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伝説の生き物を内に宿すグウェンは実験のために監禁され、自由になる日を夢見てきた。そんなある日、屈強な戦士たちが部屋になだれこんできて、彼女は怯えてガラスの檻の奥に身を寄せた。おそるおそる目を上げ、息を止める。戦闘の指揮を執るサビンという名の男が彼女を崇めるように見つめていたのだ。サビンに檻から助け出されると、グウェンは彼の居城へ連れ去られた。不安になるべきなのに、一緒にいられることに喜びを感じて。でも、身を委ねるわけにはいかない。自分の中に眠る獣は、愛する人さえ殺すかもしれないのだから。
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- 頁数
- 544頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年09月15日
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- 著者
- ジーナ・ショウォルター
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- 訳者
- 仁嶋いずる
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- 定価
- 985円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2011年09月07日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91467-5
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- 書籍番号
- MRB-467
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- ミニ
シリーズ - オリンポスの咎人
- ミニ
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モニター
シリーズを通して読んでいます。第4弾は戦いを最優先するリーダーのサビンと、凶暴で残酷な種族ハルピュイアのグウェンとの衝撃的な出会いから始まります。ここからワクワクです。グウェンは自分の中の獰猛さを嫌う臆病者なのですが実は戦うと強い!! 今迄と違ったヒロインですよ。心の葛藤に苦しみながら変化していく二人の思いに魅せられます。登場人物が多いのですが、その繋がりもこのシリーズの見所の一つですね。次回以降の話も少し垣間見れて、ますます<オリ咎>にはまっていきます。
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モニター
疑念の魔物を宿すサビンがヒーロー。今までで一番情熱的で、エロティックだと思います。というのも、サビンの恋人になるのは、伝説の魔物ハルピュイアを宿すグウェン。運命の恋人とも言える二人の関係がどう進むのか、何よりもハンターに勝利することを重んじるサビンがどう変わっていくのか、グウェンがどう成長していくのか、これからの物語への伏線もたっぷり、読み応えもたっぷりで、<オリ咎>シリーズの重要な一冊となるのは間違いない。この先がますます待ち遠しい!
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モニター
伝説の生き物を体に秘めたばかりに、人体実験のため、監禁され続けるヒロイン。好きでこんな体に生まれたわけじゃないのに、彼女に自由をつかむ日は来るのでしょうか? そんな時、戦士たちが彼女たちを助けに来ました。理由はわかりません。しかし、彼女にとっては、自由を掴み取るためのチャンスだったのです。その戦士の一人に恋心を抱きますが、自分が彼を殺してしまうかもしれないという恐怖に駆られ、どうすることもできないまま日々が過ぎます。彼女に、自由と恋はつかめるのでしょうか。最後まで目が離せません。
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モニター
<オリンポスの咎人>シリーズを読んだのはこの本が初めてでしたが、難なく読めて、どんどん話に引き込まれていきました。愛するからこそより一層深まる猜疑心にどのように打ち勝つのか、展開に目が離せません。ヒロインはハルピュイアという生き物で、人からは醜く凶暴だと恐れられています。そう生まれついてしまったからこそ葛藤するヒロインの心と体の成長も一つの読みどころだと思います。
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モニター
「疑念」の番人サビンと、残忍な一族ハルピュイアのグウェンが主人公。体に住みついてる疑念のせいで、今まで愛する人とは悲劇的な結末しかなかったサビンが、グウェンと出逢って『もしかしたら、今度こそ・・・』と少しずつ期待して暗黒の戦士から人間に近くなっていくところが良かった。<オリンポスの咎人>シリーズを読んだのは初めてだったので、その他の個性的な戦士達の話も読んだほうが、より楽しめると思ったので、これから読もうと思う。
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モニター
1作目マドックスではなかなか世界観がつかめなくて読み進めるのに時間がかかりましたが4作目ともなると、もう一気読みです。場面の切りかえもうまくてスピード感があるので止まらなくて…。今回の主役サビンとグウェンも魅力的でした。凶暴で残忍な種族なのにかわいくてやさしいグウェン。なのにサビンの魔物にも負けない強さもあるし。ところどころに張られた伏線がすごく気になります。次作も楽しみです。
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モニター
<オリンポスの咎人>シリーズをこの『サビン』で初めて読みました。あらすじを読むと独特の世界観を持っている本のようなので、自分には苦手なジャンルだな~と思いつつ読み始めたのですが、すっかり物語の中に入り込んでしまって徹夜して読んでしまいました。今までに読んだことがない設定で、とても面白かったです。ヒーローとヒロインの切ない気持ちにうるうるし、ハッピーエンドで幸せな気持ちになりました。他のシリーズ作品も読んでみたいと思っています。
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モニター
前から気にはなっていましたが、〈オリンポスの咎人〉シリーズを読むのは今回が初めてでした。最初は戦士や神々の登場人物が多く、混乱することが多かったのですが、慣れてくると物語に惹きこまれました。サビンとグウェンの視点で物語が描かれていて、どちらの気持ちも読み取ることができ、より物語に入り込めました。どんどん互いに惹かれあう二人、サビンの葛藤、グウェンの力、仲間が仲間を思う気持ち、魔物の存在、グウェンの父とサビンの関係…最初から最後までハラハラドキドキで、いろんな魅力が詰まった作品でした。今回脇役だった戦士たちのシリーズも読破したい!と思います。
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ハルハル
<オリンポスの咎人>シリーズはハーレクインにしては珍しいジャンルのお話ですね。今回は、疑念の番人サビンと美しいハルピュイアのグウェンがヒーロー&ヒロインとなっています。ファンタジーものなので好き嫌いが分かれるところかと思いますが、全ての不死の戦士や女神、ヒロインたちは独自性あふれる設定・節理の中に生きていて、話しを盛り立てていて、個人的には結構好きです。そして、希望もまた魔物のひとつであるというのが、考えさせられるところです。
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モニター
<オリンポスの咎人>シリーズは、今まではコミックで読んでいました。今回のサビンで初めて文庫で読みました。なかなか文字を読むのが嫌いな私なのですが、すぐに夢中になりました。“疑念”の番人、サビン。ハルピュイア一族のグウェンの強さは、彼らに負けない。登場人物のかっこよさと愛するものを守る姿にキュンキュンしてました。ラブシーンは二人の息遣いまで聞こえてきそう。仲間を思いやる暗黒の戦士達。ハンターの首領が明らかになり、これから先のシリーズますます楽しみです。
NYタイムズベストセラー作家。ロマンス小説好きが高じて、自ら書きはじめる。独自の世界観やユーモア、セクシーな作風が絶大な支持を得て、パラノーマル・ロマンスを始め、コンテンポラリー・ロマンスやヤング・アダルトの分野で活躍。現在も続く〈オリンポスの咎人〉シリーズは新作が刊行されるたびに全米のベストセラーリストを賑わせている。