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弟を取り戻すため、幼なじみのロビーと妖精界に飛びこんだミーガン。だが途中ではぐれてしまい、ようやく見つけたとき彼は妖精王の手で鳥の姿に変えられていた! 頼みの綱をなくしたミーガンに、さらに衝撃の事実が告げられる。彼女は人間の母親と妖精王との間に生まれた、2つの種族の血を引くプリンセスだというのだ――皮肉屋の猫やクールな冬の王子まで現れて、波瀾含みな怒濤の後編。
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- 頁数
- 304頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2012年07月15日
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- 著者
- ジュリー・カガワ
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- 訳者
- 宮崎真紀
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- 定価
- 796円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2012年07月05日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91510-8
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- 書籍番号
- MRB-510
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モニター
ネバーネバーの妖精たちと出合い、さまざまな事実と向き合いながら、ついにはアイアン王と対決する。平凡だったミーガンがパックとアッシュを橋渡ししたり、グリマルキンと冒険して弟を救えるのか、すごくワクワクしました。アイアン王国での話はちょっと現代社会の皮肉が感じられます。登場人物や王国の名前が「あれ?」と思っても大丈夫! 親切な用語解説が巻末に載っているのでファンタジーの世界にどっぷり浸れました。
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モニター
帯に「現代版 不思議の国のアリス」とあるんですが、なんと言いますか、もっとエグイ感じです。今までの物語の中で語られてきた「妖精」の全てを総動員したような、次々と押し寄せるように色んなモノ(?)が登場してきます。ずっとミーガンを見てきた「パック」も気になるし~、クールな王子様「アッシュ」も気になるところです。実はずっとミーガンのことをあんまり情を感じさせない子だと思っていましたが、そうではないことがわかって安心しました。
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モニター
下巻は、息もつかせぬ展開でした! 口では冷たいことを言っていながら、傷つき倒れてもなお約束を守ろうとするアッシュにヒロインと同じように胸が痛みました。ラブリーすぎる表紙で若い人向けなのかと思いきや大人も十分楽しめるお話。ミーガンと妖精の国がどうなっちゃうのか……とっても気になります!
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モニター
ただのファンタジーロマンスではなく、美しいけど毒があるような世界観にぐいぐい惹き込まれます。すごく秀逸な作品に出会えて嬉しいです! ファンタジーが大好きなのですがお気に入りがまたひとつ増えました。
カリフォルニア州サクラメントの生まれ。9歳のときにハワイへと越す。幼少期はほとんどの時間を海で過ごし、自然や昆虫、魚たちと遊んだ。また本の虫でもあり、授業中でも隠れて小説を読み耽っていたほど。やがて読書への情熱が彼女を執筆へ向かわせる。『The Iron King』でデビューするや同作でRITA賞を獲得し、その才能を見せつけた。