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「君にはずっとこの屋敷にいてもらう」レミントンのその言葉に、エレノアは凍りついた。レミントンはエレノアの主人である女侯爵との縁談を金で買った、見目麗しくも冷酷な富豪。実はある事情から、エレノアは女侯爵になりすまして彼の屋敷に来ており、レミントンは将来の花嫁が偽者とは疑ってもいないらしい。正体を明かせぬまま囚われの身となったエレノアは、婚約者として舞踏会や公の場に伴われるようになる。そして戸惑う日々の中、やがてある事実に気づき愕然とした。彼に恋してしまったのだ――惹かれるべきでない人なのに。
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- 頁数
- 448頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年07月15日
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- 著者
- クリスティーナ・ドット
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- 訳者
- 琴葉かいら
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2011年07月06日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91461-3
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- 書籍番号
- MRB-461
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モニター
この本は前作の『賭けられた薔薇』の続編で、次期マグナス女公爵のコンパニオン、エレノアが大活躍。父親がトランプの賭けに負け、借金のかたにアメリカ人実業家と結婚させられそうな従姉とすり替わり、彼に近づきます。次第に彼の男らしさに引かれ、この結婚の裏に隠された真実を探ってゆく。悲しすぎる暗い過去が明るみに出てくると物語も最高潮。グイグイこの本の面白さに引かれて目が離せなくなり厚い本を一気に読んでしまいました。お薦めの1冊です。
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モニター
よかったです! ヒーローが素敵です。ヒロインも素敵な女性に変身していきます。サスペンスもあって面白かったし、ラストがとてもよかったです。恋愛のドキドキとサスペンスのドキドキが楽しめる1冊でした。
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モニター
慎重冷静で口数少なく、ほとんど笑顔を見せない内気なエレノアが次期女公爵を装うのですから、冒頭からハラハラドキドキの展開でした。そんなエレノアもレミントンに出会ってからどんどん魅力的になっていき、レミントンを魅了し続け、またこの二人の心の描写が事細やかに描かれていてよかったです。レディ・プリシラの殺人事件の話も絡んできて読む手が止まりませんでした。『賭けられた薔薇』を読んでいなくても十分楽しめましたが、やはりマデリンの話も読みたくなりました。
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モニター
面白かったの一語に尽きます。ヒロインのエレノアが幼い頃のトラウマを克服して、強く美しい女性として花開く様子は作者の筆力を感じさせます。前半はエレノアとヒーローのレミントンがお互い抵抗しながら恋に落ちていく様子、後半はシリーズ一作目のヒロイン、ヒーローも登場しての冒険談。一作品で二度おいしい仕掛けになっています。単独でも面白いですが、一作目『賭けられた薔薇』と合わせて読んだ方がより楽しめます。
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モニター
大好きな作家の一人、クリスティーナ・ドットの新作(第二部)だったので、一作を読んでいないとどうだろうかとは思いましたが、その心配はまったく無用。ワクワクしながら読み進めることができました。もちろんミステリーとしても楽しめますがロマンスとしての内容がなかなか秀逸で、復讐に燃えるヒーローを成長したヒロインが包み込むように愛していくところが素敵に感じました。
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モニター
期待に違わぬヒストリカルでした。時代背景や場所の描写が正確なのはヒストリカルに欠かせない大事なツボ。その舞台で登場人物がイキイキと描かれています。今回のヒロインは内気なのですが、ヒーローと丁々発止のやりとりで本来の自分を取り戻していきます。でも身分を入れ替えているので、イザというとき尻込みし、その二面性にヒーローは振り回されて、結局メロメロに。ふたりとも大人のかわいらしさ満載で読後はハッピーな気分になりました。
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モニター
内気で気弱なエレノアが次期女公爵に扮し、ロンドンの大富豪のもとへ。彼は予想と反する心の優しさや頭のよさを持つエレノアを愛し始めます。誓いと陰謀、惹かれあう二人、過去の事件が複雑に絡んでいきます。愛ゆえに強くなるエレノアと彼の一途さも要チェック! ロマンスが素敵なだけでなく、登場する周囲の人物も個性豊かで読後幸せな気持ちになれます。
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モニター
次期女公爵のために彼女になりすます付添い人のエレノアと、復讐のために縁談を買った富豪レミントン。出逢うはずのなかったふたりが結婚することになり 、どうなっていくのだろうと思いましたが、どんどん魅力が引き出されるエレノアと、それを見守るレミントンがステキでした。2部作の1冊目は読んでいないのですがあっという間に読み終わりました。マデリンのお話も読んでみたいです。
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モニター
2部作の第2話ですが、1話目を読んでいない私にも充分楽しめました。コンパニオンとその主人が入れ替わるという設定ですが、内気なのに芯の強いヒロインの性格と随所に散りばめられたホットなシーン、そして謎解きの要素も加わって、最後まで飽きさせません。ヒーローも、強引なわりに一貫してヒロインのことを思っているところが何だかかわいい。ちょっぴりドキドキ、ワクワクしながら、安心して読める作品です。
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モニター
長編だったので読み始める前は不安でしたが、あっという間に読んでしまいました。嫌な登場人物も数名いますが、全体的にスイスイ読めました。前作の『賭けられた薔薇』に興味が出て、そちらもぜひ読んでみたくなりました。
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モニター
結構面白かったです。ただ、わたしの好みからしたら、ヒロインが気弱です。ヒーローも、復讐を誓ってるのは仕方ないけど、もっと優しくてもよいのに。
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モニター
二部作の第二話。前作の『賭けられた薔薇』の続編で、今回は、次期女公爵の身代わりになったいとこで内気な付き添い役、エレノアのお話。前作も良かったですが、私は、この作品の方が、好きです。主人公の変身ぶりや二重三重のドラマ展開、こまやかな主人公の心模様が感じられ、たのしく読み進めました。ありがとうございました。
著作豊富なベテラン作家で、アメリカロマンス作家協会RITA賞、ゴールデン・ハート賞など、数々の受賞歴を誇る。NYタイムズのベストセラーリストでも常連。計算しつくされた構成と斬新なストーリー展開で読者を魅了する、ヒストリカル・ロマンス界屈指の実力派。