
『モリーの言えない秘密』を読んでハマりました。すごく面白いです。でも、個人的にはモリーの方が濃厚な感じがします(笑)。ローリも楽しかったけど、クインがココまで天然とは。4人がそろったシーンがあればもっと良かったのに!
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serebuta
鬱屈した生活に気晴らしを求めているヒロインという設定だが、ヒーローを癒す笑顔と彼の仕事や性格への理解力がある女性で、好感がもてます。ヒーローの妹と親友なので、仲良し二人のブラック・ジョークのやり取りが面白かった。原文ではどう書かれているのかと興味が湧きます。3部作の2作目で次回はあの人が主人公になるということで楽しみです。
家族とともに、アメリカの山間部の小さな町に暮らす。12歳からロマンス小説を読みはじめ、20歳のときに初めて執筆に挑んだ。作家の登竜門ゴールデン・ハート賞を勝ち取った天性の実力派。ヒストリカル、コンテンポラリーともに積極的に執筆し続けている。ベストセラーリスト常連の、期待の新星。