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ヒューストンの名家の令嬢ダイアナ・フォスターは何不自由ない暮らしと愛情に恵まれて育ち、16歳を迎えて今まさに花開こうとしていた。優等生でいつも冷静な彼女を落ち着かない気持ちにさせるのは、友人宅の厩舎で働くコールだけ。大学生の彼はどこか陰があり、セクシーな魅力にあふれている。友人たちがこぞって彼に言い寄るなか、ダイアナだけは憧れを隠して友情を育んでいた。彼女の清らかさと優しさにコールが安らぎを見いだしているとも知らずに。だが、思いがけない事件が二人の友情を途絶えさせ、15年の時が流れて……。
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- 頁数
- 352頁
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- 発行日
- 2010年09月15日
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- 著者
- ジュディス・マクノート
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- 訳者
- 片桐ゆか
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-91428-6
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- 書籍番号
- MRB-428
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モニター
とても楽しみにしていたマクノート作品!上巻からぐいぐい惹きこまれます。ダイアナとコールの初々しい初恋の頃のせつなさ。ダイアナの家族との絆。ロマンスだけにとらわれない周囲の人々とのやりとりも魅力的。そして上巻のクライマックスは、ゴージャスでロマンティック!!下巻もすぐに読みたくてたまらなくなります!
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モニター
大好きな作家の一人。今回も心から楽しませてくれました。会話のおもしろさからくすくす笑いが止まらず、あっという間に上下巻を読み通してしまった。明るく上品で潔癖なヒロインが冷酷非情なヒーローの心を変えていくのがいいですね。波乱万丈でも最後はほほえましい。これがやっぱりロマンスの王道。初恋が実るというお話は大好きです。また周りの人たちが全員良い人ばっかりでよかったなあ。
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モニター
ヒロインのダイアナが14歳でコールと出会ってからの二年間と15年後の話なのですが、ダイアナは一を聞いて十を知るような聡明さと利発さを持ち、その上容姿端麗とくればやっかみたくもなりますが、エピソードを読み進めていくうちに人間的な弱さ、コンプレックスを押し隠し大事な人達を守る為にあえて強く装っているその姿に共感を覚えました。とにかく正直で潔いハンサムウーマンのダイアナとコールの信頼で結ばれた愛情と絆、ダイアナ家族の魅力的な面々が巻き起こす数々のエピソードと会話が面白く、我知らず大声を出して笑ったり、涙したり。理不尽な事件に巻き込まれたコールの最後の逆襲には大笑いしました。
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モニター
大好きなマクノート作品を、いち早く読むことができて大満足です。邦題も作品内容と合っていて、お気に入りとなりました。マクノート作品はヒーローとヒロインが、誤解からすれ違うことが多いのですが、この作品は、お互いに信じ合い、思いやる心に胸打たれました。ヒロインの義理の家族は、みんな個性的で心温かです。エピソード一つ一つにジーンときました。家族愛についても考えさせられる作品でした。
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モニター
どこか懐かしい感じのするお話です。
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モニター
切ないけれど心が温まる作品でした。ヒロインの家族がとても個性的で楽しませてくれます。金銭的にも、そして愛情にも恵まれて優等生のように育ったヒロインなので上巻は少し出来すぎた印象を受けるのですが下巻になると徐々に強さや弱さが見え、身近な存在に。下巻で語られた、継妹との過去のエピソードでは思わず泣き笑いし、ヒロインに恋に落ちてしまいました(笑)切ないロマンスだけど実は家族愛が一番印象的で最後まで気持ちよく楽しめます。
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モニター
マクノートさんの作品は初めて読んだのですがとってもおもしろかったです。なかでもこのあらすじを読んで、ピン!ときたかたには是非おすすめしたい。あと家族との会話もおもしろくておもわずふきだしてしまいますよ。
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モニター
裏表のないダイアナの優しさがとても気に入りました。そして、誰にもなびかず、事件以来、他人のことを信用しなくなったコールが、ダイアナに対してだけは表情を和らげたり、笑顔を見せたりするのが、たまらなくキューン! と来てしまいます。ダイアナの継祖母ローズは、辛辣な言葉を使う人ですが、その裏には思いやりが隠れていて、読んでいてハラハラしながらも気持ちのいいおばあさんでした。
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モニター
王道ロマンスと帯にかかれていたとおり、いつもジュディスの物語は素敵! 感動! 泣ける! です。かわいらしくてこんな風に素敵になりたいなぁと思わせるヒロイン(日本的でなくイギリスや外国風)昔ながらのお金持ちででも品がある美しさで、ヒーローは外観はセクシーで冷たそうでも一途、這い上がりトップにたつ!今回もそう、素敵な二人がすれちがったりウィットにとんだ会話をしたりをくりかえし、やきもきしながらの、最後は・・・おなじみの一途な心がとどいて・・・ですね(うっとり)翻訳されている順番で読んでも以前の主人公がでてきたりで楽しいし、これ一冊読んでもとってもたのしめる、まさにハーレクインのロマンスって感じで素敵! でした。
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モニター
人に語りたくない幼少時代を過ごしたことや、ある事件のせいで他人に対して心を開かないコール。そんな彼の傷つき冷え切っていた心が、ダイアナやダイアナ一家と接していくうちに癒され溶けていって、笑顔を見せる場面が増えていくのを見ていると、私もほんわりと幸せな気分になりました。コールとダイアナの間にあるゆるぎない信頼関係が心地よく、読後感最高の作品でした♪
ラジオ局や映画会社などに勤務したのち、1983年『言えないことば』で作家デビュー。85年に発表した『とまどう緑のまなざし』でベストセラーを記録し人気作家の仲間入りを果たす。以来、ヒストリカル・ロマンスとコンテンポラリー・ロマンス16作品を発表。総発行部数は3000万部を超え、ベストセラー作家として不動の地位を築いている。テキサス州ヒューストン在住。