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慈善事業団体で働くマンディは、上司に連れられてチャリティオークションに参加した。目玉商品は、上司の甥でマンディの憧れの人でもあるサッターと、3週間グレートバリアリーフ島で過ごす権利。マンディは上司命令によりその権利を落札するが、実はすべて、働きすぎの部下を休ませようとする上司のお節介な企てだった。こうして思いがけずひと夏のバカンスが始まるも、せっかくの青い海を前に室内に引きこもるマンディに、サッターは苛立ちを隠そうとしない。だがマンディにはどうしても海に近づけない悲しい理由があって……。
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- 頁数
- 296頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年08月15日
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- 著者
- エリザベス・ローウェル
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- 訳者
- 萩原ちさと
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- 定価
- 796円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2011年08月03日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91466-8
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- 書籍番号
- MRB-466 (初版HT-4)
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モニター
ローウェルお得意の、とっても切なくて、たまらず一気読みしちゃう、そんなお話でした。自分に正直であろうとするヒーローのサッターと、苦難に立ち向かうヒロインのマンディがまた良いんですよね。大好きな作品です。
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モニター
ヒロイン・マンディの海に近づけない理由とは…。それを克服しようとするヒロインの強さに惹かれました! ヒーローとの掛け合いも楽しく読むことができました。また、情景描写も素晴らしく、オーストラリアの海を思い出しながら読むことができました!
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モニター
序盤は、冷たい言動の傲慢ヒーローと、それにぴしゃりと切り返すヒロイン。反発し合う二人は互いに過去の「恐怖」と戦っていますが、過去に勇敢に立ち向かうヒロインの姿にふれてからのヒーローは、ヒロインを意識してもうメロメロです。反発していた分、吸引力も強力ですが、ハッピーエンドまでに乗り越える試練も多く、一気に読めました。ヒーロー視点の記述も随所にあり、ヒーローの葛藤も読み手にわかりやすく、お勧めの作品です。
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モニター
悲しい過去を抱えながら、自分の恐怖心に打ち勝とうとするヒロインの姿勢と、ヒーローを愛しながらも束縛しないように努めるけなげさに心打たれました。とても切なくて、でもラストには心がじんわり温かくなる1作。さすがローウェルだなと思いました。
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モニター
マンディが辛い過去のせいで飛行機や海に対して抱いている恐怖心を少しずつ克服しようと努力する姿がすごくよかったです。サッターも最初は事情を知らなかったため少し横柄な感じだったけど、マンディの事を理解してからは優しく見守ってあげるところがとてもかっこよかったです。それから、出番は少ないけれどマンディの上司でサッターの叔母さんであるアンシアが策略家という感じでいい味を出していて、とても印象に残りました。全体的に時間の流れが優しく感じられ、気軽に読めて満足出来る1冊でした。
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モニター
野生的な魅力のあるサッターは、まさに肉食系! トラウマと真正面から向き合う強さの持ち主のマンディとともに、とても素敵な主人公です。マンディの強さの裏にある苦しみを抱きしめて癒してくれる珊瑚の海が目に浮かぶよう。サッターも苦しみを抱えており、最後の最後までとても切ないけど、素敵なお話でした。
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モニター
頭脳明晰でユーモアのあるヒロイン。オークションでヒーローを競り落としたことから、島へ3週間のバカンスに出かけますが、水に対して強いトラウマがあるので、読んでいて可愛そうになりました。でもヒロインが努力家で、トラウマを克服していく場面は涙が出てきそうでした。ヒーローも最初は思いやりもなくひどい態度でしたが、ヒロインの危機を救ったりと大事なときには側にいます。最後の最後まで、ヒロインの魅力満載の素敵な物語でした。
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モニター
海に傷つき、海に癒やされる…そんな作品でした。マンディは、過去の愛に傷つき、臆病になっているヒロインです。でも、そんな自分自身と闘う強い意志と愛情に溢れている女性で、とても好感が持てました。ヒーローは傲慢ですが、内に秘めた優しさを持っていて、海の情景とふたりの情熱が作品を盛り上げています。エリザベス・ローウェルの力作です!
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モニター
大好きな作品です! 過去のつらい経験がもとで、愛する海に近づくこともできなかったヒロインが、非常な努力と愛する男性の支えによって恐怖心に打ち勝つ場面には、本当に胸を打たれました。そしてヒロインを見守り、励まし、熱く愛するヒーロー…。官能的な愛のシーンもふんだんに盛り込まれ、美しい南の島を舞台に繰り広げられる物語に、時間を忘れて引き込まれました。
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モニター
海での悲しい出来事を引きずっているヒロインが、少し強引な上司の「プロジェクト」の対象に選ばれます。惹かれあっているのにそれを認めないヒロインとヒーローが、海を通して愛を深めあう物語。クリントとダイというオーストラリアの兄妹がとてもキュートでいい意味でこの物語のアクセントになっています。5年前に読んだことがありますが、古さを感じない胸がキュンとする一品です。
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モニター
初めのうちは、つらい過去を背負ったヒロインに対するヒーローの態度にイライラしていましたが、読み進めていくうちにストーリーに引き込まれていきました。また、グレートバリアリーフの海の素晴らしい情景など目に浮かぶようです。ぜひ読んでみてください。
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モニター
エリザベス・ローウェルは大好きな作家さんなので読む前からとても楽しみにしてました。過去に大きな痛みを経験し、独りで生きてきたヒーローとヒロインが美しい海辺でお互いを理解し、癒し、愛しあっていく過程が丁寧に描かれていて、どんどん物語に惹き込まれました~。ラストのヒロインの決断、ロマンスでは王道かもしれませんが、こういう展開が大好きです。もちろんその後のヒーローの行動があってこそですが。久々に正統派のラブロマンスを堪能しました。
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モニター
読んでいて引き込まれていきました。ヒロインが過去のトラウマを乗り越えようとしている姿が印象に残りました。読んでいてキレイな珊瑚の世界が目に浮かぶようでした。少しヒーローが自分勝手のように思えましたが…それもステキな一面でした。
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モニター
主人公マンディの一途なまでに愛する人への真っ直ぐな気持ちが伝わってきました。
1975年にアン・マックスウェル名義でデビュー。82年よりエリザベス・ローウェルとしてロマンスを書きはじめる。NYタイムズなどベストセラーリストの常連で、受賞歴も豊富。創作範囲はロマンス、SF、ミステリー、歴史小説、ファンタジーなど多岐にわたるが、自分の信念をもっともストレートに表現しているのがロマンスだと話す。同じく作家である夫との共著もある。