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嵐が通り過ぎたある朝、ルースの住む島に深手を負った男性が流れ着いた。介抱するため家に連れ帰るものの、他人を寄せつけない過保護な父の影響で、彼女は大人の男性に接したことがなかった。ドミニクという名の彼に見つめられるたび、胸にざわめきが起こる。17歳のルースはそれが意味することさえわからなかったが、やがて快復した彼から誘惑されると、本能の赴くままに応えた。初めて愛を知り、心に結婚という文字が思い浮かんだ直後、彼女の耳にドミニクの無情な言葉が突き刺さった。「このことは早く忘れてしまったほうがいい」
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- 頁数
- 448頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2011年03月15日
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- 著者
- アン・メイザー
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- 訳者
- 草間のり子
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- 定価
- 880円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2011年03月03日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91451-4
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- 書籍番号
- MRB-451 (初版P-1)
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モニター
父親との関係に問題を抱えている二人が惹かれ合い結ばれるものの、彼は彼女の心を深く傷つけて去って行きます。やがて二人は再会しますが、彼女は自分を傷つけた彼を憎んでいます。彼女への愛に気づき想いをぶつけてくる彼に戸惑い、愛しながらも拒み、二人は周囲の思惑も加わってすれ違っていきます。最後はハッピーエンドですが…ヒーロー強引すぎ。若いヒロインを翻弄するなよ、大人なんだからと苦笑してしまいました。
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モニター
嵐に導かれて巡り合ったルースとドミニク。二人を取り巻く複雑なしがらみや人間関係に翻弄されながらも、次第に真実に目覚めていく過程がドラマチックに語られています。今までアン・メイザーの作品にほとんど触れてこなかったのですが、この作品ですっかりファンになってしまいました。また、27年前に紹介されている作品だそうですが、古さをまったく感じさせない素晴らしい作品です。
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モニター
主人公ルースは本当に良い子で17歳とは思えず、終始大人の対応でした。逆にヒーローのドミニクの方が子供っぽいような…しかし、最終的には大団円なので良かったです。
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モニター
17歳のルースは嵐の後、砂浜でドミニクを助ける。初めて出会う島民以外の大人の男性に、どきどきして目が離せないルース。純粋な少女の心の内がとてもよく描かれています。ドミニクもそんな純粋なルースに対する自分の気持ちに戸惑いつつ、年上の大人の男性らしく苦悩する。2人がどうなっていくのかどんどん引き込まれて、あっという間に読み終わってしまいました。初恋のドキドキを思い出したい人にオススメです。
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モニター
嵐の贈りものは、ルースとドミニクお互いのことかな、という印象でしたが、もっときりっとしたヒーローだったらよかったのに・・・と思いました。ヒロインの倍?とまではいかないけれど年上のドミニク。それだけに背負っているものが大きいことはわかるけれど、物語の中では全部を捨てても彼女と!というくらいのロマンス度があったらよかったのに。ドミニクの反応は、現実的でごく普通の反応かもしれません。物語に、日常ではありえないロマンスを求めているのかもしれません。ヒロイン・ルースが健気。
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モニター
年齢差カップル好きにはたまらない作品です。17歳の清純な少女と32歳の大人の男。ヒーローに近づきたくて近づけないヒロインが前半部分の楽しみですが、後半はヒロインに近づきたくて近づけない大人の事情満載のヒーローがおもしろい。いろいろと情けない(?)事情のヒーローが、人間味にあふれています。
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モニター
過保護な父のもとで成長した無垢なヒロインと、ビジネスのために政略結婚をしようとしているヒーローの物語です。正直、前半は今時こんな設定はないと思ったからかストーリーにのめりこめない自分がいましたが、後半は2人の心の葛藤に揺れ動きながら読みすすめる自分がいました。
イングランド北西部生まれ。作家デビューは1966年で、100作を超える作品の総発行部数は9500万部にのぼる、ロマンス界の大御所作家。作品のひとつ『雪物語』は、77年に映画化されて大ヒットした。他のベストセラー作家から「彼女に憧れて作家になった」と言われるほどの伝説的な作家。ロマンス小説界でトップ作家の地位を確立している。