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「スタニスラスキーだ。住人を代表して来た」突然オフィスに現れた男の居丈高な態度に、シドニーは面食らった。祖父から会社を継いだばかりなのに、早くも問題が持ち上がったようだ。聞けば、彼女の会社が所有するアパートメントが老朽化し、再三修繕を求めているのに回答がないという。寝耳に水の彼女は一方的に侮辱されて怒りを覚え、話もそこそこに相手を追い返した。だが、彼が訴えた言葉が耳から離れない。そのまま会社を出たシドニーの足は、くだんの物件へと向かっていた――彼の責任感と情熱を秘めた瞳に心動かされて。
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- 頁数
- 288頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2010年12月15日
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- 著者
- ノーラ・ロバーツ
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- 訳者
- 河相玲子
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- 定価
- 817円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送
予定日 - 2010年12月04日(予定)
- 発送
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- ISBN
- 978-4-596-91442-2
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- 書籍番号
- MRB-442 (初版N-460)
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- ミニ
シリーズ - スタニスラスキー家の物語
- ミニ
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モニター
賢くて優しく強くてとても勇気のある素敵なシドニー。ほんとうに愛おしいヒロインでした。そんなヒロイン像やハンサムで強くてセクシーなヒーロー像を描くノーラ・ロバーツが大好きです。そしてまたこの物語にも全編にちりばめられた熱い人間愛や、あたたかい家族愛に思わずうるうるしてしまいました。
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モニター
20年前の作品だが、色あせていなく新鮮さを感じました。スタニスラスキーⅠの人物も継続して登場しⅠもⅢ合わせて一気に読みたいと思います。亡命の詳細が緻密に描写されており、胸を打つ作品です。是非皆さんにも読んでいただきたい。
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モニター
約20年前の作品にもかかわらず、そんな事を感じさせない作品で、一気に読みました。美人で賢く、スタイルも良いとなれば、傲慢なヒロインを想像してしまいますが、繊細で離婚も経験しており、離婚原因は自分にあったのではと、自分自身を責めています。祖父からの遺言で会社を任され、慣れない仕事を一生懸命にしているところへ、ヒーローが乗り込んできます。
初めは反発しあっていた二人も、知り合うにつれて惹かれあっていきます。
でも、けっこう邪魔をする人がいて、読んでてイライラ(笑)。面白かったので、このシリーズの作品全て揃えたいです。 -
モニター
一生懸命奮闘するヒロインに頑張れ!!と言いたくなります。ヒーローも魅力的ですが人間ドラマの要素が印象に残る作品だと思いました。お金や地位があっても、幸せを感じられないヒロイン。ロマンスも素敵でしたが、ヒーローの家族が揃う場面が一番好きでした。嫉妬もしますが、ヒロインの成長を見守っているようなヒーローの愛に胸がジーンときました。心が温かくなる作品を求める方にはお薦めの一冊だと思います。
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モニター
お嬢様は自分とは違い、自分にない物を持っているワイルドな、こんな男性に惹かれてしまうという、王道といえる作品です。また、離婚を経験しているヒロインがストレートに自分の感情を表すヒーローに戸惑いながらも彼への思いを真摯に見つめようとする様が、もどかしくもありながらも、共感できました。
メリーランド州に育ち、1981年『アデリアはいま』でデビュー。以来、天性のストーリーテラーとして精力的に執筆を続ける。98年『マクレガーの花婿たち』で初めてNYタイムズのベストセラーリスト第1位に輝き、翌99年以降の作品はすべてランクイン。J・D・ロブ名義で書いたものも含め、160作以上のベストセラーを世に送り、総発行部数は4億部を超える。