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素晴らしきソフィー
ヒストリカル・ロマンスの祖といわれる伝説的作家の初邦訳作品。
19世紀のロンドン。適齢期を迎え伯母の家に預けられたソフィーは、当のリブンホール家が抱える数々の問題にすぐ気づいた。賭事三昧の伯父、詩人に恋する次女、憂い顔の次男も心配だが、実質的な家長である長男チャールズの専制君主ぶりは目に余る。家族中が彼を恐れているうえ、婚約者は究極のうるさ型で、結婚前から何かと口を出す彼女にはチャールズ自身も辟易しているらしい。このままではみんなが不幸になるわ――持ち前の機転で驚くべき救済計画を立て始めたソフィー。そんな彼女を待ち受ける、思いがけない素敵な結末とは?
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- 頁数
- 544頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2009年04月15日
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- 著者
- ジョージェット・ヘイヤー
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- 訳者
- 細郷妙子
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- 定価
- 985円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-91349-4
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- 書籍番号
- MRB-349
読者レビュー
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ソフィーが登場するまでの冒頭2章がだらだらと感じられ、少々先が不安でしたが、ソフィーが華々しく登場すると、この2章が読者を惹きつける重要な部分だと分かりました。ここからはリブンホール家の人達と一緒に、ソフィーの凄まじい行動力に圧倒されていきます。最後に彼女の思惑通りといかなくなったところではハラハラしました。
ソフィーの屈託がなく、誰にでも心安く優しい性格の一方で、物怖じせず堂々とした行動は、エネルギッシュでとても爽快です。正に「素晴らしきソフィー」です。
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1902年英国生まれ。74年に死去するまでに約60作の著作を発表。綿密な時代考証に基づき、リージェンシーをはじめ英国の歴史を舞台にした恋愛小説を多数著した。ロマンス小説家のほとんどが彼女の作品を愛読し、強い影響を受けたと語り、現代のヒストリカル・ロマンスの原型となった。機知に富んだ会話、個性豊かな人物造形は出色で、今でも世界中のファンの熱は冷めることがない。