mirabooks
弁護士のレイチェルは窃盗未遂で捕まった少年ニックを担当することになった。刑罰でない方法で更生させたいと意気込む彼女の前に、ニックの義兄ザックが現れる。弟の勾留に憤る血気盛んな彼は、“女弁護士”と罵って頭ごなしに責めてきた。そんな粗野な男だが、後見人として弟の面倒を見たいという優しい面も見せる。レイチェルは半信半疑ながらも彼の希望を支持し、審問で保護観察扱いを求めたが、判事の下した命令に思わず耳を疑った。今後2カ月間、彼女も共同後見人としてザックと共に少年を監視する役目を言い渡されたのだ!
-
- 頁数
- 288頁 / 文庫判
-
- 発行日
- 2011年01月15日
-
- 著者
- ノーラ・ロバーツ
-
- 訳者
- 如月れい
-
- 定価
- 817円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-91445-3
-
- 書籍番号
- MRB-445 (初版N-528)
-
モニター
弁護士であるレイチェルが窃盗未遂容疑で捕まったニックを担当するところから話が始まります。ニックの兄ザックとレイチェルの恋の行方だけでなく、ニックが問題を乗り越えてゆく様子やスタニスラスキー家の家族愛・兄弟愛など・・・読み応えがあって一気に読んでしまいました。なんといってもヒーローとヒロインがとても魅力的でした。ⅠとⅡは未読ですが、Ⅲから読んでも大丈夫でした。とは言っても家族が集まるシーンでは前回までの主人公達が出てきたので、すぐにでもⅠとⅡを読みたくなりました。
-
モニター
レイチェルは弁護士。最近、気の進まない事件の弁護を引き受けてしまった。依頼人は軽犯罪を繰り返している未成年のニック。世をすねている彼を更生させようと手を差し伸べる兄ザック。彼女はザックの手を借りながらニックの更生への手助けをする。そんな彼女に恋をするザック。ノーラ・ロバーツらしいほのぼのとした文章で描かれている。どこの国でも未成年の更生への道は難しいのだと痛感した。
-
モニター
スタニスラスキー家の三つ目のラブストーリー。今回は特に「家族」というものについての定義を改めて考えさせられました。そして「絆」「運命」といったことについても。そのすべてに宿っているのはやっぱり愛なんだなとつくづく感じ、今回もまた涙と鼻水をズルズルと流す結果となりました。
-
モニター
レイチェルの人柄がすごく素敵で、家族もあたたかく、どんな男性でもレイチェルに恋してしまうはず。ひょんな形で出会ったザックとの恋愛の仕方がとてもカッコいい。LOVEとLIKEの使い分けがすごい。
-
モニター
これから何が始まるのかしらと感じさせるプロローグ、強くてセクシーな弁護士レイチェルの恋が始まります。兄弟で同じ女性を好きになりギクシャクするザックとニック。ニックは更生できるのか、犯罪、家族、恋が絡んだ読みごたえがあるストーリーです。あわやという緊張感あふれる場面、そして最後の5ページはザックとレイチェルに思いがけない展開が。それは読んでのお楽しみです。
-
モニター
ヒロインのレイチェルは美人で優秀で正義感があり、気が強いけれど優しい女性で、あこがれてしまうような素敵なヒロインです。そんなレイチェルが出会ったのが、弁護を担当することになったニックの兄であるザック。物語の展開がおもしろくて一気に読めました。シリーズの他の作品も読んでみたくなりました。
-
モニター
ヒーロー・ヒロイン共に勝気な分、ストレートに向かい合い、官能的な部分も多かった。それ以上の見所がヒロインの家族スタニスラスキー家。ヒーローと作品のキーマンといえる彼の弟もその家族に惹かれ、三角関係や何度もケンカしぶつかり合いながら、少しずつ絆を深めていく過程がロマンスよりおもしろかった。第1話と第2話も読めば、スタニスラスキー家の人々・家族愛に惹かれること間違いなしですよ。
-
モニター
シリーズ第3作品目のレイチェルのお話です。このシリーズは好きです。今回は義兄弟同士の取り合い?みたいな感じですね。ヒロインとヒーローと弟の微妙な三角関係のお話です。ヒーローとヒロインがヒーローの義弟の保護観察についてお互いが気になっていって、ついでに弟もヒロインに思いを寄せるけど・・・内容は面白いですね。やっぱりノーラ・ロバーツは面白い。愛と憎しみと優しさと邪悪な考えが入り混じる・・・展開にどんどんはまって読んでしまいました。
〈スタニスラスキー・シリーズ〉第3話です。