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キンバリーの人生は順風満帆のはずだった。華やかなパーティーの席で婚約者とけんかになったすえ、手を上げられるまでは。深く傷ついた彼女はなにもかもすべて投げ捨てて飛行機に飛び乗ると、母の住む静かな湖畔の町へ向かった。やがて現地の空港に降り立ったとき、背の高い見知らぬ男性に声をかけられる。女性を誘惑するのなどお手のものといった態度に反感をおぼえ、キンバリーはつんと澄ましてその場を立ち去った。まさか、母の家でその“プレイボーイ”と再会し、心ならずもせつない恋に落ちていくことなど知るよしもなく……。
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- 頁数
- 520頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年07月15日
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- 著者
- スーザン・ウィッグス
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- 訳者
- 宇丹貴代実
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- 定価
- 1,037円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2011年07月06日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91462-0
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- 書籍番号
- MRB-462
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- ミニ
シリーズ - レイクショア・クロニクル
- ミニ
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モニター
ひとつの恋に破れ、心身ともに傷つき、母親のもとに帰省したヒロイン。第一印象は最低だったヒーローと出会い、時を経過するうちに次第に魅かれていきます。お互いの思いだけでは、どうにもならないという切なさ、家族との絆が描かれた作品です。
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モニター
レイクショア・クロニクルは、シリーズでありながら単体でも十分楽しめる作品です。ロマンスでありながらその枠にはまりきらない複雑さも持っています。今作は特に、親子の愛にスポットが当てられていて、雪に覆われたアバロンでの切ない愛の物語でした。特にヒーローの息子の、母親を求める愛に切なくなりました。ヒーローもとっても魅力的です。愛に臆病になっていたヒロインがグングン引きつけられていくのが納得!です。お勧めの1冊だと思います。
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モニター
読んでいる途中で気がつくといつも微笑んでいました。登場人物がそれぞれにとても魅力的で、胸の奥があたたかくなって、なんだか優しい気持ちにさせてくれる本でした。自分に対して素直になるのも、素直な気持ちを相手に伝えるのもなかなか容易なことではありませんが、それがどれほど大切なことかと考えさせられました。
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モニター
一瞬にして輝かしいキャリアと夢見ていた未来を失ったキムと、12年前の過去と真剣に向き合わなくてはならなくなったボウが出会い、親子や男女の愛を育みながら人生を再生していく物語。ページを繰るたび、じんわりと心が温まります。また二人を囲む人々も、このシリーズのかつてのヒーロー・ヒロイン。気になるその後が描かれているのも嬉しい。この一作だけでも読みごたえは十分だが、シリーズを振り返るとより作家の素晴らしさが際立つ。
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モニター
ロマンスだけでなく、生き方とか、大きな意味で家族愛やそういったものを考えさせてくれるストーリーでした。サラっと読めるロマンスでは飽き足らないという方にはとても良いと思います。読んだ後は、じんわりと幸せを感じる事ができました。
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モニター
仕事と恋愛につまずいて故郷に帰って来たヒロインと、12年間会うことのなかった息子と暮らすことになったヒーロー。ヒロインの実家の貸部屋にヒーロー親子が住むことになります。2人のロマンスはもちろんですが、親子の絆を深めていく様子が細やかに描かれています。じわじわと心が温まる様なストーリーでした。前作から気になってる三角関係の男女も顔を出していて、目が離せないシリーズです。
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モニター
最初は、キムもボウもお互いに複雑な事情を抱えているため、惹かれ合っているのになかなか気持ちに素直になれません。それでも一緒に生活するうちにキム・ボウ・彼の息子AJ、互いの存在がとても大切なものとなり、ハッピーエンドを迎えそうになったのに、事態が急展開。最後の最後までストーリーに引き込まれていきました。本作は大人気シリーズの第5作ですが、人気なのが頷けました。
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モニター
広報担当で聡明、勝気なキムが、野球の投手で自信満々のボウと繰り広げる会話が生き生きと描かれ、楽しく読み進めることができました。そして、AJというボウの息子を大切に思い、それゆえに別れようとする2人の切ない思いに心がゆさぶられ、涙がこぼれてしまいました。さあ、愛のためにどう生きるのか、何を大切にするのか、究極の選択です。
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モニター
スーザン・ウィッグスの作品を読むのは今回が初めての私。ヒロインの女性(キム)と男性(ボウ)の切なく、甘いラブストーリーですが、少年(AJ)の存在は物語の中でとても重要でした。レイクショア・クロニクルシリーズ第5弾だそうですが、途中から読んでも大満足出来ます。そして、読み終わると第1~第4弾まで絶対読みたくなること間違い無しです!!
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モニター
ヒロインのキムはスポーツの広報担当として活躍していましたが、婚約者との喧嘩をきっかけに仕事も恋人も捨て母親の住むニューヨークの外れの街アバロンに身を寄せるところから物語が始まります。そこで出会うプロ野球選手ボウは、生まれてから一度も会った事の無い息子の面倒をみることになります。家族を思いやる気持ちや友人の優しさなどに触れ、キムとボウの心が通じるようになるまで、読んでいて胸が熱くなり穏やかな気持ちに包まれていく作品です。
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モニター
赤毛の美しい女性キムは、人生で最悪の事態から逃れ、母のもとに身を寄せる途中で野球選手のボウと出会います。それぞれが抱える状況を改善するべくひたむきな主人公達。前向きな姿勢に読んでいるこちらが励まされます。魅力的な二人はどうなっていくのか? みなさんもゆっくりとお楽しみ下さい!
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モニター
男と女、一瞬の出会いからの愛の始まりや別れ、親子の切っても切れない繋がり、あるのが当たり前だったものを、何かのきっかけで、突然失ったりすること。哀しくて、切なくて、もどかしくて、それでも誰かの愛に包まれて生きているという事、夢や希望を持ち続ける事を、考えさせてくれる作品でした。
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モニター
初めて息子と暮らす事になったボウを、キムを始めアバロンの町の人々が支えていきます。ロマンスと言うよりも家族愛の方が強い感じもしますが段々と惹かれあっていくボウとキムがとても素敵でした。また母親を思うAJにも心打たれました。デイジーの恋はどうなっていくのか気になるので彼女の物語が早く読めるといいなと思います。
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モニター
今までに残念ながら、スーザン・ウィッグスの作品を読んだことが無く、その上シリーズ第5弾。ドキドキしながら読み始めましたが、第4弾までを読んでいなくても、初めてでも十分読み応えがあり、読み終わった後は第1弾から読みたくなりました。ボウの子供に対する愛情。キンバリーへの想いとの葛藤。読み応えありです。
ニューヨーク州生まれ。ヨーロッパで教育を受けたあと、ハーバード大学で科学の博士号を得た。読書好きが高じて第一子妊娠中に小説を執筆、1987年に念願の作家デビューを果たす。その後、数学教師のキャリアを捨て、著作に専念。現在は数々の出版社から歴史物や現代物の新作を発表する傍ら、小説執筆の講師を務めるなど精力的に活動している。RITA賞など権威ある賞の受賞歴も多数。