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あまたの悪人の中でことに非道で知られる男、それが西部開拓時代の大悪党ジェイミー・ギャラガーだ。彼を巡る伝説は語り継がれ、折しも現在、その映画化が進められていた。監修者として撮影に参加している歴史学者アリスンは、撮影現場で偶然出会った謎の男AJを見て驚愕する。まるでジェイミーの生き写しじゃない! しかも彼はアリスンの反応を楽しみ、さらなる混沌へ誘うかのようにとんでもないことを言い出した。伝説は全部でたらめで、真実は意図的に葬り去られたのだ、と。アリスンは知りたくなった──彼のことをもっと。
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- 頁数
- 384頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年08月15日
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- 著者
- スーザン・ブロックマン
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- 訳者
- 皆川孝子
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- 定価
- 880円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2011年08月03日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91464-4
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- 書籍番号
- MRB-464
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モニター
事実無根の伝説をもとに製作される映画の誤りを正すため、歴史監修者であるヒロインに近づくヒーロー。気づかないうちに事件に巻き込まれ命を狙われるスリルと迫力満点のシーンの描写は、さすがスーザン・ブロックマン! 彼らのストーリーと並行して語られる伝説の主役であるヒーローの曾祖父母の切なすぎるラブストーリーにも涙が止まりませんでした。ロマサスファンならぜひとも読んでおきたい作品です!
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モニター
キャラクターがとても個性的でとてもよかったです。読んでいる間、頁をめくる手が止まりませんでした。
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モニター
まるで映画を見ているような気分で読み終えました。ヒーロー、AJにしか見えない曾祖父ジェイミーが、ヒロイン、アリスンとAJの周りをウロチョロして仲を取りもとうとしたり、殺人事件に関わるなど重要で欠かせないキャラで、これまたチャーミング。ロマンスの展開はもちろんのこと、アクションシーンも満載でハラハラドキドキで、最後まで楽しめました。
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モニター
AJとアリスンはお互いに深入りしないように自分をセーブしようとしますが、気持ちがついて行きません。AJのかっこよさと言ったら…いつも寡黙なので発する一言一言に重みを感じ、優しさが溢れています。二人の関係に、複雑な殺人事件が絡んできますがそちらも目が離せません。ハラハラしながら読める一冊です。
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モニター
戦争で身も心も傷ついたAJと、歴史学者のアリスン。彼の曽祖父の汚名をすすぐために行動する二人は、互いの立場を越えて惹かれあいます。そんな二人をけしかけるのが当の曽祖父の幽霊!! あちこちに出没しては二人を助けるためにあの手この手。時にコミカルに、時に胸を締め付けるような展開に、思わずひきこまれてしまいますよ!
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モニター
最初は“ジェイミーじいじ”の語りと、そうでない部分との移行に戸惑ったものの、慣れてしまえばあまりの面白さに一気に読み終えました。正義のヒーローと悪名高いならず者として知られている伝説の真実や、AJとアリスンの恋模様、そしてアリスンの身に迫ってくる殺し屋の魔の手など、読み応え十分! なにより、ひ孫の恋愛に<いっちょ>どころか、しこたまかんでくる、ひ孫思いのジェイミーじいじがとにかく最高! これから下巻ですが、続きが気になるから、おそらく一気読み!
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モニター
最初は超常現象を含んだ作品かなという程度で読み進めましたが、現代の中で起こる事件も絡みあうスピード感のある作品です。また、深刻な問題を互いに抱えるヒーローとヒロインのみならず、いろいろ問題に向き合う登場人物達、すべてが魅力的です。私は、からかうような言葉の中にも深い愛情を感じさせるヒーローの曽祖父の存在が一番気に入りました。
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モニター
ブロックマンといえば<危険を愛する男たち>シリーズが有名ですが、この本は軍隊もののシリーズとは全く趣の違う設定で、サスペンスありロマンスありの盛りだくさんの内容でした。お互いに惹かれあいながらも、曾祖父の幽霊が見えるというヒーローと、それを信じられないヒロイン。なかなかすんなりいきません。ある事態から命をねらわれる羽目になったヒロインと、彼女を守ろうとするヒーロー&曾祖父の幽霊! 暗殺者が容赦なく迫ってきて、はらはらどきどきの連続で面白かったです。
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モニター
上下巻だったので、最初は読破出来るか不安でした。しかし読み始めると先が気になり、ページをめくる手が止まりませんでした。素敵なジェイミーじいじがそばにいてくれるAJがうらやましいです。曾祖母メロディーの日記が所々で引用され、それがとても良いアクセントになっています。ヒロインのアリスンも心に悩みを抱え、AJを素直に受け入れられません。悩むアリスンが可愛らしく感じました。私もジェイミー&メロディーの物語を読んでみたいです。素敵な作品でした。
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モニター
ヒーローとヒーローの曾祖父であるジェイミーが良かったです。特にジェイミーがとても面白くてステキでした。物語が進むにつれてロマンスとサスペンスの先が気になって、あっという間に読んでしまいました。読後感もよく、また読み返したくなるほどです。
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モニター
歴史上の大悪党とされるジェイミーが幽霊となって子孫のAJにとりついているという荒唐無稽なお話ですが、登場人物がみんな魅力的! 特に、‘幽霊’ジェイミーの人物としての魅力、ジェイミーとAJの互いへの愛情に、心が温かくなりました。愛にあふれる魅力的なじいじに愛されたAJが、魅力的でないわけがない! ファンタジーとスリルとロマンスと家族愛がぎっしりつまったこの素敵な物語、一気に読了しました。幸せな気持ちになれました。おすすめします!
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モニター
読みながら何度もS.ブロックマンの作品であることを確認したぐらい今までの作品とは違った新たな作風でグイグイと作品に引っ張られて面白かったです。現代のストーリーと過去の日記が並行して語られるところが、メリハリが効いて、読者をあきさせません。現代のストーリーに挟まれる過去の日記も完成度が高い作品で、(個人的には苦手な歴史ネタではありますが)この日記のストーリーをぜひ作品にしてほしいと思いました。内容は、もったいなくてあえて説明したくないくらい、ともかく読んで!といいたい作品です。最後に、AJみたいな男性がどこかいないかしら?と思えるくらい忍耐力がある魅力的なヒーローです。
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モニター
これまでS・ブロックマンは未読で、タフなマッチョヒーローがぐいぐい引っ張る展開なのかという先入観があったのですが、むしろ女性陣の方が率直すぎるほどの直球キャラ揃い。AJ、曽祖父ともに、ひたむきな恋心を見せながらも、まるで押し付けがましさのない、こんなにもチャーミングで優しいWヒーローの物語だとは思いもしませんでした。いろんな要素がぎゅっと詰まった読み応えたっぷり、読後感も心温まる素敵な作品でした。
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モニター
上下巻でかなりボリュームがありますが、のめり込んだら止まりません。歴史学者・アリスンと、西部開拓時代の大悪党といわれているジェイミーの曾孫・AJ。この2人の進行形のストーリーに、西部開拓時代のストーリー。そして紐解かれていく歴史の真実。"じいじ"が見守る中、問題や事件を乗り越えていく2人の姿が読みどころです。スリリングなロマンスが柱とは思いますが、そこここにちりばめられた小さなロマンスまでも感動的な作品です。
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モニター
あなたが知っている歴史上のことが実は操作されたものであったなら…。真実は本人しか知りえない。幽霊となって(夏にぴったりですが)子孫の周りをうろうろしているなんて。スーザン・ブロックマンはシール部隊の作品でおなじみですが、いつもとちょっと違った作品でした。謎解きは本編で楽しめましたが、一気に読みたかったです。今度は上下に分けず、1冊で出していただけたらいいのではないでしょうか?
RITA賞を含め、数々の受賞歴を誇るベストセラー作家。1992年に小説を書き始めて以来、たくましいヒーローが活躍するスリリングで読みごたえのある物語を次々と世に送りだしている。執筆のかたわらコーラスグループを組んでCDを出したり、恵まれない人たちのために家を再建するボランティア組織に加わったりと、多才で活発な人物。