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コルディナ公国の王子ベネットは、義姉の話し相手として宮殿に招かれたレディ・ハンナを見て眉をひそめた。名家出身の彼女は美人に違いないが、まるで修道女のように堅苦しく、世間では“プレイボーイ・プリンス”で通っている彼の好みとは正反対だ。ところがある月明かりの夜、ベネットは別人のように屈託なく笑うハンナを偶然目にする。話しかけるとたちまちもとの地味な淑女に戻ったものの、魅せられた王子は彼女をデートに誘った。控えめなレディの仮面の下に、激しい情熱と王家を狙うスパイの顔が隠されているとも知らずに。
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- 頁数
- 288頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年06月15日
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- 著者
- ノーラ・ロバーツ
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- 訳者
- 秋野ユリ
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- 定価
- 817円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2011年06月02日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91460-6
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- 書籍番号
- MRB-460 (初版N-356)
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- ミニ
シリーズ - 愛の国コルディナ
- ミニ
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モニター
月の光のいたずら--さすがノーラ・ロバーツは素敵な表現をしますよね! ハンナの行動にあやしさを感じたり、複雑な心の動きで物語に引き込まれます。既刊の1・2よりもスリリングで、前作までプレイボーイで何かやってくれそうなベネットでしたが、なかなかのプリンスぶりでした。1作目からずっとデュボクの影が王室に付きまとっていますが最後どうなるのかとハラハラしました。ラストの4話が楽しみです。
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モニター
面白い! 主人公のベネットの心の中のせりふが随所に出てきて、楽しかった。自分の仕事を愛しており、プロとして優秀かつプライドを持っているが、その反面、私生活では自分のやりたいことと一致しないため悩みます。が、周りの人々とかかわりあうことで成長し、よりよい結果に導いていく姿に感動しました。他のノーラ・ロバーツのシリーズと一味違いました。
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モニター
プレイボーイ・プリンスといわれるヒーローの目に留まったのは、地味~なヒロイン。実はある使命を帯びたスパイなので、ヒーローと距離をおこうとしますが、かえってひきつけることに。ひかれていく心と任務の板ばさみになるヒロイン。恋を認めるまでの心の動きが自然にえがかれています。二人をあたたかく見守る家族たちも素敵です。
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モニター
プレイボーイのプリンスと女スパイ…、設定だけでも充分に気になりましたが、読んでみるともちろんそれを裏切らない内容でした。シリーズ3作目、それから別の作品の登場人物も出ているようで、前作やそちらも気になりました。(私はすべて読んでいませんが、もちろんこの本だけでも充分に楽しめます。)スリリングだけど、二人の気持ちは切なく、本当によかったです。
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モニター
“プレイボーイ・プリンス”ベネットが惹かれたのは、二つの顔を持つ女スパイのハンナ。ロイヤルロマンスにスリルが加わり、甘さの中に緊張感のある作品でした。噂とはうらはらに誠実で勇敢なベネットと大切なものを守り抜く勇気をもったハンナにハッピーエンドが訪れることを願いつつ、一気に読み上げることができた一冊です。
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モニター
面白かったー! 男がスパイというのはよくある話だけど、これは女のスパイ=ハンナが任務のために王子への愛情を殺して命を張るお話。そんなハンナを愛していく王子。2人が新鮮に感じられて、最後まで飽きずに楽しく読めました。
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モニター
プレイボーイの王子ベネットと堅物のレディ・ハンナは全く正反対で合わないように思えたのが、なぜかベネット王子はハンナにどんどん魅かれてゆく。ハンナが実はスパイである使命を帯びてやってきた情熱的な強い女性だった…というのが、ノーラ・ロバーツらしい女性の描き方でした。出てくる家族がみんな魅力的で、前二作も読みたくなりました。
メリーランド州に育ち、1981年『アデリアはいま』でデビュー。以来、天性のストーリーテラーとして精力的に執筆を続ける。98年『マクレガーの花婿たち』で初めてNYタイムズのベストセラーリスト第1位に輝き、翌99年以降の作品はすべてランクイン。J・D・ロブ名義で書いたものも含め、160作以上のベストセラーを世に送り、総発行部数は4億部を超える。