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1826年、英国。才気煥発な準男爵の娘ジュリアナは強欲な母親に強いられるまま、フランス貴族ニッキーと愛のない結婚をすることに。心のよりどころは愛する亡き祖母へ宛てて手紙を綴ることだけで……(『綴られし乙女の祈り』)。現代、アメリカ。写真家コーリーは、かつての憧れの人スペンスと撮影現場で再会。2人の距離は縮まったかに見えたが、思わぬ誤解がもとでまた離れ離れに……(『君とめぐり逢うまで』)。読み継がれるヒストリカルの名作『とまどう緑のまなざし』、大絶賛の近作『君といたあの頃に』の各関連作を収録!
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- 頁数
- 288頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年11月15日
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- 定価
- 838円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2011年11月04日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91477-4
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- 書籍番号
- MRB-477
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モニター
ヒストリカルとコンテンポラリーの一粒で二度美味しい二本立て。どっちもキュンキュンくるんですが、二本目の「君とめぐり逢うまで」がもう最高にきます。少女の頃のコーリーの、スペンスを崇拝するかのような初恋の様子なんか実に甘酸っぱい。キスさせようと策略を巡らすあたりはドキドキします。読む前は短編で物足りないかもしれないと思ったけど、長さじゃないね。どちらもゴージャスな作品で大満足\(^o^)/
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モニター
2作とも起承転結のはっきりした、読後感の良い、よくできたお話でした。ヒーロー&ヒロインのキャラがたっていて、ついついストーリーに引き込まれてしまい、ページをめくる手が早くなるのはさすがにマクノートです。2作とも長編のスピンオフとなっておりますが、どちらも前作を読んでいない方でも、十分楽しめる完成度の高い作品でした。マクノートはかなりボリュームのある長編が多いので、この短編集ははじめて読む方に良いかもしれません。
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モニター
スピンオフの短編集という事で、とても楽しく、さらりと読むことができました。マクノートらしくて良かったのですが長編の方が好きなので少し物足りなさを感じました。どちらかと言うとヒストリカルの方がストーリーに入り込めて面白かったです。二編共、お祖母ちゃんが物語に重要な人物で登場し、二つの作品につながりをもたしているのは、さすがマクノートだなぁと思いました。
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モニター
ヒストリカルと、現代ものの2編。どちらもクリスマスの雰囲気をただよわせた物語。ヒストリカルは、秀でた才能のヒロイン、理解する祖母、そして奇跡。するりと心に入って、ほんのり心があたたまる作品です。現代ものは、背景を身近に感じる分、ヒロインのコーリーの切ない心がひしひしと伝わってきます。ヒーロー・スペンスの心がわからないコーリーの思いが切なくて、そしてクリスマスの雰囲気たっぷりのロマンス。違った味わいの、この時期にぴったりの2作品だと思います。
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モニター
翻訳されたマクノート作品は、全作読んでいますが、今作品は、初めての短編集でした。ヒストリカルとコンテンポラリーの二本立てで、どちらも以前に出版されている作品の関連作です。関連作品を読んでいない方でも、十分に楽しめる作品ですので、迷うことなく、是非読んでみて下さい。お薦めします。短編なのに、どちらの作品も、長編さながらの細やかな心理描写が健在です。ジーンとくる場面もクスッと笑ってしまう場面もあり、登場人物達が生き生きとしています。あっという間に、夢中で読み終えてしまい、「もっと、作品が長ければいいのに・・・」と思ってしまいました。これから、街はクリスマス一色になる季節ですが、この作品からもクリスマスの雰囲気が味わえ、温かい気持ちになれると思います。
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モニター
短編だけにマクノートらしさがギュッと凝縮されています。なんとかヒーローの誤解を解こうとするヒロインのいじらしさに胸打たれます。脇役のおばあさまもいい味を出しており物語に彩りを添えてくれます。
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モニター
この季節にぴったりのホロリとする一冊です。心がジーンとせつなくなって泣けます。愛のすれちがいって、読んでいて、引き込まれるストーリーですよね。人を愛するって、こんななんだと、読みながらウルウルしちゃいました。絶対読むべき!! この感動をまだの方は、是非味わって欲しいなと思います。
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モニター
今回の愛のキューピットは孫娘を愛するおばあちゃんでした。どちらの話のおばあちゃんも何を言い出すかわからずハラハラさせられるけれど、孫娘の幸せを願う気持ちは一緒でした。孫娘は、愛する男性との間に誤解を招き一時はだめかもと思ってしまいますが、おばあちゃんのおかげで誤解を解き、幸せをつかみました。おばあちゃんのファンになりそうです。ほっこり温かい気持ちになれる1冊です。
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モニター
短編2編、どちらもひたむきなヒロインと非常に魅力的だけれどそれ故に用心深いところのあるヒーローのお話。ヒロインがひたむき過ぎて、彼にこんな価値があるの?と少々感じるときもあったけれど、答えは彼自身が教えてくれます。いずれも傑作長編の関連作ということで、「ふぅーんあれからこんな話が…」、「そうかこれまでにこういうエピソードがあったのね」という楽しみ方も出来ます。あったかいお話です。
みなさま、大変お待たせいたしました! ジュディス・マクノートの久々の新作、ハンカチが何枚あっても足りやしない感動のクリスマス・アンソロジーをお送りします。ヒストリカルのほうは、名作と呼ばれているあの『とまどう緑のまなざし上・下』(二見書房刊)の関連作。すでに読まれている方はすぐにぴんとくると思いますが、けっこう重要な役どころで再三登場していた、フランスの名門貴族ニコラス(ニッキー)が本作のヒーローです。そして、コンテンポラリーのほうは弊社刊『君といたあの頃に上・下』の関連作。こちらも読まれた方にはすっかりおなじみの、フォスター家の面々が勢揃い。ダイアナの継妹キャロライン(コーリー)の視点から見たフォスター家の知られざる一面と、憧れの人スペンサー(スペンス)との恋模様を堪能できます! これはもう絶対に買うしかない、お得すぎる一冊です!!