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クリスタベルは期せずしてある貴族の手に渡ってしまった“私物”のことで、高級社交クラブのオーナー、バーンのもとを訪れた。皇太子にまつわるその“私物”を取り戻すため、貴族の邸で開かれるパーティにバーンのつてで潜り込むつもりだ。だが招待客のパートナーしか入れないと知り、クリスタベルは彼の愛人になりすますことを提案した。一方、皇太子の隠し子であるバーンは“私物”に興味を抱き、その申し出を受けることにする。野暮な装いのうえ俗世を知らない彼女を、本物の愛人に育て上げるのもまた一興かもしれない……。
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- 頁数
- 512頁
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- 発行日
- 2011年02月15日
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- 著者
- サブリナ・ジェフリーズ
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- 訳者
- 富永佐知子
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- 定価
- 975円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2011年02月04日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91447-7
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- 書籍番号
- MRB-447
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- ミニ
シリーズ - 背徳の貴公子
- ミニ
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モニター
3部作最終話、前2作を未読でこちらの1冊だけで内容が分かるか心配でしたが、充分に楽しめました。皇太子の隠し子・認知されていないので爵位はありませんが自分の力で高級社交クラブのオーナーになったバーン。ある目的の為にバーンの元に訪れ愛人に成りすます事を提案するクリスタベル。バーンは垢抜けない彼女を愛人らしく仕立てようとしている内に惹かれていってしまいます。目的の物を手に入れるまでの駆け引きと恋の駆け引きが面白く、一気に読んでしまいました。勿論、シリーズの最後に相応しいラストが用意されています。
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モニター
クリスタベルは亡夫が売り渡した大切な私物を取り返すため、高級社交クラブのオーナー、バーンに協力を求めた。バーンは交換条件に周りの人達に自分と愛人関係のふりをすることを強いる。クリスタベルは愛人とはなにか、何をするべきか解らずなかなかバーンの気に入るような愛人のふりが出来ず機嫌を損なう。怒るバーンと気の強い彼女との言葉のやり取りが痛快で面白く思わず一気に読みきってしまいました。
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モニター
とても面白くて一気に読んでしまいました。ヒロインは未亡人ながら勇敢で、まじめで可愛らしい人。一方のヒーローは相当な放蕩者で愛人には事欠かず。今回は貴族社会の裏側がホットな描写とともに描かれていますが、最初はクールなヒーローがヒロインに惹かれていく様から目が離せませんでした!! 3部作も大団円でよかったです。
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モニター
この話は三部作の最終話なのですが、前の二作品を読んでいない私でも、気がつくと最後まで一気に読んでしまいました。ヒロインのクリスタベルの真っすぐで純真な愛と、ヒーロー・バーンの愛を知らないが故の葛藤ととまどいが丁寧に描かれていて、読みすすめるうちに一気に引きこまれていきました。その中でこの物語の核心である『私物』が、上手く物語のスパイスとなってちりばめられており、最後までハラハラしながら楽しめました。前の二作も、是非是非読みたいですね。とにかくヒーローのバーンが、かっこよくて素敵でした(笑)。ヒロインのように愛されたいなぁ・・・(無理?(笑))
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モニター
初めて読ませてもらった作家さんですが、キャラも魅力的で展開も飽きさせず一気に読み進めてしまいました。遊び人のヒーローを愛に目ざめさせるなんて素敵ですよね。単独で楽しめましたが、やはり前のお話も読みたくなりました。
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モニター
亡き夫に借金返済のために売られてしまった家族の私物を取り戻すため、高級社交クラブのオーナーである主人公の愛人になりすまし貴族のパーティーに忍び込もうとするクリスタベル。無事に家族の私物を取り戻すことができるのか結末が楽しみになります。リージェンシー3部作の1部、2部を読んでいない読者の方も充分楽しめる一冊です。そして、1部、2部も読みたくなることでしょう。
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モニター
お互いの第一印象は最悪だったヒーローとヒロイン。少しずつお互いを理解する内に惹かれあい、最後はハッピーエンド。大人の魅力と子供っぽい可愛さがあって、読み終わると優しい気持ちになれた一冊でした。
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モニター
ヒーローと同じく、読み進めるにつれてヒロインが何としてでも取り戻そうとしている“私物”の中身が気になって、ページをめくる手が止まらず一気に読み終えました。エピローグまで大満足です。あらすじや登場人物を見て「愛人」というワードだけで敬遠してしまうとしたらもったいない、大人のロマンスでした。文中にアクセントとして入っている作者不詳の回想録にくすっとさせられます。
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モニター
亡き夫が勝手に売却してしまった‘私物’を取り返すために、クリスタベルは殿下の落とし胤で高級社交クラブオーナーのバーンの愛人のふりをすることに。野暮な田舎者の彼女がバーンの手で美しく開花していくさまは見物です。またキスシーン一つとっても、うっとりとしてしまうほど濃密な描写。でも優雅なのがさすが。二人の掛け合いの会話もテンポが良く楽しめました。私物をめぐっての話の展開も息も付かせぬほど。3部作の締めくくりの作品だけあって面白かったです。お勧めです♪
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モニター
3部作の最終話で前2作は未読なので、話がかみ合わないところが出てくるのではと心配したのですが、最後までとても楽しめました。放蕩者と堅物の女性という設定ですが、最初からヒーローのバーンはヒロインのクリスタベルにめろめろだし、一方クリスタベルもバーンに対し放蕩者と思いつつも心を許してしまうというのですから。後はお互いに気持ちに素直になっていくだけですし。クリスタベルの真直ぐな心がとてもよかったです。未読の2冊もぜひ読んでみたくなりました。
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慇懃なくらい丁寧な言葉遣いに隠された、バーンのつらい過去、摂政殿下への恨みが明らかになります。バーンが「クリスタベル大佐」と密かに呼ぶヒロインの、勝ち気で負けず嫌いなところが発揮された、バーンの元愛人たちとやり合うシーンが面白かったです。敵地に乗り込むための手段となったホイストはヒストリカルでは定番ですが、初心者だった彼女がバーンの指導で腕を上げていくので、ちょっとルールを知っているとより面白いと思います。(ウィキペディアに簡単なルール説明がありますよ)
幼い頃から詩や短編小説を書くことが好きで、大学では作家ジェームズ・ジョイスに関する論文で博士号を取得した。その後、文学の准教授を経て作家に転身。セクシーな作風やエンターテイメント性たっぷりのストーリー展開に加え、文学者ならではの入念な時代考証と緻密に構成された文章が高く評価され、数々の賞を受賞している。現在、夫と息子とともにノースカロライナに暮らす。