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ロンドンの小さなカフェで働くドティは、店に現れた場違いなほど洗練された客に強引に招待され、エルリア王国へ向かう機中にいた。そこで明かされた彼の正体はプリンス・ランドルフ。出生時の手続きの不備から王位継承権を剥奪されたばかりの“元”王子だ。唖然とするドティに彼は告げた。「きみはプリンセス・ドロテア、エルリアの王位継承者だ。国を救うためにきみが女王になるんだ」驚きながらも、彼のやさしい微笑みに胸がときめき……。表題作『王位をかけた恋』と『雇われたプリンセス』、シンデレラ・ストーリー2本を収録。
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- 頁数
- 512頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年04月15日
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- 定価
- 859円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2011年04月06日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91453-8
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- 書籍番号
- MRB-453
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モニター
女性なら一度は夢見るプリンセス。そんな夢のようなお話でも、主人公、その相手の心情がうまく表現されています。「雇われたプリンセス」は心境の変化が早い気もしましたが、リズミカルですんなりと入り込むことができました。「王位をかけた恋」はぜひ体験してみたいほど。お勧めです。
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モニター
2つのシンデレラストーリーを楽しみました。「王位をかけた恋」のドティも「雇われたプリンセス」のペニーローズも、自立していて機知に富んでいて、愛情深く、愛さずにはいられない。なのに、それに抵抗して、ぐずぐず思い悩むプリンスには、イライラさせられっぱなしです。意地悪なプリンセスも魅力的で、がんばるヒロインも、翻弄されるプリンスも思わず応援してしまう素敵な作品でした。
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モニター
「王位をかけた恋」「雇われたプリンセス」それぞれに読み終えて思ったことはあるのだけれど、共通して持った感想は「ありのままの素を受け入れてもらえる」っていいなってこと。庶民的でプリンセスらしくないところもそのままに、だからこそ愛されて、ハッピーエンドに繋がるところが、やっぱり大人のシンデレラストーリーなのかもしれないですね。「雇われたプリンセス」は安心して読んでいられる展開で、昔懐かしい少女漫画のシンデレラストーリーの味わいを大人向けにした感じでした。
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モニター
女の子はいつの世もプリンセスに憧れるものです。義務感から平民の女性と結婚することを決意するプリンスと、突然プリンセスにと望まれて戸惑うヒロイン。愛のない結婚の結末は…豪華絢爛な宮殿や贅沢三昧なお買い物、わくわくするものばかりでした。
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モニター
今回読んだ本の作家さんは二人とも読んだ事なかったのですが、とってもよかったです。英国のロイヤル・ウエディングにあわせた2本のお話で、主人公たちのそのカルチャーギャップのようなやりとりの数々に吹き出す事しばし。特に『王位をかけた恋』のヒロインのアイスクリームの朝食の描写は微笑ましく可愛かったです。
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モニター
ロイヤルウエディングは初めて読みました。「王位をかけた恋」最初はすごく物語の展開が速くて、凄いと思いましたが、途中じれじれした雰囲気になり、最後はえ!!こうキタか~という感じでした。「雇われたプリンセス」の方も意外な展開でしたが堂々のハッピーエンドなので安心して読めました。
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モニター
2作品収録されていてお得感もありましたし、ヤキモキするけど読後感はスッキリという、ロマンスの王道な感じがしました。こんな世情の今だからこそ、ひとときの夢がいい息抜きになると思います。
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モニター
突然憧れのプリンセスになるチャンスがめぐってきたヒロインと、王座を手に入れるために便宜的な結婚をしなければならなくなったヒーロー。いろいろな問題や心のすれちがいがありながらも、最後には本当の愛をみつけた素敵なシンデレラストーリーです。2作品ともおもしろくて一気に読んでしまいました。読後は温かい気持ちになりました。
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モニター
『王位をかけた恋』と『雇われたプリンセス』の2つの作品です。どちらも平凡に暮らしていた女の子に王位の継承問題によって今までの生活にはあり得なかった、思いもよらない出来事が次々と起こり、色々悩まされ、乗り越えられたからこそのラストだったと思います。やはり、事情がなければ出会うことがなかったかもしれないし、出会ったからには惹かれあうのは止められないでしょうね。お勧めです。
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モニター
どちらの作品も絶対にありえないと思ってしまう出来事で、一夜にして普通の女性がプリンセスになってしまうのですが、ハッピーエンドまで楽しみました。また、二人のプリンセスが、窮地に陥ったそれぞれのプリンスを持ち前の明るさと魅力で魅了して、プリンスを窮地から救い出すところが素敵です。
栄誉あるRITA賞を2度も受賞している実力派。雑誌記者としてさまざまな経験を積んだのち、1984年、ロマンス小説家へと転身した。これまでに50作以上の作品を上梓している。英国在住。
オーストラリアの農場で育つ。医師と結婚後、1990年に病院を舞台にしたロマンス小説で作家デビューを果たす。現在はテンポのよい作風で多くの読者から支持され、RITA賞を2度受賞した経歴を誇る。