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スコットランドの北部、エデンの谷は今や存亡の危機に瀕していた。事態に心を痛める谷の族長の姪カーラは、ある日不思議な幻影を炎の中に見た──たくましい救い主の姿を。なりゆきで偶然かくまうことになった手負いの騎士ダンカンこそが、その救い主だとカーラは気づいたが、彼には何か秘密があるらしかった。一刻も早く谷を去ることを望むダンカンに、カーラはしだいに報われぬ恋心を募らすようになり……。ヒストリカルの名手スザーン・バークレーの『カーラの贈り物』ほか、人気作家によるクリスマス短編2編も豪華収録!
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- 頁数
- 424頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年12月15日
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2011年12月02日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91482-8
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- 書籍番号
- MRB-482
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モニター
中世ハイランドを舞台にした3作家の3つの愛の物語。熱き騎士と無垢な乙女の愛のエピソードはとても心温まります。クリスマスを舞台にした話が他にも2編収録されていて、これからの季節にピッタリの作品だと思います。皆さんにぜひおすすめしたい一冊です。
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モニター
ダンカンをエデンの谷の救世主と信じるカーラと故郷に婚約者を残し帰郷したいダンカンとの攻防戦が楽しめ、結末が分からず最後までどうなるか気になり一気に読みました。他の短編もクリスマスに相応しい話で楽しめます。
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モニター
ハイランドが舞台の3つの愛の物語です。ヒロインがとても素敵です。貧しい時代だからこそ、愛するひとに巡り会った時の純粋な気持ちに感動します。特に3作目の「ハイランドの勇者」は戦士のモーガンがひたすら家族に尽くすリンゼーを思いやるやさしさが好きです。愛の贈りものを読んで癒されました。
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モニター
3作品が収録されていますが、戦いに身を投じる戦士と清楚に生きる女性の運命的な出会いと、苦しい状況の中でもお互いを思って助け合う姿が描かれていたと思います。1冊に3作品も収録されていて中世の世界の雰囲気に浸れると思います。
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モニター
「カーラの贈り物」…純粋無垢であり、好奇心旺盛、うちに情熱を秘めたカーラが、ある一人の男性に出逢うことによって自分の中の女性に目覚め、愛を貫いていく…そしてその男性もだんだんとカーラの魅力の虜になり…果たしてカーラからの贈り物とは? 久しぶりに男と女の本能を描いた物語を読みました。
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モニター
優しい気持ちで読ませていただきました。まるで映画を見ているようで、雄大な自然を舞台にしたストーリーは私好みでした。優しさにあふれた人々に助けられた騎士ダンカン。ヒロイン、カーラの美しさに惹かれ徐々に心をほぐしていく彼の気持ちの変化にドキドキしながら読みました。読みやすく心情が丁寧に描かれた物語はとても素敵でした。
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モニター
『カーラの贈り物』は誇り高いヒーローと奔放な主人公のやり取りがおもしろく、どうやって恋人になるのかその過程が楽しかったです。二人の間に横たわる許婚の問題も綺麗に片付いてほっとしました。『聖なる贈り物』は領地や名誉や騎士などヒストリカル独特の雰囲気がとっても出ていました。こういった内容は日本人には分かりづらい感覚もあるのですが、そういうのもひっくるめて楽しかったです。『ハイランドの勇者』は騎士とレディの恋ということで、クリスマスならではでの甘い恋物語がおもしろかったです。
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モニター
美しいハイランドを背景に猛々しくも優しい騎士達と、美しく芯のあるレディ達のいろいろな贈り物の物語です。『聖なる贈り物』では、お互いを思いやるばかりにすれ違ってしまう場面が切なく涙してしまいました。あんなにステキな騎士に全てを捧げられるほど愛されたらジュリアナでなくてもメロメロに! 読んだ後はクリスマスらしくホットな気持ちになり今すぐ愛する人を抱きしめたくなります!
1992年に北米デビューを飾り、以降シリーズ・ロマンスにおいて〈愛のサマーヴィル〉、〈サザーランドの獅子〉などのシリーズで支持を得て、名実ともにヒストリカルのトップ作家に躍り出た。ヒストリカル・ロマンスを書くことは最高の幸運と考える彼女は、人一倍研究熱心なことでも有名。ファンに惜しまれながら、99年9月に帰らぬ人となった。
文章を書くのも、絵を描くのも大好きで、一時期はイラストレーターとして働いていた。ロマンス小説を執筆するきっかけとなったのは、表紙のイラストの仕事を探していたとき。ふと本の内容に興味を持ち、書いてみることを思い立った。すでにロマンス小説の愛読者だったため、無理なく書くことができたと語る。現在、アラバマ州で夫とともに暮らす。
ミシガン州在住。高校時代は学生新聞の記事を執筆する優等生だった。ヒストリカル及び現代ロマンスのほか、脚本や子供向けの本も書く。幼なじみと結婚し、5人の子供を育てあげた。尊敬する人物は、母親と高校の先生、それに彼女と同じ年にデビューし、大親友でもある作家ノーラ・ロバーツだという。