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天使のような、悪魔のような甘いささやきが聞こえて目を覚ますと、ダニカは見知らぬベッドに横たわっていた。心配そうにのぞきこんでいるのはレイエス。数カ月前に自分をさらった男を再び目にして、ダニカの胸に怒りと……ひそやかな喜びが湧き上がった。囚われの身となったとき、思いがけない優しさと情熱を見せられ、それ以来彼のことが頭から離れなかったのだ。だが心を許すわけにはいかない。彼は屈強な戦士であり、災いを引き起こす悪魔なのだ。そしてダニカは悪魔を倒す“ハンター”のスパイとして、ここに潜入したのだから。
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- 頁数
- 544頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年03月15日
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- 著者
- ジーナ・ショウォルター
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- 訳者
- 仁嶋いずる
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- 定価
- 985円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2011年03月03日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91449-1
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- 書籍番号
- MRB-449
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- ミニ
シリーズ - オリンポスの咎人
- ミニ
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モニター
興味はありましたが、こんなに面白い作品だとは・・・ヴァンパイアや人狼なども好きですけれども神話がらみのいわくのある戦士という着眼点がすごいです。確かに恋愛というのは苦しい事もありますが一緒にいると何故か癒されたりほっとしたり・・・究極はそうですよね。これが3作目ですが初めて読んでも楽しめます。そして私はこれから1・2作を読みます!
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モニター
Ⅰ、Ⅱを読んでいないとせっかくの壮大な世界観が少し伝わりづらいので、是非すべてを読んでほしい。ギリシャ神話が好きな方にはお勧めかも。ヒロインは、何故こんな言動を取るのか!?少し共感できない所もありましたが、この世界観は好きです。続編を期待します。
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モニター
オリンポスの咎人シリーズの第3話で、苦痛の番人レイエスとダニカが主役です。苦痛なしには快楽を得られなく、人間の女性であるダニカに惹かれ愛するようになる。心の葛藤があるが一途に守ろうとする姿に胸がきゅんとしました。このようなパラノーマルは初めて読みましたが、残虐なシーンもあったけれど、内容が深くストーリーもしっかりしていたので、どんどん引き込まれていきました。ぜひとも、1作目から読んでみたい作品です。
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モニター
神々の話に、最初は戸惑いました。ヒストリカルはよく読むのですが、それとも違って。今まで読んだことのないテイストなので半信半疑。オリンポスシリーズを読むには、私はちょっと歳をとり過ぎ?と思っていたのですが…。ところがなんと、読み進めるにつれ、レイエスのせつない葛藤に魅せられてしまいました。絵を描くダニカとレイエスの掛け合いは必読です。物語のキーワードである“苦痛”も意味深い。
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モニター
シリーズ作品ですが単独で読んだため状況を呑み込むまでは何がなんだかさっぱりわからず、まどろっこしく感じたのですが、把握しはじめたら面白くて一気に読破しました。ダニカを深く愛すれば愛するほどその愛が刃となって自分を突き刺しそれを享受することしかできない苦痛の番人レイエスの苦悩がとても切ない。愛するダニカを突き放すことが自分にできる唯一のことだと受け止め行動するレイエスが素敵でした。
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モニター
今回、初めてパラノーマル・ロマンスを読みました。呪いによって苦痛からしか快楽を得られないレイエスの運命から目を離せませんでした。レイエスの心の奥には誰にも邪魔できない深い愛があふれていて、私もどんどん彼の虜になっていきました。
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モニター
シリーズ3作目から読むということで、読み始めは少し戸惑ったかなと思う。それと、レイエス自身が、ヒロインに受け入れてもらえない、むしろ背負わせたくないと懸念している苦悩を、読み手も少々感じたかもしれない。けれど、ヒロインが全て受け入れると決め、そうした時、壁が大きいほど得た物がより貴重ですばらしい。女冥利に尽きるって、このことかな。多いと思った仲間も、お互いを思いやる気持ちが強く、シリーズの今後が楽しみ。1作、2作も読みます。
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モニター
「オリンポスの咎人」シリーズ3作目で、古代神話をテーマにしたパラノーマル・ロマンス。このシリーズは初めてだったけど、最初の数ページで引き込まれて2~3時間で読破。ヒロインのために自分の想いを殺すヒーロー戦士(魔物憑き)のメロメロさが好き。用語が多くて読みにくいかな...と思ったけど、意外にスラスラ、神々の謎解きも意外性があって最後まで面白かった。
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モニター
初めてハーレクインを読みました。今回読んだものがⅢ巻でⅠ巻・Ⅱ巻を読まずに話に付いていけるか、やや心配でしたが読み進めるうちに違和感無く、すらすらとストーリーに入っていく事が出来ました。(読み始めは登場人物の名前がギリシャ神話っぽいのに、背景が都会っぽかったりで若干困惑しましたが・・・)登場人物もみな魅力的(特にヒーローのレイエスは陰があり、それでいて一途なキャラクターで女性の心を引き付けます)。ストーリーは普段読むジャンルとは異なり、神秘的であり、且つ、ミステリアスでとても面白かったです。是非Ⅰ・Ⅱ巻も読んでみたいと思います。
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モニター
1.2は読んでいませんが、3巻だけでも十分に楽しむことができます。自分の体の中に魔物を取り込んでいる主人公レイエスとダニカ。ラストまで気を抜けない展開で本当に幸せになれるのだろうか?とハラハラしながら読みました。また、心理描写がうまく世界観に引き込まれます。あと、おまけ的な感じでレイエスとおちゃめなウィリアムの対談があります。最後まで楽しめる一冊でした。
NYタイムズベストセラー作家。ロマンス小説好きが高じて、自ら書きはじめる。独自の世界観やユーモア、セクシーな作風が絶大な支持を得て、パラノーマル・ロマンスを始め、コンテンポラリー・ロマンスやヤング・アダルトの分野で活躍。現在も続く〈オリンポスの咎人〉シリーズは新作が刊行されるたびに全米のベストセラーリストを賑わせている。