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縁結びの達人と名高い伯爵未亡人フランチェスカはめずらしく沈んでいた。かつて彼女は幼なじみのロックフォード公爵と婚約していたが、彼と愛人の密会を目撃して打ちのめされ、一方的に婚約破棄した。ところが今になってその愛人が、あれは一人芝居だったと告白したのだ。彼はフランチェスカの不当な仕打ちのせいで女性を信用できなくなり、いまだに独身なのかもしれない。せめてもの罪滅ぼしに、ロックフォードにふさわしい若くて完璧な妻を見つけて幸せにしよう。胸をちくりと刺す痛みを無視して、彼女は花嫁探しに乗り出した。
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- 頁数
- 432頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年04月15日
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- 著者
- キャンディス・キャンプ
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- 訳者
- 佐野晶
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- 定価
- 933円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2011年04月06日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91452-1
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- 書籍番号
- MRB-452
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- ミニ
シリーズ - 伯爵夫人の縁結び
- ミニ
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モニター
ヒロインの愛らしさより、公爵・シンクレアの男っぽさ、愛の深さに魅力を感じた作品です。終盤、これまで読んだハーレクイン小説と比べても、手に汗握る展開があり、いつもよりハラハラしてしまいました。
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モニター
フランチェスカの理想ではない結婚の苦しみにどこか似た感情を持っていた私なので惹きこまれる様に読みました。諦めにも似た生活・・本当に愛する人をわかっていながら想いを別の形でしか表現できない不器用さ。何とも言えない胸詰まる様な思いから、希望を捨てない凛としたフランチェスカの生き方にロックフォードは…。女性として真っすぐに生きる潔さが幸せに結び付くのだと感動しました。
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モニター
キャンディス・キャンプの<伯爵夫人の縁結び>シリーズは今回が初めてでしたが、問題なく読めました。フランチェスカの凛とした雰囲気や、ロックフォード公爵の優しさが、本当に素敵に表現されていて、ドキドキしたり、胸がキュンとしたりしてしまう程でした。ちょっとした事件もありハラハラもしましたが、最後は涙が出てしまう程、楽しめた作品でした。このシリーズも含め、この作者さんの作品は全部読みたいと思います。
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モニター
ちょっと堅苦しいくらいに威厳溢れる公爵様が自分の恋愛だけは思い通りにできなくて焦れるところにニンマリ。ヒーロー視点の描写は少ないけれど公爵がフランチェスカを思う気持ちがひしひしと感じられるのに、フランチェスカはそれに気づかず一人健気に思い詰めていて、このすれ違いがもどかしく、また切なくて…C・キャンプの中で1、2位を争うロマンスでした♪
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モニター
前作で15年前の自分の誤解に気付いたフランチェスカ。彼女に軽蔑されていることを承知しながらも、彼女の苦境を救おうとしてきたシンクレア。そんな彼のために彼女ができることは何? それは違うでしょう、と思わずつっこんでしまいました。お互いに苦しんだぶんだけ、幸せになってほしい。素直にそう思わせる内容で、エピローグにホッとした私でした。
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モニター
人気シリーズの最終話。1話、2話、3話を通じてほのめかされてきた2人がいよいよ主人公に。若さゆえの愚かさで、ほとんど手にしていた幸せを逃してしまった2人。長い時が経って、より深まった愛情と、身につけたほんの少しの賢さで、最高に幸せなハッピーエンド。ヒロインの思いがけない初々しさと、ヒーローの騎士(ナイト)ぶりが見事。何度でも読み返して、幸せのおすそ分けを貰いたくなること、うけあいです。
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モニター
シリーズを通して読んできて、正直ヒロインが少し心配だったんですが、ここまで愛すべきキャラクターになってくれるとは。ヒストリカルでは珍しいほど世知にたけた年長者である2人の主人公たちが不器用に恋をする様子がとても微笑ましく、そして切なく、笑ったり泣いたりと心から楽しませてもらいました。今までの主人公たちやヒロインを支える使用人たち脇役の好演も光り、キャンディス・キャンプらしい1冊に大満足です!
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モニター
縁結びの名人の伯爵未亡人のフランチェスカの今回のお役目は、幼馴染でかつての婚約者だった公爵への償いのつもりでお相手を探すこと。はたして公爵のお相手がみつかるのでしょうか。結末を楽しみに読んでいて私もフランチェスカのような女性になりたいと胸が熱くなりました。前3作を読まれた方はもちろん、まだ読まれていない方も是非読んでいただきたい一冊です。
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モニター
若かりし頃の誤解、そして15年後の真実。ヒロイン・フランチェスカとヒーロー・ロックフォード公爵のお互いの一途な思いに一喜一憂し、時には涙する場面も…。ロマンスあり、ちょっとしたスリルあり、ワクワクドキドキしながら頁をめくる手が止まらない! 正にベストヒロイン&ベストヒーローのお話です。
新聞記者の一家に育ち、10歳のころから小説を書き始める。クリスティン・ジェイムズのペンネームも持ち、現代小説と歴史小説の両方を手がける人気作家として活躍中。欲望と陰謀の渦巻く19世紀のイギリスを舞台にした、ちゃめっけあふれる楽しい作品で知られているが、実はアメリカ出身で、生粋のテキサス人である。